概要
ハイパーダッシュモーター(Hyper DASH Motor)は、かつて田宮模型から発売されていたミニ四駆用モーター。ミニ四駆グレードアップパーツNo.36。
既に発売されていたハイパーミニモーターより高性能を謳っているが、ハイパーミニモーターがミニ四駆専用に開発されたものであるのに対して、ハイパーダッシュモーターは既にスロットカー用にマブチモーターからタミヤその他に供給されていた同サイズの12V用モーターを、ミニ四駆用に3V・大電流化したもの。
この為、マブチでの形式はFC-130系と、ハイパーミニモーター(FD-130)より若くなっている。
黒いモーターカンに赤いエンドベルが特徴となっている。
発売されたは良いものの、もともとワンランク上の用途用であるため、特に内部抵抗の少ないニッカド電池使用時の回転数とトルクは半端なく、まだ(現在で言う)TYPE-1シャーシしかなかった発売当時は、高性能さ故に扱いに相当難儀するモーターだった。
この為、タミヤ公認レースのレギュレーションでは一部の競技を除いて、使用不可能となっていた。
後にトルクよりも回転数に特化したマッハダッシュモーターが追加される。
この頃は第二次ミニ四駆ブームの世代に入っており、シャーシの方もスーパー1シャーシ以降の低重心シャーシに移っていたため、更に高性能なモーターが求められるようになってきていた。もともと基本設計の古いハイパーダッシュモーターは“器用貧乏”になりつつあった。
その後、幾分マイルドにしたハイパーダッシュ2モーターを経て、現在はハイパーダッシュ3モーターとその両軸型のハイパーダッシュモーターPROにその名前が受け継がれている。現在ではこちらのモーターは公式戦でも使用可能となった。
アニメには登場しないが、ゲームでは登場している。