概要
ベスパが開発した大型モビルアーマーで、リガ・ミリティアからはフライパンと呼ばれている。
円盤状のリフティングボディを持ち、重力圏下の空戦能力はヴィクトリーガンダムを上回る。主兵装の長砲身メガ粒子砲と2門のビームキャノンは機体前面に装備されているため、正面の敵しか攻撃できないが、持ち前の機動力でカバーしているため並のMSではそう簡単に太刀打ちできない。
最大15人の搭乗人数に加えて航続距離も長いことから試作機のモニタ評価や指揮官の長距離移動にも使用されている他、武装を取り外した輸送用の機体も存在する。
クロスボーンガンダムゴーストでは、輸送仕様機がアインラッドの母艦としてジャブロー戦に複数投入されている。
メガ粒子砲の代わりに本体を上回るサイズのMS用コンテナを装備しており、その風貌はミデアを想起させる。
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小話
産みの親である石垣純哉氏は、『【空飛ぶ戦車】をイメージして製作して欲しい』という発注を受けてデザインを行った。 また【ザク的なMA】というテーマも目標として組み込み、決定稿に至るまで複数のデザインが生まれている。その中には、【砲が機体内部に収納されているタイプ】やBESPAの名前の由来である【蜂(VESPA)をモチーフにしたタイプ】などが誕生していた。
無事にリカールを誕生させた後、『今にしてみれば・・・少し複雑にしすぎてしまった様に思えています』と語っていた。