アーデルハイド!
子供の頃見てた時は大嫌いだったけど、大人になって見直すと評価が変わった、という点で稀有なキャラクターである
概要
アルプスの少女ハイジに登場するゼーゼマン家の執事。叔母に半ば騙されフランクフルトにやってきたハイジを厳しく躾けたことで視聴者の印象に残る。最終回ではデレを見せたことでも知られる。
堅物で、融通の効かない点はあるが、執事としては優秀で、両親が不在がちなクララの教育係としてゼーゼマン家からは信用されている(がうるさ型であるので、使用人からは煙たがらてはいたようである)。
当然というべきか、放映当時は視聴者(メイン層である子供など特に)に好かれるキャラクターではなかったが、彼女は仕事に忠実だったというだけで、あまりに理不尽にハイジに接していたわけでは無いし、ハイジの行動に問題があったのも事実で、それが叔母に騙された結果が原因であるにしろ、ロッテンマイヤーの関与するところではない。
作中見る限り、ハイジを除けば誰かと決定的に衝突したという描写はほとんどないし、気難しく人嫌いで知られるおんじとも決定的な対立を見せずに、最期は彼女を諭してフランクフルトに帰すなど、作中に登場する立場のある大人からは、その仕事ぶりに対しては正当に評価されているようである。
当時のロッテンマイヤーを嫌っていた子供などが大人になって、結婚して子供が出来てしつける立場になった頃、このアニメを見返すと、彼女の立場が理解出来る、という声は度々聞かれる
当時の視聴者に嫌われたという点で名作劇場シリーズではこの人と並ぶ双璧の扱いを受けるが、この吐き気を催す邪悪と同じ扱いにするのは、上記のように名誉回復がなされた、ロッテンマイヤーさんに対しあまりに失礼であると言える。