概要
1.原作エピソード&アニメ版に登場する女の子の人形(CV:田村ゆかり)。しゃべれないが意思はあり、彼女のモノローグが所々に出てくる。
元々は18世紀ヨーロッパのとある貴族が誕生祝いに作らせた人形らしいが、子供は重い病気にかかるわ、川で溺れるわ、夫婦仲は険悪になるわ、果ては夫(アル中)がうっかりランプを倒して家が全焼するわと災難だらけだったとか。
その後も行く先々で所有者に災いをもたらしてきた呪いの人形だったが、道ばたに捨てられていたのをひろしが持ち帰ってきたことでジャーク自身が災難に遭いまくった。
まず夜中に画鋲をばらまいて踏んづけさせようとするが、トイレに起きてきたしんちゃんが三輪車でやって来たので失敗。しかもスカートの中を見られるわ(人形だからかノーパンらしい)、ケツだけ星人させられるわ、しかもしり丸出しのまま放置されるわでのっけからジャークの災難3連発。
ならばと不思議な力でみさえとひろしをグロッキー状態&険悪にさせるジャークだったが、一触即発になったところでひまわりが現れこれも失敗。しかも彼女に振り回されて3回も床にぶつけられ、そのまま放り投げられて壁に激突した結果、人形のくせにたんこぶができた。これで4回目。
(ジャーク:赤ん坊はキライだ……💧💢)
今度はひまわりを操って縁側から落とそうとするが、ひまわりはしんちゃんに180度ターンさせられたので事なきを得た。そしてそのままジャークはひまわりに顔を踏まれ(しかもなぜかしんちゃんがご機嫌でこいつの上でお尻フリフリ)、挙げ句にはアクション仮面人形の敵役としてバーコードヘア(アンジェラ小梅カット)にされ(ついでにヒゲも描かれた)、ワンピースも脱がされて昔ながらの中高年オヤジのような格好に。
ついにブチキレたジャークは最終兵器として「皆殺しボンバー(両腕をぐるぐる回転させながら突撃)」を繰り出すが、アクションキックでひまわりのオムツ(使用済み)に顔を突っ込んでしまい敗北。ジャーク自身も「捨ててくれ…もうこの家やだ~……💧」と嘆くアリサマであった。
2.映画「暗黒タマタマ大追跡」の
1000年以上前に、珠黄泉族の霊能者に騙されて悪事を働いた魔人。後に珠由良・珠黄泉両族の手によって霊能者と共に倒され埴輪に封印された。
凄まじい魔力を有しており、「どんな兵器より強い」「(復活すれば)世界は恐怖と闇に包まれる」と言われている。
本作品ではこのジャークを巡り、野原家+珠由良族と珠黄泉族の争奪戦が行われた。
埴輪から封印を解くためには珠由良・珠黄泉両族の持つ光る球体が必要だが、珠由良族のタマはひまわりが飲み込んでしまい、これがきっかけでひまわりが珠黄泉族に狙われる羽目となった。
その後、ひまわりからタマは無事に出てきて、珠由良のメンバーは珠黄泉族との決戦にも勝利し、封印が解かれる事を免れた。
かに思われたが…
しんのすけ「これで、でめたしでめたしだよねぇ!」
ひろし「逆だろ!!」
みさえ「何聞いてたんだぁ!?」
なんとしんのすけは、埴輪にタマを入れる事ですべてが終わると勘違いしていて、ひまわりと共に埴輪にタマをはめてしまった。
そしてついにジャークは1000年ぶりに封印が解かれる。
「私を呼んだのはお前たちか!?」
ついに姿を現したジャーク、ヘクソンは彼に問う。
「お前の力を借りたい!」
ヘクソンが嘘を言って、力を貰おうとしたとき…
「もうちょっとやっだ~!信じられな~い!」
なんと、出てきたジャークはオカマと化していた…(本人曰く「1000年以上もタマを取られていた為に、オカマになった」)らしい。
ヘクソンを見た途端、彼が自分をだまして悪行をやらせた者にそっくりだったらしく、彼の力になる事を拒んだ。
さらに、魔人の賞味期限?も1996年12月31日で切れていた上に、残った魔力も埴輪から出てくる際に全部使ってしまい、もはやただのオカマでしかなくなった(これを聞いたへクソンは顔を歪める程の怒りを見せ、ナカムレは「アホらし」と脱力してしまう)。
その後、行く当てもなかった為か、ローズらに誘われて彼らの店で働くことになった。(エンディングにて楽しくやっている様子が描かれている。)
余談
原作コミックとTVアニメの『クレヨンしんちゃん』で同名のキャラクターが登場しているが、あちらは呪いの人形という設定である。