概要
第一話の時点で故人であり、彼女自身は回想のみでの登場だが、長寿の妖や代々続く祓い屋などからは一種の伝説のように語られ、その死因も含め謎も多く、何より友人帳の作成者ということで、この作品の象徴のような存在である。
作成時期の関係か高校生の頃の姿であり、原作・アニメとも貴志と同じ色の長髪の美少女。
貴志の外見と強い妖力は彼女譲りであり、家族縁には薄く親戚に預けられる身というのも同様。
ただし温厚な孫とは違い、売られた喧嘩はきっちり買い取り、売られなくとも勝負をしかける性格だったようで、妖からは好悪を含む様々な武勇伝があり、描写される表情も勝気なものが多い。
妖以外では少年時代の藤原滋と一時的に交流していたことがある。
当人は「お気に入り」と称していたが、貴志には「それは友だちっていうんだよ」と言われたり、谷の妖のひだかと石蹴りをした時にルールを知らないと答えたり、回想の彼女は不遜な笑顔と孤独が常にある。
口では「人も妖も嫌い」と言っており、実際に妖の絡んだ行動とその噂から疎まれていたが、鏡を望まれて快く与えたり、紛失した人形を届けに行ったりと心根の優しい面が端々に描写される。
ニャンコ先生からの評は「ズボラ」「メチャクチャな女」
アニメではこの憎まれ口を額面通りに受け取ったのか、妖との約束を放置したオリジナル描写が幾度かあったが、原作はそのようなことはなく、ドングリの妖に「七辻屋の饅頭の方が美味しい」と協力を持ち掛け、後に買い与えるなどむしろ約束を遵守している(自身が友人帳という契約書を作成していることからも自然である)
なお、当時まだ招き猫の姿をとっていなかった大妖の斑にも名を賭けた勝負を挑んだらしいが、これは実現には至らなかった。
余談ながら、レイコの姿が女子高生なのは「セーラー服のおばあちゃんが可愛いと思ったから」と「母親では貴志がマザコンのようになってしまう」と考えたためだという
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表記ゆれ:レイコ