概要
貴志の父方の遠縁で、身寄りがなく親戚をたらい回しされていた彼を引き取る。妻は塔子。
彼のことを「貴志」と呼び、息子のようにとても大切にしている。
また、ニャンコ先生のことを「ニャンゴロー」呼び、貴志同様こちらも可愛がっている。
過去に貴志の祖母レイコと交流を持った時期があり、時を同じくして自宅に災いを持ち込んだ妖から救われたことがある(貴志から話を請われたが、二人が血縁者であることには気づいていない)。この時に招いたレイコから「こんなところに住めたら、きっと幸せね」と呟かれ、後年、彼女の孫の貴志が迎えられる巡り会わせとなった。
時折見せる貴志の不審な行動については、引き取りの際に何か言われているはずなのだが、今のところ特に追及する素振りはなく静観しているようである。
原作では第5巻からとやや遅い登場だが、アニメ版での初登場は早く、以降の出番も増えている。
貴志を引き取ったのは、何故か?
遠縁の葬儀に参列した時に貴志を見かけ、その居場所もなく良い境遇といえない様子が引っ掛かり、妻と相談して引き取ったという。親戚筋からは『厄介者を引き受けた変わり者』と思われるも、おそらくは世間体や養育費などの関係から揉めかけたり渋られた模様。
単行本8巻/アニメ参期12話「帰る場所」
単行本15巻/アニメ伍期10話「塔子と滋」