概要
「裏世界ラボ」にて投稿されているシリーズのひとつで、闇金会社を経営している人物・槙野と、同業者や債務者などを通して闇金や金融機関のシステムなどを解説している。
登場人物
槙野(まきの)
物語の主人公で闇金業者。債務者を「屑」と呼び、法外な利息で貸し付けている上に強引な取り立てをしており、時にはグレーゾーンな事も平然と行っている。取り立てには容赦ない一方で、債務者が棄てた子供の施設の手続きをしたり、後述の林田の将来を案じているなど、一応人並みの情は持っている。元々顔は美男子の部類にあたるが、本人からしたら闇金業者っぽくないと、「闇金ウシジマくん」の丑嶋馨をリスペクトして髭と伊達メガネをしている。
仮想通貨などの類は数字だけで現実味がないとの理由から興味が全く無く、仮想通貨絡みで借金を申し込む輩に対しても、闇金にまで金を借りる奴らは返済する見込みが全く無いと断るようにしている。
林田(はやしだ)
槙野の助手。容姿端麗な上に金融業などの知識にかけては槙野より豊富で、時には彼女の提案を下に新たな事業を手がけている。かつては両親が槙野から金を借りた際に連帯保証人になった結果、両親に棄てられ、風俗に堕として返済させようかとも考えていたが、彼女の知識を高く評価して働かせる形で返済させる事にした過去を持ち、既に返済は終了しており、槙野も裏社会から足を洗って新たな人生を送ってもらいたいと思っているが、棄てた両親の行方を知りたい彼女からの願いで助手として置いている。V系バンドのヴォーカルで活動していた事があり、その頃の衣装を着ている。
コラボ編
今までヤクザにみかじめ料を払うのが嫌で、法律上払う義務はないと事務所を度々変えていたが、回転組の岡本に居場所を知られて支払わされそうになり、幼馴染でヤクザの小塚に相談し、今川組の牧村を紹介される。牧村の武勇伝は噂に聞いていたが、ヤクザらしくないのと、牧村がバックに着いてくれる事もあり回転組の件を解決してくれた事に感謝、そして牧村からの相談を聞いて太いパイプができたと了承する。
のちに牧村より亘津の件について相談を受け、偶然にも亘津が闇金業者の間でも至る所で借りては美音に押しつけて逃げる曲者で要注意人物としてマークしていた事から、牧村から美音の借金と闇金業者から借りた計560万円に200万円を加えた金額で亘津を買い取り、『けじめ』を取らせるべく『商品』として酷使する。