航空機に引っ張り上げてもらうため、気球自体に人を浮かべる力はない。
航空機側は機首のV字型フックで気球を捕らえ、引き上げる。
その後、気球とつながるワイヤーにフックを引っ掛け、機内に回収者を引き上げる。
安全なシステムのように思えるが、1982年にこの一度のみとはいえ首の骨を折る死亡事故を起こしている。
気球を捕らえるために一番狙われやすい一定の高度と速度を保ちつつ飛ぶ必要がある、ヘリの空中給油が可能になる等、このシステムの有用性が失われたために1996年に使用廃止。
007 サンダーボール作戦、グリーンベレー、the Unit、DARK NIGHT、METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER、METAL GEAR SOLID PEACE WALKER、Ace Combat Assault Horizon等の多くの作品に登場している。
余談ながらフルトン回収システムを考案したフルトン氏は蒸気船を発明したロバート・フルトン氏の子孫で、フルトンアーモリー社ではSOCOM Mark 14 Mod O EBRを製造していたりもする。