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イカナゴの編集履歴

2021-08-07 20:14:47 バージョン

イカナゴ

いかなご

『イカナゴ』は硬骨魚綱スズキ目イカナゴ科に分類される海水魚の総称。漢字表記は「玉筋魚」。

概要

別名:カマスゴ、オオナゴ、コウナゴ

硬骨魚綱スズキ目ワニギス亜目イカナゴ科イカナゴ属に属する海水魚の一種。


名は「糸のように細長い小魚」という古語に由来する。


沖縄県を除く日本各地/朝鮮半島や東シナ海などの内湾や浅海に広く分布する。体は細長く、円筒形で、頭は尖る。側線は背鰭に沿って背側を走り尾柄で終わる。は微細で円鱗。腹面近くの体側に、後下方へ向かう多数の皮膚のひだがあるのが特徴である。背鰭や臀鰭は基底が長く、すべて軟条で支えられている。腹鰭はない。大きさは北海道地方では全長25cmになるが、その他の地方では15cm内外。底層が砂質や砂礫質の水域に棲む。


産卵期は北海道では3~5月、その他では12月から翌年1月である。産卵盛期の水温は15℃前後であるが、九州ではこれよりも2℃高く、青森県や北海道では10℃以下である。産卵開始期は、同じ海域でも年によって1か月ぐらい変化があり、水温が早く低下する年は早い。産卵は水深20~30メートルの砂地でなされる。成熟卵は黄色く直径0.7㎜前後で、産み出されるとただちに他物に粘着する。1尾の抱卵数は2000~数千粒で、受精後10日余りで孵化する。卵黄がなくなると主にコペポーダを食べ、全長3.5cmぐらいに成長するまで浮遊生活をする。このころは光に集まる習性があるので、それを狙って夜間の漁業が行われる。しかし、その後は昼間は浮遊生活、夜間は砂の中に潜る。5月ごろまでに餌を十分にとって8cmぐらいに成長し、脂肪を体内に蓄え、水温が19℃以上になると、砂の中に4cmぐらい潜って夏眠する。夏眠は水温が18℃以下になる秋まで続き、この間は殆ど餌を取らない。その後は、昼は浮遊生活、夜は底生生活をする。生後1年で9cmぐらいになり、成熟して産卵する。体長は普通2年で12cm前後、3年で15cmぐらいになる。


関連タグ

 スズキ目 ワニギス亜目


外部リンク

イカナゴ - Wikipedia

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