「条例違反です」
概要
「ケロロ軍曹」に登場する侵略兵器の1つ。夏美を参考にクルルが開発したメカ。イライラが募ると何でもかんでも禁止を言い渡す癖がある彼女の八つ当たりを受けそうだったケロロとタママが矛先を作っておこうとクルルに作ってもらった。
原作では1体だけだったが、アニメでは複数体登場し、さらに武器や技の攻撃力の測定ができる。
見た目も夏美に似ており(そのためギロロは撃ち落としてやりたかったが最初は踏み出せなかった)、禁止を指定したものなら何がなんでもその通りにさせようとする。
しかし禁止基準があまりにも厳しく、「武器」を禁止にするとギロロが使用する武器を磨いていただけだったりその場から退かそうと掴んだだけだったことや、ケロロがガンプラのために使うやすりやタママの存在自体(肉弾戦の戦闘能力が高いため)でも条例違反と扱う。要するに僅かでも殺傷力があるものを何でも武器とみなしてそれが手の内にあることすら許さないという極めて分別の効かない代物。そのうえ警告もすることなく武力行使で叩きのめしてから違反理由を説明するという倫理面での問題も大きい。
そのため滅多に武器が必要な事態にはならないから大丈夫と高を括っていたケロロとタママも容赦なく半殺しにされ、頭を冷やしてリンゴを包丁で剥いていた夏美にも容赦なく危害を加えようとしたが助けに駆けつけたギロロが「自分自身が条例違反だ(炎や氷攻撃ができるため)」と指摘と同時に爆弾を取り付けられ、自己矛盾に気づいて狼狽えたまま木端微塵となった。