解説
アルター結晶体によって母諸共命を奪われた愛犬「絶影」の骸から、劉鳳が初めて創り出した自立型のアルター。
鋭さと静かを持ち、トリッキーかつその名通り「影すら絶える」ほど俊敏な動きに特化している。
青・白・紫をベースカラーとしており、『正義』『規律』『バランス』を想起させる+と-の意匠が、各形態にあしらわれている。
形態が進むほど精密な操作と攻撃が行えるようになるが、同時に劉鳳自身の負担も大きくなり、絶影へのダメージが大きくフィードバックされるようになる。
第一形態
両腕を拘束し、左半面を隠した白い人形のような姿。これは強すぎる力を劉鳳があえて封印した姿でもある。
襟元から垂れる二本の青い帯状の鞭を自在に操って敵を翻弄する。
第二形態(真・絶影)
腕の拘束を解き放った『真なる絶影』の名を冠する状態。
下半身が蛇のようになり、第一形態をはるかに凌ぐ超高速機動による戦闘が可能だが、劉鳳自身への負荷も大きい。
第一形態の鞭が変化した柔らかなる拳「列迅」の他、
両脇の下に剛なる左拳「臥竜」と剛なる右拳「伏竜」という武器があり、斬撃を行ったりミサイルのように発射して攻撃できる。
『拳』なのでロケットパンチと解釈できるが、何事をも切り裂く「剣」とも表現されている(DVD4巻付属冊子)。
第三形態
『他に何も要らない』と、抱き続けた信念と理想を極限まで渇望し、絶影と一体化した究極の姿。
自立型から融合装着型へと変化しており、全てを斬り裂く両肩の刃と全てを振り切る超スピードを獲得した。
刃は取り外して一体化させ、手にもって剣として振るうことも可能。
絶影・正義武装
漫画版における第三形態に該当し、カズマのハイブリットとは違いTV版(映画版)と見た目の差異はない。
エターナル・デボーテとs.CRY.edによって劉鳳とシェリスが一体化している。
必殺技は絶影刀龍断。後に合体せずとも使えるようになった。
融合装着形態
映画版(オルタレイションTAO)にてカズマのシェルブリットに殴り飛ばされた剛なる左拳「臥竜」を再構成し右腕に装備している。
第三形態の両肩の刃の片方を装備しているような見た目が特徴的。
シェルブリット(第一形態)と同じように光の輪によってアルターが右腕に取り付けられている。
シェルブリット(第二形態)との衝突で向こう側の門を開くことが出来ているため、能力的にはカズマのシェルブリットと遜色ないと思われる。
映画版で新規に追加されたシーンでの登場だったが、後の第三形態での融合装着の伏線ともなっている。