CV:置鮎龍太郎
概要
インドに新しく建設されたウパラ研究所の研究所長。通称「BB」
リーナ・バーンの父親で、研究に没頭するあまり身の回りの世話は娘に任せきりになっている。
優秀でプライドが高く、自分より賢い人間がとにかく嫌いな傲慢な性格。
人物像
軽口を交えつつ話す、シヴァ共同事業体所属の研究員。科学分野だけでなく神話や古典文学にも精通しており、ダンテやインド神話を頻繁に引用する。
劇中ではシヴァの管理するプラント施設ウパラに足しげく通い、ティルダ及び赤毛の警備員と行動を共にするケースが多い。
ティルダはウパラ地下の巨大隔壁(アーキタイプの原料の鉱脈)の開閉権限を持っており、赤毛の警備員はウパラ警備員に指示を出せるだけの立場にある。BBはそんな彼らに不躾な態度を取っており、シヴァ内部ではそれだけの権限を持っている可能性がある。実際、紅塵や芦原道幸、そしてオーソゴナルダイアゴナライザーといった本作の重要なファクターをかなり把握しており、特に芦原に対しては同僚の李博士曰く「ファン」と呼称されるほど。
家に帰れば娘であるリーナ・バーンに家事の一切を任せきりになっている。夕飯を待ってもらう時に「千年待って」と発言したことから、仕事以外はダメダメな部分も描写された。(リーナもリーナで百年までなら待ってあげる、と述べており、なんやかんや父親を甘やかしている様子)
活躍
第四話
初登場。シヴァ共同事業体の管理するインドの施設「ウパラ」の地下にて、エレベーターに乗って多数の警備員と共に到着。現場をデパート、自身をエレベーターガールに見立てた軽口の芝居を展開しながら施設の地下の穴へ通じる隔壁を開き、穴の底を覗き見て不気味な笑みを浮かべた。
この一連の行動についてはティルダの差し金であり、同僚(上司である可能性もある)の李博士やスティーブンからの許可は一切得ていないことが同話で判明している。
五話
地下施設の穴の中に設置された仮設階段を降りながら、同伴の警備員に対し地下の穴そのものを地獄、そこから涌き出る紅塵を不死の薬アムリタになぞらえた。
そして舞い散る紅塵を一粒つまみ、アーキタイプのフェーズαと呼び、安定して存在していることに感嘆する。つまりアーキタイプ=紅塵であり、BBをはじめとしたシヴァ研究員の面々はそれを把握していたことになる。
その直後、穴の底から這い出てきたサルンガを見て突如階段から逃走を始める。困惑する警備員に対して「俺があのばあさん(ティルダ)なら俺達を忘れて奴が出るのを阻止する」と説明して脱出を促した。彼の予想通りティルダは穴の中にいるBB達を無視して穴の隔壁を閉じ始めるも、BB一行は完全に閉じきる前に脱出に成功する。
六話
七話
余談
リーナはBBと肌の色が違う上、BBの妻は描写されていない。リーナは養子の可能性が存在する。
一応、リーナが母親譲りの肌で、彼女の誕生後に離婚した(もしくは何らかの形で母親が蒸発・死亡した)なら、リーナがBBの実子である説明はつく。 あるいは仕事か何かの関係で妻と別居中のBBにリーナがくっついていったのかもしれない。