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銀鱗の呪い

ぎんりんののろい

「銀鱗の呪い」とは、アニメ『半妖の夜叉姫』に登場する呪詛、および同作の第27話サブタイトル。
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概要編集

対象に小さな銀色の鱗を付着させることで発動する呪いで、この鱗は被術者の身体を侵食していき、やがて全身を覆いつくし死に至らしめる。

解除方法は「術者による自発的な解除」あるいは「術者の殺害」と至って単純。


作中では、とわせつなを産んだばかりのりん(当時18歳)が是露によってこの呪いをかけられてしまう。

さらに是露は、自分とりんを見えざる赤い糸で繋げて縁を結ぶことで命を連動させる術を重ねがけすることで、仮に自分の死によって呪いを解いたとしても、結局りんは死ぬという悪辣な仕掛けを施した。

単純にりんを害するのではなく呪いという回りくどい手段を使った理由は、呪いの解除と引き換えに夜叉姫たちの居場所を吐かせるという目的を果たすため、そして十六夜の件で「妖怪と結ばれた人間」を憎むがゆえの「一瞬で美しく命を散らすのではなく、時間をかけて醜く朽ち果ててしまえ」という個人的な八つ当たりである。


これに対し、是露の本命の標的である子供たちを守るためにりんは自決を図るが、殺生丸たちには即座に止められ、さらに呪いが効力を発し始めたために昏睡状態に陥り、やむを得ず時代樹に封印して呪いの進行を食い止めることになった。

しかし、その4年後の森の火事の時点で単なる封印では呪いの進行を抑えきれなくなっており、さらなる対抗手段として夢の胡蝶をせつなに取りつかせ、彼女の夢をりんに供給することで深い眠りにつかせるという苦肉の策をとることになった。


呪いの影響編集

これらの事情により、殺生丸は是露を殺すことも殺させることもできなくなってしまった。

加えて、彼女が次の標的にするであろう3人目の夜叉姫の親である犬夜叉日暮かごめには是露を倒しうる力があるが、りんの事情を伝えた場合手を出せず共倒れになる恐れがあった。

そのため、あえて麒麟丸に協力し、娘を逃した直後の犬夜叉とかごめを襲い、どさくさに紛れて摘出した黒真珠の中に二人を封印して無力化すると同時に、是露が手出しできないよう工作した。

以降、殺生丸は呪いが解けるまで是露を生かしたまま見張り続けており、是露がせつなとの戦いで死亡した際には、天生牙で是露を蘇生している。


関連タグ編集

半妖の夜叉姫

是露 りん(犬夜叉)

呪詛

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