「テン・コマンドメンツ了解。作戦を続行する。」
概要
一般的には、ヒノキ科の植物「イトスギ」の英語訳“cypress”を指す。
固有名詞として扱う場合もある。ここでは、ゲーム『アーマード・コア3』系列の登場人物を中心に解説する。
人物像
ゲーム『アーマード・コア3』及び『アーマード・コア3 サイレントライン』に登場するレイヴン。強化人間。
乗機は威力と連射力の高いチェーンガンを両肩に装備したフロート型AC「テン・コマンドメンツ」。
途切れることの無い連続攻撃と機動力による近中距離戦闘を得意とする。
「管理者」によって管理されている地下都市「レイヤード」にて、「管理者」を神のごとく崇め、祈りを捧げるほど人一倍信奉している変わり者として名が知れているようだ。
管理者を信奉していること以外はおかしなところはなく、言動もいたってまとも。突然の事態にも冷静に対応し味方と連携を図って戦闘、自身が撃破される間際でさえ慌てず味方部隊に撤退を指示、強豪レイヴンである。
ゲーム中では
アーマード・コア3ではBランク7位の中堅レイヴンとして登場。それまでの下位ランカーとは別格の強さを持つ。接近しながら途切れること無い激しい攻撃を空中から撃ち込んでくる。
EXアリーナでは信仰的にぶつかりそうなリップハンターと組んでいる。リップハンターの機体ルージュはほぼミラージュ製のパーツで構成されていて、武装はエネルギー系のみ、ミラージュの依頼でレイヴンのプレイヤーと敵対する等、対になる要素が多い。
続編のAC3SLストーリーでは「機密データ先取」に敵として登場。
AP(耐久力)はミッション用に低く設定されており、主武装のチェーンガンの連射力が仕様変更で低くなっている、猛威をふるった飛行して頭上からチェーンガン戦法も地形の影響で冴えない。敵2機は下位ランカー。
搭乗機:テン・コマンドメンツ
機体はほぼクレスト社のパーツで構製されているため直線的で角張っている。そして特徴的なフロート型脚部に派手なカラーリング、ゲーム中のレイヴン紹介欄の異質さと登場シーンも合わせて印象に残りやすい。
機体色は基本オレンジ、ポイントに黄色を配色したものでさらに黄色のハンドガンも装備。エンブレムは王冠とそれを支える剣。
脚部は地上での移動速度が最も早くなり、ブーストも駆使すれば無限に高速移動が可能となるフロート型。耐久力が低く独特の飛行性能から空中戦が難しくなる選択だが、高い旋回力、エネルギー回復上昇とブースト消費半減によって、本来は苦手とするはずの連続飛行能力がある。
腕部には威力は低いが衝撃力のあるハンドガンと、高威力のブレード、そして最大の特徴は両肩2門のチェーンガン。チェーンガンは連射力、威力そして装弾数ともに優秀。構え無しで飛行しながらの使用もできる。
近中距離からブーストして空中に飛び上がり相手の死角である頭上からチェーンガンを猛射するのが彼の戦法。
一旦接近を許すと狙いをつけづらい頭上を飛び回られ、ひたすらチェーンガンを撃ち込まれ、マシンガンとは比べ物にならない威力と熱量で叩き伏せられる。
対策は以下の通り。
- とにかく距離を取り接近を許さず、チェーンガンの狙いをできるだけずらしながら反撃。
- 天井の低いステージで戦いを挑む。
- ダムステージ
- 最上段にプレイヤーのレイヴンがいるとアーマード・コア3系列のCPUはエリアオーバー負けを回避するためこちらの頭上に飛行する動作をとらなくなり、主戦法を封じることができる。
しかしこれで倒してもプレイヤーであるレイヴンの技量は上がらないままである。手強いとはいえあくまで初心者キラーな中堅レイヴンであるサイプレスを倒せないようでは上位ランカーやミッションはこなせない。
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