CV:持月玲依
概要
サディア所属のKAN-SENで艦種は空母。サディアでは初めて実装された空母である。元ネタはイタリア海軍の正規空母アクィラ。
艦名は「鷲」を意味している。
穏やかな性格で、立ち振る舞いが優雅で兼備。性格が朗らか、自らの欠点や不足を積極的に補おうとする勉強熱心ではあるものの、いざ本番になるとちょっとした所で失敗してしまうドジっ子でもある。
余談
アクィラは元々は『ローマ』と言う船名の客船で、地中海に展開するロイヤルの空母“グロリアス”や“カレイジャス”に対抗する為に客船『アウグストゥス』(後の軽空母スパルヴィエロ)と共に空母に改装される事になった。
かつて日本では艦名を『アキラ』と言っていた。
これは昔の日本人には「クィ」を発音するのが難しかったからである。
時々『アキラ』がイタリア語の発音に準じていると宣う方が居られるが、イタリア語の発音に準じるなら“アクイラ”か“アクィラ”でなければおかしい。
なお中の人は何故か『アキラ』と発音している。
客船『ローマ』からの改装が進められたものの、資材不足に悩まされ結局イタリア降伏時点で進捗率およそ80%に留まり完成しなかった。
その後ナチス・ドイツに接収され艤装工事が進められたが、連合軍の空襲に遭い損傷を被り、果てはアクィラの船体がジェノヴァ港を閉塞する事を防ぐ為に“イタリア共同交戦海軍”の人間魚雷の攻撃に晒されて大破し自沈処分となった
驚いた事にアクィラとスパルヴィエロの改装計画が立てられるまで、イタリアは空母の必要性を全く認めていなかった。いや、この2隻の改装計画自体疑問視すらしていた。
地中海にイギリス海軍の空母が展開していなければ、アクィラはそもそも産声をあげる事すらできなかった事になる。
アクィラが空母ではなく軽空母であったなら完成していたかもしれないと考える人も居るが、そもそも資材不足に陥った理由がスパルヴィエロ共々『やることが‥やることが多過ぎる‥』状態だったからで、空母の建造も改装もやった事がない国が空母の開祖である国に対抗する為に仕方なく、しかも時間無いから取って付けた様に改装で行こうと決めた所でうまく行く訳が無い。お前らはあの伝説のカメラメーカー「ズノー光学」(やることが多すぎて命運賭けたカメラをポシャらした会社)かよ。
またアクィラ1隻なら大丈夫だったと考える人も居るが、そもそもイギリスの正規空母に対抗しなければならなかった訳だから1隻で大丈夫な訳無いのですよ。
ちなみにイタリア海軍が初めて保有した戦力としての正規空母は1985年(!)に就役したジュゼッペ・ガリバルディだったりする。