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パワポケ6の編集履歴

2021-11-10 00:05:23 バージョン

パワポケ6

ぱわぽけろく

2003年12月4日にコナミから発売されたゲームボーイアドバンス用のゲームソフトである。パワプロクンポケットシリーズの6作目にあたる。キャッチコピーは「おもしろゲームがどっさり!」。

概要

本作のサクセスは「未来から来た男 町工場社会人野球編」と「謎のしあわせ島編」2つのシナリオが収録されている。


ゲームシステムでは、「未来から来た男 町工場社会人野球編」は従来の作品の「表サクセス」、「謎のしあわせ島編」は従来の作品の「裏サクセス」と同じように扱いだが、従来の作品と異なり2シナリオともパワポケシリーズの正史にも組み込まれている[1]ため、後の作品と書籍表記では「謎のしあわせ島編」が「裏サクセス」ではなく、「もう一つのサクセス」「しあわせ島編」などと表記している場合もある。


未来から来た男 町工場社会人野球編

6主

あらすじ

将来、重要な発明をする事になる町工場「和桐製作所」が、未来からやってきた時間犯罪者の手により潰されようとしていた。和桐製作所が潰れてしまうと、その後の未来に大きな影響が発生する。未来への影響を防ぐため、タイムパトロールの主人公は和桐製作所に潜入捜査を開始する。工場が倒産しないように仕事を支えつつ(野球部でも活動し)、時間犯罪者捜しを始める。


和桐バブルス


主人公(しゅじんこう)

未来からやってきたタイムパトロールの隊員。未来を守るため和桐製作所を立て直すべく、会社に入社。同時に野球部に入る。勘が鋭く、和桐製鉄所に降りかかろうとする危機をいち早く察知することができる。もともと野球の実力やセンスは良く、野球の面でスカウトされることもしばしば。


山田 平吉(やまだ へいきち)

『4』にも登場したマニアなチームメイト。給料の半分をおもちゃのために費やしている。甲子園優勝経験者。『4』の頃と比べると能力が上がっているが、ピンチ×があるので追い込まれると弱い(パワーアップすると消える)。主人公が野手のときは投手で、投手のときは捕手になる。



チームメイト

青野 柴夫(あおの しばお)

和桐バブルスのリーダー的存在を務める選手。野球は未経験者だったが、アメフトを高校、大学でやっていた。


村山 はじめ(むらやま はじめ)

アイドル好きなチーム最年少の選手。子離れできない母親が悩みのタネ。女性経験は全くなく、ウブでグラビアにも顔を真っ赤にする。人生経験が浅く騙されやすい性格で、作中でもキャッチセールスに捕まり怪しげな宗教にハマる展開がある。将来の夢はプロ野球選手になること。後にプロ入りを果たし『8』でその経緯を本田から語られるイベントがある(「地上の楽園」に行ってしまう展開もある)。


三船 剛一(みふね ごういち)

仕事は不真面目な車マニア。製作所付近の実家に寄生しており、給料のほとんどを車に注ぎ込んでいる。車に乗りたいがためにわざわざ遠回りして1時間以上かけ通勤することも。頭は悪くないが車に関する知識以外は殆ど無い。よく山田に弱味を握られる。


智林 五郎(ちばやし ごろう)

家庭事情により中学卒業後にすぐ就職した、野球センス抜群の真面目なチームメイト。唯一の欠点は兄が変人であること。実家が破産し、父親が死んだため今は兄と2人で暮らしている。

また、登録名は「智林」だが、兄の昭雄が加入すると「智林五」に変化する。


カビンダ・スメルアゴル

汽車や飛行機を乗り継いで一週間以上かかるところから出稼ぎに来ている外国人。非常にケチでチームメイトから窃盗や暴力で歯磨き粉や食べ物などを奪っているが、これは少しでも多く国(物価は日本の200分の1)の家族に仕送りをするため。母国では仕送りしたお金で豪邸や広い牧場を築いている。古代インド武術の使い手であり、主人公含め誰も敵わない。日本人を「ジャパニ」と呼ぶ。


漁火 剛(いさりび つよし)

『月刊コロコロコミック』で開催されたキャラクター公募企画で採用されたキャラで、発火能力を持つチームメイト。ただし、発火を自分でコントロールすることはできず、行く先々でボヤ騒ぎを起こし続けており本人は悩んでいる。その後主人公の激励によりパワーアップするが、その際の主人公の選択肢によっては能力を悪用しテロリストになり、チームを離脱する。後述のほるひすと同じくコロコロ高校出身である。


ほるひす

漁火同様『月刊コロコロコミック』で開催されたキャラクター公募企画で採用されたキャラ。野球もでき、仕事もこなす不思議なぬいぐるみのような人。外見は応募された元の絵に非常に忠実であり、どう見ても普通の人間ではないが、違和感を覚えているのは主人公のみであり他の工員は普通に接している。また、仕事ぶりも有能であり村山によると「彼がいなければこの工場はとっくに潰れている」とのこと。以後の作品のミニゲームにたびたび登場する。なお、ほるひす本人はこの作品以降の表サクセスには登場していないが、後の「しつもんコ〜ナ〜」によると、本作以降の作品でも和桐製作所に務めているとのこと\。


和桐 文雄(わぎり ふみお)

和桐製作所社長で和桐バブルス監督。後に大発明をするのだが、現在は赤字。仕事と野球にハマりすぎて妻に駆け落ちされている。なお、正史では和桐製作所はいったん潰れた後、しあわせ島流しから帰ってきた主人公によって立て直されている。



隠し選手

守田 憲次(もりた けんじ)

この町の平和を守るため、日夜警戒体制をとるお巡りさん。ところがその情熱は空回りしておりたびたび何でもない案件で大騒ぎしている。昔、夜間のパトロール中に見つけた等身大の人形を粗大ゴミに捨ててから喋り方がおかしくなったという。公平な判断を下す人物として和桐社長の依頼でフローラルローンズ戦とラッキーフラワーズ戦の審判を務めることになる。空き地にうろつくと審判を務める内に野球が好きになり、パトロール中に空き地で見つけた野球ボールで壁キャッチボールしてる所を主人公に目撃され、パトロールをさぼった事から主人公に対し慌ててその事に否定するが、このイベントで選択技が出て普通に誘うと仲間になる。


智林 昭雄(ちばやし あきお)

五郎の兄。野球センス抜群で頭脳明晰な青年。しかし、その実態は世界征服のためのプランを弟と共に日々考えている危険人物。和桐製作所に勤めていたこともあるがすぐに辞めてしまい、現在はニート(外出はするため引きこもりではない)。一見するとただの変人だが、イベントを進めることで彼の詳細な過去を知ることができる。


貴田 隆男(たかだ たかお)

和桐沙耶の同級生で、沙耶にしつこく付きまとう(ただしその原因は沙耶にある)。悪い人間ではないが、「一緒にいると恥ずかしい」と言われるほど服装のセンスが悪いため、沙耶に避けられている。沙耶の母親の真相を知るには彼の力が不可欠。女性にモテるためにスポーツに手を付けているため運動能力は高い。アルベルトの指導で野球が上手くなり、彼を尊敬している。


本山 雄馬(もとやま ゆうま)

『5』にも登場したレアなアイテムを見付ける能力を持つ男。ランダムイベントでの登場で、連続イベントも全てランダム。主人公が未来から来たと言い当てる。口癖は「むふふん」と「ゆうまくんなんだなん」。高校生の時ドラフト一位指名でモグラーズに入団する予定であったが、ボールを頭にぶつけ記憶喪失になった。愛称は「ゆうまくん」。パワーアップイベントを最後まで進めると和桐製作所の社員になる。連続イベントの最中に何度か記憶が戻るが、その度におばさんとぶつかったり山田に殴られて元に戻る。


奥野 次郎(おくの じろう)

黒松を「アニキ」と慕う、威勢はいいが根は弱気のチンピラ。ポジションはピッチャーであり、フローラルローンズとの試合では投手として参加している。2年目の裏野球大会直前に発生する定期イベントの選択肢次第では黒松が自身の地位を犠牲にしてまで守った和桐バブルスに助っ人として加入することになる。



彼女候補

和桐沙耶(わぎり さや)

和桐製作所の社長令嬢で現役女子高生。仕事人間の父を嫌っている。いわゆる今時の若者であり、サバサバとした性格。彼女が遊びで貴田をからかったのが原因で、彼はストーカーになってしまった。狙える超特殊能力は「気迫」「闘気」。


秋本彩(あきもと あや)

和桐製作所の社員。仕事中は眼鏡をかけている。普段は地味目だが、眼鏡を取ると非常に可愛い。実家が貧乏である。J-POPが嫌いで洋楽を好む。必須イベントのほぼ全てがランダムでグッドエンドはおろか、エンディングに結びつけるまでが非常に難しい最難関彼女候補。バッドエンディングが3種類ある。狙える超特殊能力は「鉄腕」「神速」。


蕪崎詩乃(かぶらざき うたの)

和桐製作所の近くにある神社の巫女で高校生。幼い頃に両親を亡くしており、神主の叔父の下で暮らす。京都出身で、打ち解けると関西弁をしゃべる。料理は苦手。比較的早くから登場させられるため、選択肢を間違えなければ彼女にするのは容易。だがグッドエンドを迎えるためには非常に高い好感度が必要。デートでよくタフが上がる。狙える超特殊能力は「剛球」「豪力」。


島岡希美(しまおか のぞみ)

和桐製作所の近くにある、山田が紹介してくれる居酒屋で働く女性。『パワポケ4』のチームメイト島岡武雄の姉である。車の運転が致命的に下手。過去に失恋して整形手術を受けている。バッドエンドが2種類。野球超人伝の入手には彼女のイベントが必須。なお、場合によっては全く別の展開になることもある。


木岡鈴音(きおか すずね)

黒梅興行社長、木岡の娘。常にボディガードがまわりを固めている。親が箱入り娘として育てたため、世間知らずのお嬢様になった。バッドエンドが2種類。狙える超特殊能力は「絶倫」「奪力」。


菊池瞳(きくち ひとみ)

いつもボンヤリしている、和桐製作所の近くにあるスナックの雇われママ。店に来るお客たちのアタックを無自覚にかわし続けている。心にある秘密を抱えている。智林兄とは何か因縁めいたものがある。比較的攻略しやすいキャラクターで特能も取りやすい。狙える超特殊能力は「呪縛」「緊縛」。



謎のしあわせ島編

危ない会話「こんな所までどうしたんですか、所長?」

落田君メカ亀田

あらすじ

和桐製作所の存続を賭けた試合(大帝国キラーズ戦)に敗れ、主人公は借金のために、謎の組織「BB(ブラッドバタフライ)団」によって運営される強制労働施設「しあわせ島」に送られてしまった。スポーツチームも所有しているBB団で野球班に配置された主人公は、毎日限界まで行われる強制労働に日々気力を削り取られていく。しかし和桐製作所を再建するため、野球班の仲間と共に島を脱出するための機会、そしてBB団の秘密に迫る。


主要人物

主人公(しゅじんこう)

未来からやって来たタイムパトロールの隊員だったが、大帝国キラーズとの試合に負けたことで和桐製作所の借金の肩代わりをしてしあわせ島に送られた。しあわせ島の劣悪な労働環境に強い不満を抱いており、短期間での脱出を目論む。

倉刈の反応から、『2』の主人公に似ている設定はある様子。だが、小杉は特に反応しないことから、『5』の主人公には似ていない。


落田 太二(おちた たいじ)

しあわせ島編での相棒。25歳。玩具の買いすぎで借金を作り、しあわせ島にやってきた。主人公が島にやってきてすぐに出会い、そのまま島での仕事について説明するなど、主人公に親切にしてくれる。基本的に主人公には協力的だが、主人公の脱走に協力して暴行を受けた際は痛烈に批判して拒絶し、100日目で仲間評価が低い状態で反乱を起こそうとすると主人公を問答無用で裏切る(脱走を選ぶと仲間評価が最低まで下がる為、避けられない)。小杉からはいつも「凡田」と呼ばれている。連続イベントを進めると主人公から山田の話を聞き、展開によってはパワーアップする。

解放後は主人公に誘われて和桐製作所に務めることになる(アレンジチームでは能力が大幅に上がった状態で選手に入っている)。

正史ではないが、前述の社会人野球編内でブラッドバタフライとの試合の前にヘルガとマコンデが登場した際に山田を見たヘルガが「島にも似た奴(落田のこと)がいなかったか?」と聞いた際にマコンデが「昨日、処刑した者の中に居た気がします」と答えたことから、主人公がしあわせ島に来なければ殺されていた可能性が高い。


ブラットバタフライ(BB)2軍

小杉優作(こすぎ ゆうさく)

『5』の主人公の元の体。入れ替わった後スター選手の地位を満喫していたが、豪遊の末スランプに陥り、急降下する成績と世評に耐え切れず野球界から逃げ出すも、塚本に裏切られて島に売り飛ばされる。基本的に自分勝手でわがままな性格だが、だんだん主人公たちと打ち解け、倉刈が日出子に電話をかけるときなどに協力してくれるなど根はいい人である。倉刈のことを知っている辺りから、入れ替わる前からドリルモグラーズ以前から所属していたことが窺える。

解放後は布具里と共に宝探しをすることになる(当の小杉本人は「和桐に行ったらよかった」と後悔している様子)。


倉刈 仁志(くらがり ひとし)

元モグラーズの選手で、娘の日出子を大学に行かせるため島に来た。シリーズを通して貧乏である不幸な人。今回では『5』以前に痩せこけている様子。娘には何も言わず島に来たらしく、娘のことを心配していたが、展開によっては主人公と小杉に協力してもらい、娘に電話することに成功(ただし、一定の確率で電話の履歴がヘルガに気付かれてしまい、100日目の反乱に影響する可能性が発生する)。娘の言葉を聞いて発奮する。


渡辺 彰俊(わたなべ あきとし)

家庭事情により大学を中退したフリーターで、親の借金を放棄せず相続したため島に来た。25歳。落田や江川以外で主人公のことを君付けで呼ぶ数少ない存在。高校までは野球をしていた。イベントでは主人公と昔の仕事の話や愚痴など、どうでもいい話をすることが多い。主人公だけでなく野球班のみんなからペラを借りるなど借金癖があり、親だけでなく彼自身にも借金を作る素質がある。

解放後は特にすることもなく再びフリーターになる。本人はしあわせ島での暮らしを楽しんでいた様子。


布具里珠男(ふぐり たまお)

『4』でも登場していた選手。親は大手下着メーカー・フールグーレの社長だったが倒産し、貧乏になる。だが、しあわせ島には借金のカタで来たわけではなく、宝探しの際に偶然島に流れ着いただけで、島の存在を知ったために収容者として働かされている。収容者として生活しながら島の色々な場所で穴を掘って宝を探しており、BB団からも目をつけられているため、主人公や江川班長から心配される場面も。解放後は小杉と共に宝探しを続けることとなる。


三谷 権造(みたに ごんぞう)

バイク店を経営していたが悪徳金融に引っ掛かって島に来た。「ビールは酒のうちに入らない」と豪語する酒好きで、それがたたりなかなかペラが貯まらない。ポジションは捕手。44歳だがパワーはなかなかある頑固な親父。主に兵器工場で働いている。本人曰く「機械屋のプライド」故に機械の仕事に関しては一切妥協せず、横着してる収容者に激を飛ばしている(落田曰く「工場での仕事中は江川班長も一切口を出さない」とのこと)。パワーアップすると二軍1のパワーの持ち主となる。

解放後は廃業したスクラップ業者(和桐社長が主人公と山田にスクラップを取りに行かせた場所)の設備を譲り受け、復活させている。


中田 洋一(なかた よういち)

家に帰って親孝行をしたいらしい、農家出身の若きアフロ。中学時代は野球部で活躍していた。実家に親を残して上京したがギャンブルにハマって借金生活に陥り、島送りにされた。ポジションは三塁手。能力アップしていない状態では三谷よりもパワーがあり、肩もいい。

解放後は実家に戻るが、無職な上に母親から厄介者扱いされて家を出て行く計画を立てている。


江川 茂(えがわ しげる)

歪んだ性格をしている野球班班長でBB2軍監督。主人公や他の収容者には「江川班長」と呼ばせている。一流銀行の部長候補だったが、キャバクラの女に入れ込んで借金地獄に陥り、返済のため島に来た(会社の金も横領していた。主人公に島に来た理由を聞かれた際は「自分を妬んだ奴らにハメられた」と嘘を付いた)。島に来て8年にも及ぶが、今は班長という立場を利用して、良い生活を送っている。リフレッシュルームでのイベントではさおりちゃん人形を「麗華」と呼んでコミュニケーションを取っており、未だに未練が残っている様子。なお、野球班の班長だが選手ではなく、選手としては登録されていない。試合のスタメンは彼が決めており、彼に気にいられることが重要になる。

解放後はアルバムから他のメンバーのように自由になったわけではないことが窺える。


ブラッドバタフライ(BB)団

メカ亀田(メカかめだ)

BB団団長。プロペラ団が組織を抜けた亀田へのイヤガラセのために造ったロボット。「こんな馬鹿なものはいらない」と評され捨てられたが、後にB.B.団を創設。捨てられた事を恨み、オリジナル(亀田)を超えようとしている。マニアな性質を見せており、大量のおまけ付き菓子を船で運ばせたり、グッズを売り払うために飛行場を作らせようとするなどして、所長と副所長に呆れられている。しかし「オリジナルを超えることだけが自分の存在意義」との考えから亀田の収集癖を模倣していただけで、マニア心を理解しているわけではない(落田には「グッズの置き方に愛がない」と言われている)。1つの密売ルートが潰されても既に別のルートを確保しておく等、団長としては有能である。

主人公が仲間達と反乱を起こすルートでは、彼との直接対決となる。直接攻撃を防ぐバリアを張り、ミサイルやクロー、体当たりで攻撃してくる(なお、負けても条件次第で再戦可能)。としおくん(後述)が暴走するルートではとしおくんを倒した主人公に勝てないと判断し、島を捨てて逃走。再び組織を設立して活動する。

当初正史では「としおくんルート」が正史とされた為行方不明と思われたが、『ダッシュ』パワポケ図鑑の『6』あらすじで正史ではこちらも倒されている事が判明した。


ヘルガ

BB団所長。一年前に島に来た、冷静沈着で頭が切れる女性。修羅場をいくつもくぐり抜けてきた軍人で、以前はコンゴで国連の平和維持活動に従事していた。規律に厳しく、一見残酷な面もあるが、主人公に本を貸したり、処刑されそうになった収容者を助けて欲しいと言う主人公の願いを聞き入れるなど優しい面もある。またイベントが進むとBB団の活動の意義や彼女が所属している本心を聞くこともできる。主人公と接触している内に主人公に好意を抱くようになり、100日目にペラが足りずにドクターのミスで死亡した際は「日本に遺体を送る」と約束したり、反乱の際に主人公を射殺した際は悲しげな表情を浮かべる等、主人公の死に心を痛めている。収容者AとCが兵士に大怪我を負わせて銃を奪って反乱を起こして拘束して翌日に公開処刑した際も辛そうな顔付きをしていた(ヘルガ自身も反乱したことは許されないが、怪我をさせたことについては故意ではないとして処刑することを躊躇していたが、メカ亀田に「処刑しないとお前を殺す」と脅された為、仕方なく執行した)。運動会の時にフォークダンスやキャンプファイヤーがあると思っていたなどとお茶目な一面もある。恐怖による正義を目指している。ノルウェー国籍だが、父親がドイツ人のため本人はドイツ人だと主張している。色々な本を所有しているが、ファンタジー系で登場人物が蘇るような話は嫌っている(本人いわく、「死は絶対で、安易に打ち消されるようなものであってはならない」)。

事件の終結後、全ての責任を取って死刑に処された。処刑される寸前にも主人公のことを思い出そうとする等、未練があった様子(本人曰く「女々しい」と自虐していた)。


マコンデ

BB団副所長でBB団前所長。半年前までは所長だったが、島で病気が流行して大勢の収容者が死んだために降格させられた。野球は嫌いだが、ブラッドバタフライの監督でもある。ヘルガの下で働いている現状に不満を持つが、副所長としての立場上、逆らう事が出来ず、ヘルガの前では諂っている。

所長に無断でリフレッシュルームのビデオに環境ビデオを混ぜたり、2軍メンバーの裏野球大会決勝戦前のしあわせ草の摂取量を3倍にするなどの独断行動をとっている。また中盤で収容者の不満を和らげる為に班対抗の運動会を提案する。なお、実際はこの運動会でさらに確執を深めさせようとしていたがヘルガに却下されている。

収容者に対しては所長や一般の兵士以上に冷酷な態度を取り、主人公が死亡しても「つまらないことをいちいち報告しなくてよい」と発言し、自分の気に入らない収容者には病人であろうと激しい暴行を加える等、非常に横暴(イベントで病を患った収容者に嘔吐物をズボンに吐かれた際は激怒して暴行した上に後に処刑した)。一方で自身に従順な収容者に対しては多少は優しく接することもあり、主人公も例外ではなく収容者AとCが反乱を起こした際に主人公に助けられた際は、感謝の言葉とペラを贈っている(この時の貰えるペラの金額は犬レベルに応じて変動する)。BB団の幹部だが、無能な一面が多くBB団の兵士に時折理不尽な態度を見せる事もあり、ヘルガと違いBB団の兵士としあわせ島の島民からの人望は薄い。だが過激化するBB団の活動には躊躇する姿勢も見せる等、残忍でありながらも僅かながら良心は残っていた模様。ヘルガには裏切りを警戒されていた。自分の身が危険になると1人で何も出来ず情けない一面を見せる。最後は軍隊に逮捕された。


ドクター / ジーラー・ジェンキンス

しあわせ島の収容者で人体実験をしている、しあわせ島で最も幸せな人。収容者を診察するなど、島での医者の代わりも務めている。

BB団壊滅後は軍隊に逮捕されず逃げ延び、とある大企業に拾われ、そこの研究室で数々の発見をし名声を得て女優と結婚。裕福で幸福な暮らしを送ったとされる。

裏サクセスでは単に「ドクター」としか呼ばれず、プロフィールでもそう表記されている。本名ジーラー・ジェンキンスは条件を満たした上で最終決戦後にヘルガから語られる。攻略本でも「ドクター」と表記されるが、本名が普通に表記される。


その他

としおくん

カエルとカブトムシとムカデが混じった謎の生物。名前は昔島に来た日本兵がつけたらしい。元々はしあわせ島に住んでいた普通のトカゲだったがしあわせ草を口にしてしまい、巨大化した。

ルート次第では、ドクターが落としたしあわせ草から抽出したエキスを舐めて更に巨大化してしまい、洞窟に侵入した人間を捕食するようになるほど狂暴化。巨大化後はしあわせ島の収容所を襲撃し、甚大な被害を与えるものの、主人公の乗るガンダーロボに倒される。しかし、その死骸はいつの間にか無くなっていた。

事件後はB級映画のネタにされ、「MONSTER ATTACK」という映画が上映された。映画自体はそれなりに人気が出たらしいが、結局1発きりで終わり、1年後には見向きもされなかった。

元々は『5裏』で初登場したキャラクターで『パワプロクンポケット』シリーズでは珍しく裏サクセスから表サクセスに逆輸入された初のキャラクターとなる。


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