エメラダ
えめらだ
概要
メインキャラクターの中で最後の一人として登場する少女。
名前の由来はその美しい緑色の髪が由来。
最初はフェイたちと敵対する組織『教会』の探し求めていた「文明の遺産」として登場し、彼女をめぐる争奪戦となるが、最終的には教会側に奪われソラリスの宰相であるカレルレンのもとに届けられることになる。
その後、ソラリスを隠している障壁<ゲート>の解除のために訪れた、2000年前に滅亡したゼポイム文明の遺跡で、妨害のためにカレルレンとともにソラリス側の手駒としてクレスケンスに搭乗し、フェイたちに戦いを挑んでくる。
戦闘後は、エメラダの解析は完了したという理由であっさりと切り捨てられたため、フェイ達がクレスケンスごと回収した。目を覚ますと本来の人格を取り戻し、同時にフェイのことをキムと呼んで非常になつくようになった。
以後、フェイを父親のように慕い、共に戦っていくとこととなる。
見た目は10代を過ぎたばかりの少女だが、その正体はナノマシンの集合体による人工生物。そのため、初期の体重が96Kgと非常に重い。
出自
※ネタバレ注意
彼女はゼポイム文明時代末期に、フェイの前世である科学者キムが前世のエリィとともに作り上げたもので、キムのナノマシン技術の総決算というべき代物である。エメラダの容姿は、二人の遺伝子データのによるシミュレーションが元になっており、実質的に前世のフェイと前世のエリィとの娘でもある。
ゼポイム文明は機械に頼り過ぎた結果、病原に対する免疫が著しく低下し、平均寿命が30歳前後にまで縮んでしまう。さらに生殖能力も著しく落ちたため、ゼポイム人が子孫を残すことも非常に難しくなっていた。
キムがエメラダを製造したのは、こうしたゼポイムの現状を打破するためであり、原子レベルでの人体の再構成をおこない、人類がより長く繁栄できるための希望を生み出すためでもあった。
しかし、エリィとの融合を求めるミァンの画策により、二人の研究所に軍部が押し入り、冤罪によって二人を捕縛しようとする。エメラダを破壊されまいとしたエリィは、放射線実験室に兵を誘導して道連れにし、キムとエメラダの逃亡の手助けをする。
そしてキムは、エメラダを分解して施設ごと封印した。
以上の記憶は、物語終盤のゼポイム文明遺跡で見ることができ、このイベント度に、エメラダは10代後半ほどまで一気に成長を遂げることになる。
余談だが、成長前と成長後でファン層が割れるという、珍しい部類のキャラの一人でもある。