無気力(タルるート)
むきつとむ
無気力とは漫画作品『まじかる☆タルるートくん』に登場するキャラクターのことである。
概要
本編の副主人公である本丸と同じクラスに属している、その名の通り無気力そのものな少年。
クラスメイトですら気付かない程に存在感が薄く、更に極めて無口及び根暗であり、言葉を喋った事すらない。
同じクラスの原子からは『下の名前が同じ力(つとむ)であること』をとても嫌がられており、本丸たちからはムッキーと呼ばれている。
本丸がタルるートの魔法によって良い方に変わっていった人物とするなら、無気力はそれとは正反対に悪い方に変わっていった人物と言える。
母親に甘やかされて育った影響もあり、名前通りにあらゆる事に対しても無気力であり、歩行どころか『自分が使ったトイレを流す』といった日常生活レベルの事ですら自力でやろうとしない。
更に言うと食べて飲み込まないと効果を発揮しないタルるートのアイテムですら咀嚼をタルるートにやらせるという有様であった。
自分から関わらなければに特に害はないのだが、その本質は極めて陰湿にして最低最悪、そして卑屈で執念深いという危険な考えの持ち主であり自分が弱者であることを盾やダシにして、他人を平気で利用する。
本丸やタルるートと関わってからは、タルるートの無邪気さや良心に付けこんで彼を利用する。
そしてタルるートの魔法やアイテムによって有利になると威張り出して調子に乗るが、それらの効果がきれると弱者を演じて命乞いならぬ許し乞いを行う。
そのため、本丸や原子といったクラスメイト達からはとても嫌悪されているが、極端なお人よしである伊代菜だけは彼に対して好意的である。
そして本丸と同じく無気力もまた伊代菜に好意を寄せているのだが自分から積極的に行動に移す本丸に対し、無気力は行動に移したことは皆無である。