概要
ANCHORが人間やネットワーク社会の安全のために開発した携帯電話型の機器。フラネット社が販売している「GENE」の正体。
正式名称は汎用コミュニケーション端末Phone Braver
この端末用に開発されたマイクロチップ「ラムダチップ」が搭載されており、変形コードを入力する事で携帯電話型のモバイルフォームから手と足の生えたアクティブフォームへと変形する。非常時には自力で変形することも可能。
自らの意思を持ち、人間との会話やブーストフォンやアクセルデバイスによる武装の強化、登録サーバーを使ったコンピュータへの外部クラッキングシステム「イニシエイト・クラック・シークエンス・システム」を搭載。
ただしGENEには自立歩行や性能強化、イニシエイト・クラック・シークエンス・システムは無く、初期状態では自我も無いためユーザーが使うたびに学習し、ユーザーと共に進化していく。
また、フォンブレイバー同士のダイレクトリンク機能「並列分散リンク」を用いることで演算能力の超強化も可能だが、この機能はフォンブレイバーの意思の肥大化、ひいては暴走の原因となるため、原則として使用が禁止されており、例え非常事態であろうと無断使用を行ったバディには相応のペナルティが課せられる。
ANCHORは製造後、暴走による叛逆を恐れて初期段階で6機を製造し、内6号機「ロク」を除く5機を内部組織「アンダーアンカー」に配備した。
しかし1号機「ゼロワン」がバディと呼ばれるユーザーの死(半年の内に3人も立て続けに死亡、視聴者の間ではこれらのバディの立て続けの死も何者かの陰謀によるものではないかと疑問視されている)を経験して自らの存在意義を見失い、その「解」を求める為にANCHORに反旗を翻し、2号機「セカンド」と5号機「ファイブ」を破壊、4号機「フォース」をウィルスによって機能停止に追い込んだ。
1号機はそのままブーストフォン03「アナライザー」とブーストフォン04「デモリッション」を連れて脱走。
この事件により、7号機「セブン」のロールアウトが停止されたが後に審議用端末が造られ、改めてロールアウト。後に1号機は7号機の二代目バディによってアンダーアンカーと和解。何者かによって制限回路を外されていたことが叛逆の原因であると判明した。
フラネット創設者はプロトタイプGENEとの戦いで破壊された1号機のラムダチップを奪い、多数のユーザーによって作られたGENEの人格を起動。更にGENEに並列分散リンクを行わせてGENEを一つの高次元生命体に進化させた。
GENEは4号機に撃ち込まれていたウィルスを用いて止めようとした3号機「サード」を即座にワクチンの効果でラムダチップを焼き切る形で4号機共々破壊、更に報復としてサブリミナルによる人類の滅亡を図った。
だが、最終的に7号機がGENEの集合意識を自身の内に封じた上でバディの手を借りてGENE諸共自己破壊を行い消滅した。