概要
カドカワ銀のさじシリーズから出版されているはやみねかおるによる小説。
武蔵虹北高校で起こる、〝シンクロ〟から高校生たちが世界を救う物語。
登場人物
真野萌奈美
ドジっ娘の大飯喰らい。未来を良い方向にも悪い方向にも変えることのできる不確定要素。
「ミス武蔵虹北」と呼ばれる。〝本人は武蔵虹北高校一の美少女〟と勘違いしているが、〝武蔵虹北高校一ミスが多いドジっ娘〟という意味。(3巻でクラッシャーモナミの異名を持つことが発覚。)
名前はフランス語の「mon ami(私の友達)」に由来しており、父親が名付けた。
もし男子だった場合は祖父が考えた「友蔵」になる予定だったらしい。
丸井丸男
モナミの認識では忍者。山に住む斜天の一族で、異名は斜天の丸。重度のシスコン。
シンクロが起こると、妹・丸美の命令で山から下りてくる。丸美は、サキミという未来透視の能力を持つ。
ミカヅキという手裏剣のような武器を持っている。
自分の声を変幻自在に操ることができ、作中ではモナミやその弟である智希の声でしゃべっているシーンがある。
ちなみに、モナミに教えた連絡先の名義は「〇井〇男」。伏字になってない。
権田原大造
ナルシストで自分の名前を認めようとしない。自分のことを「Mic」と呼ぶよう主張し、発音にもこだわるが、周りからは「ナル造」と呼ばれている。
モナミのことは「モナミン」と呼び、仲良くするがその正体は・・・・・・
神田川永遠
別名マッドサイエンティスト永遠。
入学して2か月で部長になったという才女。授業はあまり出ず、日々おもしろいことを探し求めている。
トレードマークは、生まれてから一度も切ってないと噂される黒髪と白衣。
桐野瑠菜
モナミの親友。
家から持ってくる弁当だけでは足りないモナミのために、毎日弁当を作ってくれる。
流れるようなストレートの黒髪に、派手な目鼻立ち。性格は四角四面。
丸男が好き。
「モナミは宇宙を終わらせる?」では、重要なキーマンとなる。
作中用語
シンクロ
シンクロとは、身近に起きたことが世界の大事件になってしまうこと。
不確定要素・真野萌奈美を中心に起きる。
起きる時間にはズレがあり、早い時は同時。
丸男は、バタフライ効果を話し始める。が、神田川永遠は
「シンクロは人間のストレスだ」
と述べている。そのストレスとは、力を持たない多くの者が感じているものとのこと。
世界でどれだけのシンクロが起こっているかは、不明。
サキミ
丸男の妹、丸美が持っている能力。
未来のことが見える千里眼にも似た能力。
同じような能力は「時見」などという名称で「都会のトム&ソーヤ」などにも登場している。
丸美は言葉をしゃべることができず、「代わりにサキミの能力を授かった」と一族の間では言われているが、他作品での描写を見る限り、何かの代償として能力を得るわけではないらしい。
作品
モナミは世界を終わらせる?
モナミは宇宙を終わらせる?We are not alone!
モナミは時間を終わらせる?Time waits for no one!