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注・この記事はキャラクター出生に関する重大なネタバレが含まれます。非ネタバレ記事はネイにて。













概要編集

セガ開発のメガドライブ用RPGファンタシースターⅡに登場するキャラクター。プロローグから登場する亜人の少女ネイのもう一つの呼称である。


解説編集

惑星モタビアを襲った異常気象とバイオモンスター氾濫の原因を探る主人公達は、気象を調整する施設アメダスの最上階でネイ・ファースト(以下ファースト)と名乗る女性に遭遇。ネイに瓜二つな彼女は人間達への復讐としてバイオモンスター達を世に放った事を吐露した後、ネイとの関係を打ち明ける。


かつてファーストの中には、復讐を拒むもう一つのネイがいたと言う。それはやがて本体と相容れぬ存在となり、分裂してしまう。その二つめの人格、ネイ・セカンドこそが主人公に保護されたネイであった。


姉妹の行く末編集

姉の暴走を何とかして止めたいネイ・セカンド(以下セカンド)だが、母体であるファーストを倒す事はそこから分離した自身も死に至らしめる事を意味していた。プレイヤー視点ではここでファーストの挑発に対し逡巡するような選択肢が現れ、戦いを決意する答えを選ぶとネイ同士の1対1の戦闘が始まる。力及ばず敗れると今際の言葉で、自分達のような存在を2度と造らないと約束するよう主人公に乞い、この世界の平和と人々の幸福を願いながらセカンドは息を引き取る。


遺された者達による敵討ちの後、ファーストの制御から解放されたエネルギーが急激に流れ込んだアメダスは動作異常を起こして過剰量の吐水を開始。モタビアは水没という新たな危機を迎える。ひとまず街に戻った主人公達は総督への報告より先にセカンド蘇生のためクローン・ラボへ直行するが、クローン技師によれば彼女を構成する人間以外の部分が破壊し尽くされているため、蘇生は絶対に不可能と告げられる。技師は義妹を喪った主人公を気遣う言葉と共に、短い生涯を懸命に生きた彼女をこの地で安らかに眠らせるよう呼びかける。


この場面を最後にキャラクターとしてのネイは舞台から降りるが、その後もある概念としてネイと言う単語は作中や続編で登場し続ける。


余談編集

  • 人間と掛け合わされた動物の遺伝子には猫科のそれが含まれているらしく、主人公と出会う前のセカンドを描いた派生作品『ファンタシースターⅡテキストアドベンチャー』のネイ編にてマタタビの草で喜びだす場面がある。
  • ファーストとの1対1の戦いは所謂負けイベントとして調整されているが、育成状況次第では勝利する事も可能。しかし上述した通り母体を亡くして生き続ける事は出来ず、通常と異なるセリフを遺してセカンドは逝ってしまう。因みに討伐時の報酬は1112経験値、1111メセタとなっている。
  • 続編『千年紀の終りに』発売から約2年後に、本編より3年前の出来事を描くドラマCD『封じられし記憶』が発売されている。セカンド最期の願いも虚しく、彼女の死後もネイの研究は続けられていた事が明かされており、ゲーム中ではほぼ触れられなかったその研究内容を補完するシナリオとなっている。主役として登場する亜人のネイタイプNM-1153は劇中「ネイタイプは子をなす事が出来ず、寿命はもって3〜4年程度だが、人間と同じように生きて行ける種が生まれるよう研究が続けられている」という旨を語っている。尚、上述NM-1153と、回想シーンで対峙するファーストとセカンドの三役を三石琴乃が演じ分けている。また、彼女と同じ出自を持つキャラクターNM-2011が登場する。
  • セガエイジス2500シリーズのリメイク版『PHANTASY STAR GENERATION 2』では、セカンドの生存シナリオが用意されている。

関連タグ編集

還らざる時の終わりに ネイ ネイ・ファースト ニューマン

表記揺れ→ネイセカンド

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