ドンガラ

どんがら

レーシングカーのように、不要な内装やシートなどを取っ払い、ほとんど鉄板剥き出しの状態になったボディ

概要

軽量化が目的だが、こうなるとプレハブのように騒音や暑さ寒さが厳しくなるので、町乗りには不向き。アンダーカバーやシートやら室内のハシリに不要なものをはずす。

また、自動車の生産ラインで、エンジンやサスペンションなどが取り付けられる前の、塗装されていない下地剥き出しのボディ（ホワイトボディ）のことも指す。

市販車をベースとするレーシングカーは、たとえ「市販車無改造」と言われるカテゴリであっても、一旦ドンガラまで市販車をバラバラにし、そこから必要な部品を組み付けていくのが一般的である。特にRally1規定を除くWRCやグループGT3/GT4などは、市販車のドンガラ以外はほぼ一切市販車の部品を使わない魔改造規定として知られる。

とはいえ繊細なバランスで勝敗の決まるレースの世界は、そういった魔改造規定でも重心の高さやマシンの重さ、空力などがドンガラで決まることも多いため、意外とバカにできない要素でもある。