曖昧さ回避
夏目友人帳
CV.矢島晶子
森の中に暮らす狐の妖。見た目は幼い少年(原作・アニメの両方で「男子たるものが」と言っている)であり、森で拾った白い帽子を気に入っている。きのこ採りが得意。妖力を持たない者にはただのキツネに見えるようである。
原作での一人称は「私」だったが、アニメでは「僕」となっている。
自分より大きな妖に絡まれているのを助けてくれた夏目貴志を慕い、友人帳を聞き及んだ際は名前を差し出そうとしたほど。いつもイジメている妖コンビは、アニメ版では色以外中級にそっくり。
墓標であろう石に「母さま」と呼びかけ、原作では大柄な妖怪に「楠(くすのき)に住んでるみなしご狐」と呼ばれて、いつも一人でいる。母親を失った自分と夏目に通じるものを感じ、自分と同じ境遇ならば一緒にいてほしいと願う。願いが高じた結果、取引で人間に化けられる薬を得て、自分から列車に乗って夏目に会いに行った。
夏目からは、怖くても踏み出せずにいた自分とは違うと、密かに小さな勇気を褒められていた。
生みの親である緑川ゆき曰く、「小さいものがちょろちょろと森の中を動き回る」というイメージで制作されたとのこと。
原作「夏目友人帳」キャラクター人気投票では第4位を獲得。
アニメ一期の最終話「秋の夜宴」では、夏目たちと一緒にお祭りに行った。
可愛らしい見た目と声、健気さにより人気は高いが、惜しくもアニメ三期のオリジナルを最後に原作・アニメ共に出番はない。
なお、ノベライズ版「小説・夏目友人帳 たまゆらの家」では久々にゲストとして登場。
また、2017年9月には彼のフィギュアがアニプレックスから発売された(造型担当はリボルブ)。
余談だが、担当声優が彼女である場合、同時期にこのキャラも演じていたと驚愕するまでがお約束である。