概要
経歴
いつもつるんでいる吉井と共に夏に買って余った花火を裏山で遊ぼうと父親のライターを勝手に拝借し、水を入れたバケツも準備せずに吉井と花火を楽しみ、その後花火のごみを「ほっときゃいいよ こんな山どうせ誰も来ねえんだし」とそのまま放置して帰宅するも、それが原因で裏山を東京ドーム3個分の火の海にした挙句、10時間以上も燃え続けた末に一軒家に住んでいた70代の女性を死亡させてしまうという被害を出してしまい、数日後に罵辺留警察署の関係者によって連行される。その後14歳未満だったため、逮捕はされなかったものの、森林法違反重過失失火罪及び重過失致死罪による重罪に課せられ、後に一緒に遊んでいた吉井と共に家庭裁判所で少年審判を受けて保護観察処分となり、さらに亡くなった女性の遺族からの賠償金5500万円と燃えた山の所有者である罵辺留市からの1000万円、合わせて6500万円の支払いが命じられてしまい、結果として近所や学校で白い目を見られる生活を送ることとなる。
父について
笠原連自身も「人が死ぬってそんだけでかいことなんだ・・・一生かけて償わなきゃいけないことを俺はやらかしちまった・・・」と非常に後悔し、父親に謝罪したが、父からは責められず、むしろ「俺たちもちゃんとお前のことを見守るべきだったよ」と自分自身を責める姿を目の当たりにする事となる。
賠償金に嘆いたり責任の擦り合い、あるいは息子自体を切り捨てようとするのではなく不良息子を野放しにした自分自身の非を認めている時点で当作品の加害者家族の中では善人かつ常識人部類に入るだろう。
(野放しにする時点で悪いのは確かだが中学生なのに人が死ぬ事件にまで発展するなど夢にも思わないのが普通である。連自身が常識をはるかに越えた馬鹿なのが悪いと考えるべきである。)