MommyLongLegs
まみーろんぐれっぐず
プレイタイム社が新しく特許を取得した”エラスティックプラスチック”なら…
新発売のおもちゃ「マミー・ロング・レッグズ」を伸ばしたり、引っ張ったり、ねじったりすることができるよ!
彼女は君が遊んでるのを見るのが大好き!
君が楽しんでる時、彼女も楽しんでるのさ!
CM
テーマ曲は童謡「ちびぐもちゃん」の替え歌。上記の商品紹介は歌のあとのナレーション。
概要
MommyLongLegsはホラーゲーム『POPPY PLAYTIME』に登場するおもちゃ会社、Playtime社のおもちゃのひとつであり、chapter2における敵である。
おもちゃとして
ピンク色の体で飴細工のような髪と細長い手足、大きな緑色の目を持つ、女性の人形。
自由自在に伸縮する新素材のプラスチックを採用したおもちゃで、細長い四股や首を伸ばしたり捻ったりと、色んなポーズを取らせて遊べる。
ちなみに"Mommy"という名前のとおり、夫(DaddyLongLegs)と子供(BabyLongLegs)がいるという設定らしい。
なお、海外では似たような性質を持つ『Betty Spaghetty』というおもちゃが有名であり、そこから着想を得たのではないかと考えられている。
敵として(chapter2のネタバレ注意)
まぁ、新しい遊び仲間だわ!とっても久しぶりね…
マミーは、ポピーちゃんがあなたを脱出させるために電車のコードを渡そうとしてるって聞いたわ。
でも、それのどこが楽しいの?
代わりにこれを使ってゲームにしちゃうのはどうかしら?
ゲームステーションはまだ動いているし。きっと昔みたいになるわ。
あぁ、さぞかし楽しいことでしょう…
ミュージカル・メモリーへ向かって。マミーも準備を始めるね。
ルールには従いなさいね?さもないと…
お前をバラバラにして、生きたまま中身を食ってやるわ…
上述の通りchapter2における敵でありメインキャラクター。
CMで見たおもちゃとは違ってかなりの巨体で、伸縮自在の手足は目測でも数十メートルは軽く越えるほど長く伸ばせる。その手足を活かし、壁などを器用に渡って移動する。
作中では、床に空いた巨大な穴から手を伸ばしてポピーを捕まえる。さらに主人公が赤のグラブパックで扉を開けようとしたところ、いきなり上から赤グラブを掴んで、もぎ取ってしまう。
そしてポピーが主人公に渡そうとしていた電車のコードを取り上げ、コードが欲しければステーション内にある3つのゲームをクリアするように要求。ルールを破ればお前をバラバラにして生きたまま中身を食ってやると告げ、そのままポピーを連れ去る。
最初の『Musical Memory(音楽の記憶)』は記憶力を試すゲームで、画面に表示される色を順番通りにプッシュしていく(…のだが、ゲームが進むと色だけでなく文字が追加されていき、最終的には10種類以上になり、指示が止まらなくなる)。その間徐々に天井からシンバルを鳴らす「Bunzo Bunny」の人形が迫ってきており、これが下がりきると食い殺される。
最後はとても対応できない理不尽な難易度になるが、出現する警告マークを押すことでゲームが壊れ、クリア扱いとなる。
2つ目のゲーム『Wack-A-Wuggy(ワック・ア・ワギー)』は簡単に言うとモグラ叩き。穴から這い出してくる小型のHuggyWuggyをグラブパックで押し返すのだが、穴は360度囲まれた壁に十数箇所もある上、複数の穴から次々と出てくる。もちろん1匹でも放っておくと飛び掛かられ殺される。視界も悪く、かなりの高難易度。ゲーム内容から、「奇妙な」を意味するwackと「強く叩く」を意味するwhackをかけていると思われる(発音はどちらも「ワック」)。
最後のゲーム『Statues(像)』は芋虫のような犬(PJ Pug-A-Pillar)が追いかけてくる「だるまさんがころんだ」に似たゲーム。プレイヤーは部屋が暗い間だけ動くことが出来るが、電気が着いている時に動くと問答無用で殺される。
なお、芋虫犬は電気が着いていようと、着いていなかろうと動く。追いつかれれば当然ゲームオーバーなので急いで逃げるべきだが、なんとこのゲームにはゴールが存在しない(即ち最初から殺す気だった)。
グラブパックで天井の手すりに掴まり、昇ることで危機を脱するが、マミーは主人公を「ルールを破ったCheeter」呼ばわりして激怒。かくれんぼと称して、狂ったように追ってくる。ほとんど鬼ごっこじゃないかと思うが、実はマミーの視界から〝隠れる〟ことが攻略のカギとなっている。
なお、追跡時は緑色だった瞳が真っ黒な瞳孔の開ききった不気味なものに変わる。また一部の通路が蜘蛛の巣で封鎖され、マミー自身も長い手足を使い蜘蛛のように高速で這い回る。
性格など
chapter1のHuggyWuggyと違ってよく喋り、自分のことをマミーと呼んで子供に語りかけるような猫撫で声で話す。
「久々に遊び相手がやって来た」と上機嫌な様子でゲームを仕掛けてくるが、初対面での物騒な警告から分かるように、ルールを破られることを非常に嫌っている模様。
その一方で、自身の仕掛けるゲームは上述のとおり理不尽かつ凶悪な死のゲームとなっており、最初から主人公を弄んで殺す気だったことが分かる。
このような事をする理由は「主人公がPlaytime社で働いていたから」だと言っている点から、どうやらPlaytime社の従業員を快く思っていないらしい。
考察(chapter2のネタバレ含む)
最期には細い手を誤って粉砕機に挟んでしまい、その隙に主人公に粉砕機を起動され、悲鳴を上げて暴れるも挽き潰されて死亡する。
粉砕機に巻き込まれる際、腕がちぎれ、胴体部分が破裂し、粉砕機に血が付着する描写がある。また、道中で拾う書類ではマミーを〝Experiment 1222(被験体1222号)〟と称している。
これらの点からハギーワギー同様、彼女も単なるおもちゃではないことが窺えるが、現在は詳細不明。
亡骸となった顔は、意識が消えた故か玩具としての「笑顔」に戻っている。
粉砕機でちぎれたマミーの体は謎の機械の手によって持ち去られる。(手の形がchapter1のカセットテープのビデオに登場したExperiment 1-0-0-6 Prototypeと酷似している)
こちらはおそらくchapter3以降の伏線になると考えられる。
また、マミーは死亡時に「あいつの一部になってしまう!」と叫んでいるのだが、それが〝手〟の正体を指している可能性も指摘される。