中国神話や『山海経』で言及される神々の一柱。
五帝の1人で、少昊と共に西方の極の一万二千里の地を司る神で、少昊の弟とも子供ともいわれており、『山海経』の記述では崑崙山よりも西にある泑山(ゆうざん)という太陽の沈む山を司っていたともいわれ、沈む夕日が紅い事から“紅光”という別名で呼ばれる事もあるとされる。
西海を司る神であるといわれているほか、五行思想の考え方から金神にして秋を司り、秋の収穫の神ともされている。
また白虎ともされる事もあり、人面白髪で虎の爪を持ち鉞を携えているといわれているほか、『山海経』に記述では左耳に蛇が出ており、二頭の龍に乗っているとされている。
死神としての性格も持ち合わせており、天の刑罰神としての側面があるともいわれている。