概要
誉れは浜で死にました!とは、Ghost of Tsushimaにおける主人公の境井仁のセリフである。
このセリフは、ゲーム内のストーリーにおいても深い意味を持つのみならず、本作のゲーム性そのものを端的に表し、かつ使い勝手の良い汎用性の高さから、非常に人気の高いセリフとなっている。
意味
主人公の境井仁は、対馬の五大名家である境井家の子として生まれながらも、幼少期に自身の臆病さが生んだ悲劇によって父を失いながらも、武士として誉れに強い拘りを持つ伯父の志村からの薫陶を受けて育ち、実直で真面目な性格もあり、対馬を治める対馬五大名家の一つ境井家の当主に相応しい男として成長する。
そんな仁たちが平和に暮らしていたある日、蒙古の国より冷酷にして狡猾な将軍コトゥン・ハーン率いる蒙古軍が襲来する。
武士として、そして対馬を治める境井家の当主として、コトゥン・ハーンの元に討ち入りを果たした仁だったが、奮戦虚しく敗北してしまい、戦いに散った仲間の仇を討つことを誓い、その旨を伯父に伝える。
その際に放ったセリフが、「誉れは浜で死にました」である。
解説
本作において、誉れの一つの基準として、汚い手を使わずに正々堂々、真っ正面から戦うというスポーツマンシップ的な意味での名誉として意味が存在する。
一方で、境井仁は武士の誉れとは、か弱き民を救うことと考え、その為には如何なる手段を用いてでも敵に勝利することを目的とする。
そんな仁の思想を体現したように、本作では正々堂々と真正面から戦う武士スタイルという戦い方と、闇討ちや暗器を使い如何なる手段を持ってでも敵を殺す冥人スタイルという二つの戦闘スタイルがある。
この武士との誇りを捨て、勝利することに執念を燃やす仁の心境を端的に表したセリフか、誉れは浜で死にました!という言葉である。
人気
先述したように、誉れは浜で死にました!は、目的の為に手段は選ばないという意味でのセリフではあるのだが、その言葉の意味故に、他のゲーム、特に死にゲーと呼ばれる高難易度のゲームをプレイする時によく使われるようになる。
特に意味としては、強すぎるボスキャラにバランスブレイカーとも言えるアイテムやスキルを使用して勝つ場合や、真っ正面からは戦わず、毒や遠距離攻撃を延々と仕掛けて勝つ場合が挙げられる。