概要
福島県北部(猪苗代湖の北)にある成層火山である。活火山で、標高1816メートル。会津富士とも呼ばれる。
1888年7月に発生した大爆発が特に有名であり、山体崩壊が発生し461人が死亡した。この噴火で檜原湖や小野川湖、秋元湖などの湖が形成されている。
また、それよりさらに昔の約5万年前にも大規模な噴火を起こしており、その噴火により形成されたのが猪苗代湖である。
1888年7月の噴火の際に日本赤十字社が救護活動を行ったが、実は赤十字社(・赤新月社)が、災害による救護活動を行ったのは、これが初めてのケースだった(それまでは戦争による兵士の救護しか行っていなかった、というかそもそも赤十字社設立の理由がそれであった)。
また、ある村に関しては、「若い人間が老人を見捨てて非難したため、避難先で泥流に巻き込まれて皆死んだ」という、事実とは全く異なる報道をなされてしまい、以後長らく周りの村の村人から誤解を受け続けてしまうと言う目に遭ってしまった