概要
葵渚氏原作のR-18メディアミックス作品群。同氏著の原作漫画、山口陽氏によるの小説版、ピンクパイナップル社製作のOVA、無垢製作の実写AVがそれぞれ展開されている。
内容は銀髪褐色の美少女・リリアナさんと主人公の様々なシチュと甘々なプレイをテーマにした実用性特化型の成人向けラブコメ漫画。原作漫画は不定期連載かつ1話数ページ形式で全話全編フルカラーで雑誌掲載され、掲載の度に世の褐色美少女愛好家たちを唸らせた。
小説版は山口陽氏による本文と、葵渚氏による描き下ろし挿絵からなる完全新規エピソード。原作漫画ではページ数の都合上殆ど描かれることが無かった日常風景等も描かれている。現在2巻まで出版されている。
OVAは原作各話をオムニバス形式で纏めつつも、達也とリリアナさんの出会いや、恋人同士になるまでの過程を描いた日常描写を新たに追加した『我が家のリリアナさん THE ANIMATION』と、『となりの家のアネットさん』とのセルフクロスオーバー回を映像化した『アネットさんとリリアナさん THE ANIMATION』の計2作が発表されている。「主人公になってリリアナさんとイチャイチャしたい!」というファン向けに男性ボイス・BGMのオン/オフ機能も搭載。
いずれも、西川鷹司氏や小原和大氏といったアダルトアニメ界の実力派クリエイターによる渾身の一作。是非、実際に手に取って艶めく“褐色”×揺れる“爆乳”×そして“いちゃラブ”!を体感して欲しい。
受難の名作?
『となりの家のアネットさん』と『我が家のリリアナさん』は"とある大人の事情"により、三社三誌を作者と共に渡り歩いた稀有な作品である※。
また、決して少なくない固定ファンがいるとは言え、掲載はフルカラーで一話あたり数ページの不定期連載のみであることから、雑誌の別冊付録として過去作がまとめられたり、フランス書院から前述の小説版が出る事はあっても、初出の複雑さも相まって単行本化は(『アネットさん』の方に電子書籍化されていない回があることもあって)期待されつつも極めて困難と思われてきた。
ところが、2019年12月後半に全話+描き下ろしエピソード+グッズ・OVA・企画関連イラスト+関係者と有名作家陣による寄稿をまとめた「全頁フルカラー単行本『アネットさんとリリアナさん』2020年3月31日発売」の情報が公開され、単行本化を待ち望んでいたファンは歓喜に沸く事となった。
しかも受注生産である初回限定BOXは『姉妹以外の漫画作品をまとめた小冊子』に抱き枕カバー二種と描き下ろし色紙、そしてそれらの収納BOXが付くというファン垂涎の豪華仕様であった。
単行本自体もB5サイズのハードカバー仕様という高級感漂うものとなっている。
後に収録内容と全頁フルカラーはそのままで、表紙を新たに描き下ろしたA5サイズ単行本『アネットさんとリリアナさん~Standard Edition~』も発売。こちらも限定版が発売され、特殊加工を施した特別仕様単行本・特別編集版OVA・描き下ろし収納BOXがセットになっている。
※"騒動"により雑誌を渡り歩いた作家は他にもいるが連載中の作品ごと三誌というのは、一話完結のスタイルであったからではあるものの珍しいケース。
石恵氏も三社を渡り歩いたが、連載中作品は二誌で済んでいる。尚、両氏はフルカラー主体で単行本化困難とファンから見なされていたという共通点がある。
あらすじ
平凡な日常を送っていた主人公・達也は、ある日、エキゾチックな雰囲気を纏う褐色美女・リリアナさんに出会う。行き倒れていた彼女を放っておくことが出来ず、不思議な同棲生活がスタートする。
登場人物
演:疾風はる(決戦アリーナ) / 秋本ねりね(OVA) / 水川スミレ(実写版)
日本にいる姉を訪ねて来日したが、路頭に迷って行き倒れていた(OVA版では電化街の路地裏の奥の吹き溜まりで全裸にボロきれ一枚でホームレス生活をしていた)ところを主人公・達也に助けられて同棲生活に至る。
一緒に過ごす日々の中、見ず知らずの自分に優しく接してくれる達也の人柄に惹かれていく。
基本は誘い受けだが肉食系でもあるようで、熱が入ってくると「攻め気味」になる。
- 達也
CV:大海原渉
主人公。平凡な日々を送っていたが、リリアナさんと出会ったことでそれまでの日常が(主に性的な意味で)変わり始める。中性的な顔立ちの、比較的整った容姿の美青年。
行き倒れていたリリアナさんを助け、行き場のない彼女を純粋な良心で自宅に住まわせるなど、かなりのお人好し。一方、性欲も人並みにあるようで、リリアナさんと晴れて恋中となってからは毎晩様々なプレイを要望しながら激しく求め合っている。
関連タグ
R-18 エロ漫画 オリジナル漫画 ラブコメ 愛のあるセックス
となりの家のアネットさん / アネットさん・・・リリアナさんの実の姉が主役を務めている、文字通りの姉妹作