CV:日髙のり子
概要
『犬夜叉』に登場する御神木。戦国時代は小高い丘の上に、現代では日暮神社の境内に生えており、しめ縄が供えられ、崇められている。
かつて犬夜叉が桔梗によって封印された樹であり、異なる時代を繋ぐ「骨喰いの井戸」の素材にもなった。この樹に封印の矢で妖怪を封印すると、時間が経つに連れて妖怪の体は朽ち果ててしまい永遠に復活が出来なくなってしまうらしい。
『半妖の夜叉姫』においては、樹の意思である精霊が存在することが発覚し、かつて自らを矢で射た桔梗の霊力を帯びていたことから、他人とコミュニケーションをとる際には彼女の姿を一種のアバターとして用いている。
ただし、単に桔梗の姿を模しているだけで性格などは本人と異なる。
根の首を騙して令和から戦国時代に戻ってきたとわ、せつな、もろはたちの前に姿を現し、彼女たちに「夜叉姫」という呼び名を与えたうえで、時代に仇なす麒麟丸、および殺生丸の討伐を依頼、もろはには相応の報酬を要求されるが、せつなととわの姉妹には断られた。
幹の内部にはとわ・せつな姉妹の母・りんが是露によって施された銀鱗の呪いを遅らせる目的でコールドスリープ状態で殺生丸の手により封じられており、その様子を定期的に確認している。また、側にはせつなから夢を奪った夢の胡蝶も留まっているなど、夜叉姫たちには全ての真相を話していない。
せつなが”所縁の断ち切り”を手に入れたことを知った時代樹の精霊は、銀鱗の呪いにより是露とりんの間につながれた赤い糸を、”所縁の断ち切り”だけが赤い糸を断ち切ることができると3人の夜叉姫に教えている。
尚、夜叉姫達は精霊に姿を利用されている巫女が父達と深い関わりを持っていた人物である事は知らず、殺生丸達が子細を伝えている描写も特に無い。
戦いが終結した後、精霊は満足した様に人知れず消えていった。