りおん(半妖の夜叉姫)

りおん

りおんとは、『半妖の夜叉姫』の登場人物である。

概要

西の大妖怪・麒麟丸の娘。是露の姪に当たる。

緑色の瞳に赤髪のショートヘアが特徴の幻想的な容姿の少女で、人外の証として両側頭部に獣のような茶色の耳が備わっている。

600年前、何者かに殺害されたことにより、彼女の死を悲しむ父・麒麟丸から霊魂を封じ込めた土偶を産霊山の結界に封じられていた。が、吸妖魂の根を求めて山を訪れたもろはと会い、霊魂の姿のまま、父・麒麟丸の黙認のもと3人の夜叉姫との邂逅によって覚醒、とわに麒麟丸が恐れる唯一の武器・星斬りの笛を引き渡した。

彼女自身、父・麒麟丸が放った夢の胡蝶の呪いによって死後600年にわたって産霊山に幽閉されつづけていたが、父からの呪縛から望んだことにより、せつなが麒麟丸とりおんをつなぐ赤い糸の一本を夢の胡蝶ごと断ち切り土偶を基に蘇生、くしくもそれは裏陶の手によって甦らされた桔梗の蘇生と酷似していた。

産霊山から逃げ出したりおんは、とわにより理玖にかくまわれるのだった。