概要
主人公ハンターが属する「新大陸古龍調査団」の一員で、その通称通り、現地での実働調査でのリーダー格を務める青年ハンター。
第1期団出身の総司令の孫(娘の子)であり、新大陸生まれ・新大陸育ちという調査団としては異色の経歴の持ち主。そのため、現大陸からこれまで派遣された5つのどの期団にも属していないことを自称している(ただし、ハンターとして活動開始時期が合致するのか4期団のエンブレムを着用している)。
背中には骨素材の大剣を背負っているが、あらゆる武器・アイテムの扱いに精通し、主人公(もといプレイヤー)に操作方法を説明する指南役として様々な知識を与えてくれる。指示通りのアクションがうまくいったり、主人公の活躍で調査が進展した際には「お前すごいな!」と屈託のない態度で褒めてくれたり、深追いし過ぎて危険が及ばないように気配りする声をかけたりと、面倒見の良い兄貴肌といった人物。
良くも悪くも飾らない性格で、全調査団の指揮運営を担っている総司令のことも、公私関係なく「じいちゃん」と呼ぶ。しかし、組織の大目標たる新大陸調査には真面目に打ち込んでおり、会議でも有用な情報や的確な意見を数多く掲示し、今後の方針に大きく貢献している。ただし本人は調査の進展よりも寧ろ、ハンターたちが無事に帰還することを第一として考えている節があり、作中では仲間の危機を目の当たりにし気が動転する場面も見られた。大型追加コンテンツ『モンスターハンターワールド:アイスボーン』では、彼の精神的成長という部分でも焦点が当てられており、受付嬢と並び本編シナリオにおけるもう一人の主人公とも解釈できる構成となっている。
強大なモンスターの討伐任務を控える主人公に対しても「怪我をして帰ってきたら、俺は怒るからな」という言葉で無事を祈った場面もある。『アイスボーン』では更に「俺は暴れるからな」とも発言している。…暴れる?
その他
総司令の孫ということもあり、旧世代の調査団の面々には幼少期の頃から彼を知る人物は多く、そうしたエピソードが随所で掘り下げられている。戦術については祖父と同期でもあるソードマスターから指導を受けていたらしく、彼のことは「先生」と呼び敬っている。また、座学を教えていた生態研究所長からは「あれはできの悪い、でも、できの良い生徒やったわ」「勉強をさぼったときなんか、げんこや」とも発言されている。