概要
「夜麻みゆき」とは、日本の女性漫画家である。
デビューは『DQ4コママンガ劇場』から。
代表作は『レヴァリアース』、『幻想大陸』、『刻の大地』など。
これら三作は世界設定を共有しており、「オッツ・キイム三部作」と呼ばれている。
『刻の大地』の未完を以って漫画家業を引退したと思われていたが、『トリフィルファンタジア』で復帰しファンを喜ばせた。
次作『Kanon Texte』で連載復帰を図るが、序章にあたる『Kanon Texte/Opening』をもって打ち切り。作家活動の休止中にその腕はすっかり錆びついており、商業レベルに達しなくなっていた。
執筆を断念せざるを得なかった『Kanon Texte』への未練を残しつつ、作家業をなんとか継続させようと未完のままだった『刻の大地 塔の戦い編』のクラウドファウンディングを開始。
800万円という目標金額は、この手の漫画プロジェクトとしてはかなり多い(参考に『天体戦士サンレッド』の単行本化プロジェクトは120万円)。だが、往年のファン達が応え、目標の倍額近い1688万2000円で見事にプロジェクトを達成させた。
なお余剰部分は『塔の戦い編』を一般流通化させるための資金として夜麻みゆきが自腹を切った事で消えた。このせいで「赤字になるくらいなら執筆をやめろ」と父親に激怒されてしまう。
夜麻みゆきは両親を納得させるべくTwitterでありのままを打ち明けた。さらに読者に次回CF参加へのアンケートを募り、3000人近い読者がこれに反応を見せた。
父親の反発という予期せぬ事態を経て、説き伏せられたのかは不明だが、新章に向けての序章として『刻の大地 天秤の代理編』のCFを開始。募集金額は1200万に増えた。作者が「半分諦めかけていた」というように、CF参加は滞っていたが、プロジェクトの終盤に怒涛の申し込みが続き、1228万780円でプロジェクト達成となった。
主な作品
『レヴァリアース』
『幻想大陸』
『刻の大地』
『不思議の環~RIDDLE~
『KanonTexte/Opening』
外部リンク
『レヴァリアース』
『幻想大陸』
『刻の大地』
『不思議の環~RIDDLE~』
を無料公開中。
特に『刻の大地』はコミックス未収録作品が多く公開されている。