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アストレア・アンセムの編集履歴

2022-06-13 15:32:41 バージョン

アストレア・アンセム

あすとれああんせむ

スマホゲーム「ラストピリオド」に登場するキャラクター。

「当然よ!わたしはなんでもできなくちゃいけないの!」

「———これが、ワタシ。わたしが望む、護りの力。護剣———Amaterasu」

「私はこの地を統べるアンセム家の娘、アストレア・アンセム!!アンセムとは秩序の象徴!そしてわたしこそがその秩序の体現者よ!」


概要

英語表記Astrea・Anthem
年齢13
誕生日8月26日
身長143㎝
体重35㎏
出身地ブラッドレルム 旧帝国領 帝都 グロズヌイ
趣味財にものを言わせて買ったゴルドニアファミリーを見せびらかすこと
好きな食べ物桃のタルト、甘酒
嫌いな食べ物フォアグラ、イモムシ
好きなアイドルスウィートレルムズのエヴァ(1番のファンと言うほど)
苦手なもの犬に関わるもの、動物
声優貫井柚佳

現在のブラッドレルムの中核を担う7大諸侯のアンセム家の一人娘であり、次期領主にあたる13歳の女の子。

母は旧帝国の皇帝であり現領主であるアンセム。アストレア専属のメイドであり、ボディーガート兼教育係にはかつての帝国の宰相であるオラトリオがついている。父親は誰かは不明である。

普段は教育係のオラトリオと一緒にいることが多い。そのためアンセムは若干羨ましがっている。

銀髪で横が短く、後ろが長いといった独特の髪形をしており、普段は装飾が多いドレスを着ている。

母のアンセムとは瓜二つの用紙をしているのだが性格は全くと言っていいほど似ていない。

ラスピリイラコン

大切な友人や家族を護るために、そして帝国の秩序を守るために戦いに身を置くことになる。


イベントを通す事に成長し、素直になれず不器用ではあるがその中にカッコよさと可愛さがある彼女は多くのユーザーからも愛されており、彼女が所属しているブラッドレルム枠なら常に1位、さらに3周年人気投票(この時に男女別ではじめて人気投票が行われた)、4周年人気投票で1位をとり、ネロに続いて二人目の殿堂入りを果たした。

その際、メインストーリーでの活躍が示唆されたため、二部での活躍が期待されている。


人物(1部)

次期領主という重圧に苦しむ女の子


アンセム家の一人娘の女の子で、プライドが高く高飛車な振る舞いがよく目立つが、かなりの努力家である。その努力は学業でよく見られ、テストでは常にトップといった形で結果が出ている。

なぜここまでプライドが高いかと言うと、家柄や次期領主としての重圧、何をしてもどこに行ってもアンセム家の娘としか見られないこと、母から授かった大切な名前を誰にも呼ばれないことなどに苦しんでいること原因である。

しかし内面は同年代の女の子同様明るく無邪気な性格をしており、そこそこの面倒くさがりである。

そして普段は表には出さないが、家族や友人を人一倍愛しており、彼女の戦う動機にもなっている。

しかし、それが彼女にとって最大の弱点にもなってしまった。

彼女の高飛車な振る舞いは内に抱える寂しさをごまかすためである。

そんな彼女を時には厳しく、時には優しく正しい方向に導いてくれているのがオラトリオである。

ちなみに煽り耐性はほぼない。


何でもできないといけないとは言うものの・・・

彼女は褒められたりした時に「これくらい当然よ!私は何でもできないといけないの!」と言うことが多い。

実際、彼女はいろんなことができる。

しかし、こんな彼女にも苦手なこともある。その一つは歌を歌うことである。

彼女は隠してはいたが(オラトリオにはばれていた)音痴であり、歌のテストが近づいて追い詰められた際はオラトリオに頭をさげて音痴を治すためにお願いしていた。

その時は“たまたま”家に侵入していた歌人に歌を教わった。その際、アストレアは非常に熱心に歌の練習に取り組んでいた。


また朝起きることも苦手である。彼女は朝に非常に弱く1人で起きれない為、いつもオラトリオに起こされている。最初は優しく起こそうとするオラトリオではあるが、全く起きようとする気がないため、頭を揺らしたり、大声で叫んだりして起こしている。その際、オラトリオに対して非常に激しく激昂する(自分が悪いと思うんですが・・・)。

さらに母親であるアンセムに叱られること、部屋の掃除や整理整頓をして綺麗にすることも苦手としてる。


さらに、アストレアが限定化した際のイベントにて動物、獣人が超苦手であることが判明した。

原因は、小さいころに子犬に追いかけまわされ、噛まれた(甘噛み)ことがトラウマとなっていること、母のアンセムから悪い子を森に迷わせて食べてしまうという獣人の話を聞かされたためである。しかもそれをいまだに本気で信じている。

そのためか修学旅行の際、獣人の恰好している(限定アストレアの服装がそれである)。さらにフリージアにもさせた。

強引に着せたか、これは彼女なりにフリージアを護ろうとしているのかもしれない。

動物の中でも特に犬を嫌っている。アストレアは犬とイモムシならイモムシの方がましというほどである。

しかしイモムシは口に合わなかった模様。

甘酒は好きなのだが、3杯飲んだだけで酔っぱらってしまうほど弱いのである。

恐らくまだまだ苦手なものがあると思われる・・・・・・。


こんな彼女ではあるが、母であるアンセムやオラトリオを始めとした多くの民からも愛され、温かく見守られており、今日も母の背中を追い掛けて成長している。


1部、イベントストーリーの関連人物など


以下イベントのネタバレが多く含まれております。それでも良いという方のみお読みください。


  • アンセム

現在の旧帝国領主でありアストレアの母親。非常にクールで落ち着いた性格をしており、オラトリオにアストレアとは容姿はそっくりだけれど性格はまったく似なかったといわれるほど。また、アストレアと距離感があることをかなり気にしてる模様。

いまではママセムとユーザー、そして公式から呼ばれているが、秩序を守るために自身の感情を生贄にしていた経歴がある。幼い頃はアストレアのように明るく、笑顔が可愛い女の子だった模様。

怒るとかなり怖いらしく、アストレアへの説教の脅し話で獣人への苦手意識を作ってしまった張本人でもある。

アストレアが修学旅行に行っている際、イヴ、シャーロットと共に温泉旅行に行っていた。


  • オラトリオ

領主アンセムとは古い付き合いで、幼い頃から当時の帝国の秩序のためにともに活動していた。アンセムが母親となってからは、厚い信頼から彼女の子であるアストレアの教育係を任されており、ときに優しく、ときに厳しく容赦ない意見を交えつつアストレアを導く立場となっている。アストレアが生まれたときから傍に控え、成長を見守ってきたため、アストレアがアンセム家の色眼鏡から抱える孤独や重圧を理解しているが、その上で厳しくせねばならないと努めて振舞っている。また、アストレアが魔装に乗っ取られ暴走してしまった時は体を張って助けたりした。素直ではないアストレアのせいで誤解を生まないためにアストレアの本心を通訳したりしている。かなりの苦労人ではあるものの、アストレアからも非常に信頼されており、アストレアも常に自分を正しく導いてくれる存在であると認めている。ただ、アストレアが思春期のためか反発をすることも多い。それでもたとえ憎まれ役となろうと、アストレアが公の場で恥をかくことがないように厳しく接している。それは常に冷静沈着でクールな彼女なりのアストレアへの心からの愛情の表れである。


  • フリージア

自称アストレアのライバル。アストレアの数少ない友人の一人である。アストレアに対して殆どの同級生は媚を売ったりしているが、フリージアはアストレアを一方的にライバル視し、度々勝負を挑んでいる(なおアストレアには常に1歩先をいかれてしまっている模様)。言い争いや張り合いなどを良くしているため、一見仲が悪いように見えるが、二人とも心の底から親友であると認め合っている。と言ってもどちらも本人の前では絶対に言わないが・・・要するにどっちもツンデレである。

限定化イベントでは、アストレアと一緒の班で修学旅行を楽しむことになった。甘酒で酔ったアストレアを介抱したり、アストレアが寝ているときに見張りをやったりしたため、飲み水が無くなり脱水症状になった。

また、アストレアと一緒にサバイバルをする最中、イモムシを食べたり(アストレアを煽って一緒に食べた)、一緒に泣いたり、逃げたり…とにかく仲のいい二人である。

人形焼きイベントではエメラルドがいないため代表して先陣をきったアストレアに続いて儀式を行った。

余談だが限定版のフリージアと限定版アストレアはスキルの相性が極めてよい。


  • シャーロット

名前だけ登場。

アストレアの教育に悪いとママセムは言っている。アンセム大好きのヤンデレであり、かなりグロテスクなことをしている。

心を読むことができるため、彼女の前で隠し事はできない。


  • イヴ

ブラッドレルム及び、六大国のすべての人々を虜にした伝説の元スーパーアイドル。あまりの人気からブラッドレルム最大の人口を誇る旧連邦領の民にほぼ100%の得票率で選ばれた旧連邦領の領主。規格外のカリスマから、ブラッドレルムでは『暁を告げた光の鶏』と呼ぶ者もいる。

彼女は応援されてるならとんでもない力を発揮することが可能な魔法を使える。そこに彼女のポジティブな性格も相まって、とんでもない力をもって殴る戦闘スタイルをとる(アイドルなのに殴る戦闘スタイルなのか…)。

ツッこんでもツッコミ切れないのが彼女の良さである。

アンセム家の治める旧帝国領とは昔から親交が深く、アストレアからは「イヴおばさま」と呼ばれており、非常に仲がいい模様(元スーパーアイドルをおばさま呼び出来る数少ないキャラクターである)。


  • エヴァ

国際的アイドルグループのスウィートレルムズのブラッド担当のメンバー。

伝説のアイドルであるイヴを母に持つ少女であり、彼女自身も母にあこがれアイドルになったが、母ほどの人気を得られず悩んでいたところをスカウトされる。

母との差を知ったため少しひねくれているが、根は真面目な性格である。

アイドルは体力仕事とイヴから聞かされたため、イヴに負けないように毎日厳しい筋トレをしている。筋肉という形で努力が結びつくのが嬉しいようで、ますます筋トレをしているためか、「筋トレアイドル」として徐々に人気が高まっている(本人は恥ずかしい模様)。

しかし、イヴとの力比べでは負けてしまう模様(あいつは強すぎた)。

アストレアとは幼馴染であり、アストレアにとっては良き姉であり、エヴァにとっては可愛い妹である。

アストレアはエヴァのことが大好きであり、エヴァの一番のファンであると豪語している。

アストレア曰く、エヴァのダンスはキレがよく、かっこいいらしい。

名家のお嬢様としてではなく一人の女の子として、姉が大好きな妹としての貴重なアストレアがみることができる。


  • リシェ

退屈な社交パーティー会場に突如現れた幽霊。大暴れをし、パーティーが中止となってしまった。しかし、会場がハロウィン風になってしまったため、ハロウィンパーティーをフリージアとすることとなった。ある意味救世主である。


  • オルフェ

音痴であるアストレアに対して歌を教えた人物。Amaterasuの歌も作った(内容は壊滅的である)。しかし非常に歌がうまく自由な人間である。そのせいで借金まみれである。


  • カトルス

オルフェの取立人の少年。数時間歌を教えただけで100万ゼルを支払うアンセム家のお金の使い方に唖然としていた。


  • ちょこ

アストレアと一緒に相席をして座っていた。生まれながらのあふれ出る貴族の輝きを自慢していたらキラキラしているのは指輪とオラトリオと一緒に突っ込まれ「その子もオラトリオも嫌い。」と言われてしまった。また、アストレアはちょことルビーの大食いを見て意地を張って満腹になるまで食べていた。


  • クロエ

アストレアに特別に許可を得て相席をしていた。アストレアについてオラトリオから聞いた際、皇帝の気品を感じるような…?と言って驚いていた。またキラキラしたオーラも輝いていた。実際キラキラしてたのは指輪だけど。しかし、クロエが地上に降りてきた理由がはっきりしなかったため、怪しいと疑われた。その後すぐオラトリオに止められ、ちょこには早く食べれと言われた。


  • フラウ

スイパラの臨時店長。アストレアが戦っていた姿を見ていたため、「小さいのにすごいね!」と言われ、小さいは余計と怒っていた。料理の味はアストレア曰く「まぁまぁだったわね!」と言っていたが、オラトリオの通訳によると大変おいしかったとのこと。


  • 先生

アストレアの通う帝王女学院の先生。中々にキャラが濃い人である。


  • ティピカ

おいしければ人すら食べてしまう食人鬼の獣人の女の子。イベントの1枚絵で泣きながら走るアストレア、慌ててるフリージアと一緒に目を光らせて食べにかかってきた。


  • クォン

遭難していたアストレアたちを見つけ、ポポカテ村まで運んだ少年。

ろくに観光できていないアストレアたちをネケレレ遺跡に連れていき、妖精の光を見せた。

怒るとアストレアでさえ普通に謝る。

なかなかに怖い風貌だが、根は仲間思いの良い奴である。

アストレアのアニマルレルムでの初めての友人の一人である。


  • ラパンテ

アルル大好きの少年。最初から呼び捨てでなれなれしいとアストレアに言われていた。

同じくアストレアのアニマルレルムでの初めての友人の一人である。

ちなみにラパンテのせいでスパイラルに一行は襲われる羽目になった。


  • シャロン

ラパンテに思いを寄せている少女。

同じくアストレアのアニマルレルムでの初めての友人の一人である。

以前のイベントでのお嬢様言葉の伏線をフリージアが回収した。


  • アルル

かつて霊廟の古き神に生贄としてささげられたが、貧相だからと言って「破乃仮面」「護乃壺」「智乃書」に「贄の刻印」を与えられ、「食べ頃になるまでの間は面倒を見られている」獣人。ちなみに神々は完全に下界生活を楽しんでいるため、すでに約束は忘れている。そのため育ちすぎるほどに育っている。なおそのことはアルルはまだ知らない。

アストレアたちを看病し、モコロロエンドに連絡してくれたが…


  • シェパルド

モコロロエンド所属の犬の獣人。

アストレアたちをムササビの里に連れて行こうとしたが、アストレアの犬嫌いのせいでアストレアに逃げられてしまったなんとも言えないオジサンである。

また、色んなイベントでも苦労人であるなんとも可哀想なオジサンである。


  • アリシア

ブラッドレルムの中でも有数の名家であるリリスベル家の新しい家主。

リーザの姉であり、非常に明るい性格をしている。


  • アマネ

いつかマイ神社を立てるために一つ1万2千ゼルでお守りを売る女の子。

イベント内でアストレアにもお守りを売ろうとして、あと少しでの所でメリダに連行されてしまった。


  • ムゥ

始まりの魔女の一人であり、月間マジョマジョのトップモデルである。アニメでアストレアが遊びでカメラマンをやっている時、仕方なくではあるがモデルをやっていた(撮影時は結構ノリノリだった)。


  • ダイヤ

魔女協会総帥。仕事をさぼってパフェを食べに行ったり、ワガママで国全体を休日にしたりと中々のクソガキである。

エイプリルフールのイベントでは口喧嘩をしていた。


  • サファイア

魔女協会十輝石の一人。ルビーとタッグを組んでいる。ダイヤが逃げた際はよく探しに出かけている。


  • エメラルド

魔女協会十輝石の一人。人形焼きにてアストレアごとスパイラルを攻撃し、見事に殲滅した。

なお巻き込まれたアストレアは傷だらけになったためぶち切れた。


  • アクアマリン

魔女協会十輝石の一人。人形焼きにてアストレアたちがスパイラルと交戦中にサポートをしていた。エメラルドの攻撃で傷だらけになったアストレアの傷を治し、旧帝国領と魔女協会の関係悪化を何とか防いだ。


  • トレーク

大罪の魔女の一人で末っ子の怠惰担当の魔女。とにかくだらけている。人形焼き会場を襲撃したスパイラルをアストレアとともに迎撃した。


  • グルーミージニー

別名魔女狩りと呼ばれるスパイラル。恐らくレベルIVクラスのスパイラルである。魔女などの魔力を急激に吸収し自身の壺(本体)にため込むため、魔女の天敵ともいわれる。急激に魔力を吸われてしまうと魔力攻撃をするものはたちまち昏睡状態に陥ってしまう。劇中ではオラトリオほどの魔法使いの魔力を吸収して戦闘不能にしてしまうほどである。魔法使いの形状はため込んだ魔力を大きく消費してしまうため滅多に取らず、ただの壺に擬態したり、飛んで逃げたりと戦闘を好まない性格をしている。最後はAmaterasuを使役したアストレアによって三枚おろしにされた模様。


  • ミコトガミ

アニマルレルムのネケレレ遺跡の奥深くに古くから鎮座し、「遺跡の守護神」として言われているレベルVのスパイラル。大地を操る特性を持ち、精霊と深く関わりのあるとも考えられていて、アニマルレルムのドルイドからは「生命」を司るスパイラルと言われている。縄張りにはいっても危害を加えない温厚なスパイラルであり、運が良ければ「妖精の光」と呼ばれる美しい光景を見ることができる。

レベルVスパイラルのため、スパイラルが集まってきてしまう。しかしミコトガミは臆病なため、人がいるとわかるとすぐ隠れてしまう。ミコトガミの前では大人しいものの、ミコトガミが隠れてしまうと狂暴になり、近くにいる人間に襲い掛かる。クォンやアストレアは、ラパンテの声がでかいせいでミコトガミが隠れてしまい、実際に襲われることとなった。その時はアストレアがしんがりとなり皆を逃がした。アストレアは強く無傷で帰ってきたので良かったが、一般人ならひとたまりもなかっただろう。

また、普段は臆病だが、遺跡を荒らすものには大地の怒りともいえるほどすさまじい攻撃を仕掛けてくる。


  • リュストメーテル

エイプリルフール限定イベントのポケットアートにてアストレアの相棒アートとして登場。鳴き声は「ふめーど」。二回戦でダイヤに勝ったハルのアートであるミウの体力を回復していた。ちなみにバージョンが違うとアストレアと戦うことも。


メインストーリー 2部 ※ネタバレ注意

2部4章 無限煉獄の陽牢

 生も死も、希望も絶望も、すべてが無意味

  無駄で、無用で、無価値なただの陽炎


     ここは心を折るための牢獄

    すべてを絶望させるための煉獄


紅き月は絶望へと姿を変え、希望をむしばんでいく



紅き月は一度地に堕ちた。

連邦領主のイヴが紅き月が落ちた龍の尾へと向かうが戻らず、数日後再び浮かんだ紅き月から大量のスパイラルがブラッドレルムに降りてきて蹂躙を始めた。

魔女たちは一人残らず魔法が使えなくなり、旧連邦領、レイデシア領、スウィンス領、カルディラ領、そして魔女協会領は瞬く間に壊滅し、その勢いは止まることを知らず旧帝国領へと押し寄せる。



旧帝国領


崩壊する帝国

民を守るために、そして一人でも多く逃がすために領主アンセムはスパイラルを抑えるべく応戦する。そこにアストレアがやってくる。

オラトリオ、フリージアはアストレアを守るために亡くなっており、アストレアは母のアンセムに共にリリスベル領に逃げようと提案するが、アンセムはスパイラルを抑えるためにしんがりを務めると言う。それが秩序を背負う者の責務であり、領主として背負うべきものであるからこそ・・・・・・。

それを聞いたアストレアも戦うというがアンセムはだめだと一蹴する。アストレアはもう目の前で大切な人たちを失ってしまうのが怖くて精神的に追い詰められてしまっていた。

しかしアストレアは母を失うことを恐れていた。そんなアストレアにスパイラルが襲い掛かる。不意を取られ、絶体絶命の危機だったがアンセムがアストレアを庇い致命傷を負ってしまう。

死ぬ間際、帝国は壊滅するがアストレアが生きている限り秩序は残ると言い残し、アストレアに秩序を任せて亡くなった。

しかしアストレアは大切な人達を目の前で失い、心から絶望してしまい戦う気力すら残っていなかった。そしてスパイラルに襲われてしまうが・・・・・・。



リリスベル家


諸侯会議

帝国領の悲劇から数日後、アニマルレルムから来たウィンター達から話を聞くため、そしてスパイラル対策のために臨時で諸侯会議が行われることとなった。

奇跡的に生還していたアストレアは領主代理として参加していた。


自己紹介中にアストレアはヒューマレルムのレベルVIのラビュリントスの力を試そうとした。

その際はエヴァが何とか収め、ダイヤの口から語られる非常な現実をウィンターたちは聞かされる。


ダイヤ、アリシア以外の領主は全滅、そしてかろうじて代理を建てられた旧帝国領と旧連邦領以外は代理すら建てられなかったこと。諸侯は僅か4人となってしまっており、ブラッドレルムの壊滅は目前まで迫っていた。

ダイヤは輝石たちが身を挺して逃がしてくれたため生き残ることができた。輝石たちの最後を、そして皆が命を懸けて逃がしてくれたからこそ皆の思いに報いようとしていた。

エヴァは連邦にある龍の尾に紅き月が落ちた際、イヴが先にリリスベル領に逃がしたため生き残ることができたのだった。

しかし、イヴは行方不明となってしまい、連邦領は壊滅、エヴァは自分だけが助かったのを気まずく思い、「生き残るなら・・・・・・私より母様の方が絶対に良かったのにね・・・・・・。」と言ってしまう。

彼女は自分に対して卑屈であるためよく母と比べてしまう悪い癖があるのだが、このことにアストレアから強く反発を受ける。そしてアストレアはまだイヴおばさまも母もまだ生きており戦っているといい、「お母様たちが死んだなんて・・・・・・わたしは絶対に認めない・・・・・・!」という。目の前で母親が死んでしまったのを受け入れきれてないのである。


アストレアは勿論、エヴァもそしてダイヤも皆心の整理がついておらず、かなり追い詰められてしまっている。


それでもダイヤはあきらめておらず、ウィンター達にレベルVIをどのように倒したのかを聞く。

レベルVIとの戦いは一筋縄ではいかないこと、そしてラビュリントスからレベルVIは世界の反転をしようとしていることを聞いた。

しかし、アストレアはラビュリントスが信用できず、騙そうとしているのではないかと疑う。

再び揉めるアストレアとラビュリントス。その際ラビュリントスは、「生意気なのはそっちでしょー?お母様お母様ってぴーぴー言ってるだけだし。お母様に甘えたいだけのお子ちゃまなんじゃないのー?」とアストレアの核心をついてしまい、アストレアは酷く動揺してしまう。

その場もエヴァがアストレアの姉のように立ち回り、ラビュリントスを筋トレ勝負を仕掛けて退席することで収めた(ちなみに筋トレ勝負はエヴァの圧勝だった)。

諸侯が退席したこと、ウィンターが夢で見た炎の魔法を使う魔女のことをムゥに聞くために退席したことで諸侯会議は終了となった。


ダイヤとアリシア、リーザは書庫においてある禁書や魔道具の中から使えそうなものを見つけるために退席する。

残されたアストレアとガジェル。アストレアはガジェルに対して2つ質問する。


アストレアとガジェル

まず、人を食べたりしないか質問した。まだ完全に獣人への恐怖心は抜けていないらしい。勿論、ガジェルは人を食べたりしない。

そしてもう一つ、帝国領には本当に誰もいなかったのか質問した。ガジェルは誰もいなかったと答える。

アストレアは答えを聞き、ガジェルに「わたし、しばらく帰らない」と伝言を残して屋敷の外へ出た。

勿論、ガジェルは放っておけずアストレアを追いかけて外に出る。


アストレアはついてくるガジェルに反発するが、心配になったガジェルはアストレアを一人にするわけにはいかないと聞かない。

余計なお世話だといい、一人で何でもできるというが、ガジェルは「何でも一人でしなくちゃいけねぇわけじゃねぇだろ?」と言い、「アストレアが何と言おうと、俺は一緒についていくぜ。」という。

流石に折れたアストレアは旧帝国領に行き、母であるアンセム、オラトリオ、そしてフリージアを探しに行くといった。

しかし、このままいくと夜になって危険だとガジェルは言うが、アストレアはそれでも行くという。また、Amaterasuがあるから戦えるといい、心配しなくていいというが、ガジェルは帝国領にはもう誰もいなかったという。

その言葉に酷く動揺しながら強く反発し、ガジェル達が見つけられなかっただけだという。さらにアストレアは母が自分より強くて立派な領主であり秩序の体現者だからこそ約束を破るはずがないという。

ガジェルはアストレアの意志を尊重してアストレアとともに帝国領に行くという。なぜここまでしてくれるのか気になったアストレアにガジェルは放っておけないと答える。

また、ガジェルにはアストレアが妹のミモザみたいに負けず嫌いなところ、辛いのに強がったりするところ、そして家族思いなところが似ているといった。

流石のアストレアも気持ち悪いと思ったが、ガジェルに心を開いていく。しかし、頭をなでられ髪が乱れたり、妹扱いされたりしたため会心の一撃を見舞う。

しかし、兄弟のいないアストレアはまんざらでもなく少し嬉しそうでもあった。



帝都グロズヌイ


崩壊した帝国

リリスベル家ではアストレアとガジェルが屋敷から出て帰っていないことに気づく。夜になっても見つからず、慌てる一行。ウィンターが時々見るフラッシュバックでアストレアが殺された瞬間を見る。

そこから推測してアストレアは帝国領にいる、母を探しに行ったとエヴァは考え、ウィンターは一人で捜索に行く。そのあと道案内としてゼロが、そしてミウもついてきて三人で帝国領へと向かう。


時を同じくして帝都に着いたアストレア達。街は勿論、帝国の象徴と言える橋がボロボロにされていることにアストレアはショックを受けるが、何とかこらえて母を探すために二人は街へ入る。

ガジェルの鼻も頼って街中、そして帝王女学院まで探したが、街の皆は勿論、オラトリオ、フリージア、アンセム、そしてスパイラルも含めて誰もいなかった。

アストレアは悲痛し、ガジェルに強くあたってしまう。アストレアは守りたかった人たちは皆なくなってしまっていることを受け入れられなかった。

その時だった。アストレアの頭に聞き覚えのある声が聞こえた。

その声はアストレアを未熟で傲慢、誰も救えないという。そして現実から目を背け続けるアストレアをおバカという。

アストレアはうるさいといい取り乱すが、続けてこう言った。

「わたしはワタシ ワタシはわたし・・・・・・ 忘れないで ワタシがいることを」

という。

取り乱すアストレアをガジェルは正気に戻し、様子がおかしい街に嫌な予感がするがアストレアは母がすべて倒したのではないかという。

案の定ガジェルの言ったとおり的中し、一人の魔女?がいた。


謎の魔女

その魔女?は勝手に行動されると管理が面倒といい、イライラしているようだった。

そして自身を「牢獄の監守」といい、スパイラルを使役してアストレアたちにけしかける。


どこからともなく出現したスパイラル相手に苦戦を強いられるガジェル。アストレアはAmaterasuを使って応戦しようとするが、Amaterasuはアストレアの意志に応えず動かない。

窮地に立たされたアストレア。そこにウィンター間に合い、アストレアを救う。

そして目の前にいる魔女?が夢の中で見た魔女であり、自身の知りたい相手である人であることに気づく。

そしてジンなのか質問する。しかし、その魔女?はジンを知らないと答え、知らないまま絶望して死んでくれという。


ゼロはスパイラルのようなことをいう魔女?をかつてジンに封印されたスパイラルなのではと疑う。

ゼロはジンを知っており、千年ほど前、ジンが紅き月を空に浮かべてレベルVIを月にして封印したこと、そしてその封印のために使われた魔法が火蝶封月出あることをいった。

そして自身を『牢獄』から出してほしいという。明らかに意味深なことを言うゼロ達を不思議に思うウィンター。

アストレアはそれよりその魔女?を倒せば解決でしょ?といい、秩序を乱されたこと、そして帝国領がこうなった原因はその魔女?のせいであると確信し、倒してやるという。

その魔女?はアストレアをいつやっても面白みのないお嬢様と言う。アストレアは攻撃を仕掛けるがはじかれ、そしてアストレアを締め上げる。

そしてアストレアを甘くて無力なお嬢様といい、アストレアの守りたいものはもうなく、失ったのは自分の無力のせいだという。

アストレアはうるさいといい、乱暴に魔装を振り回す。勿論当たらず、アストレアに魔装を降る秩序すらないから仕方ないといい、アストレアを殺してもいいというがいつもと同じだからつまらないという。

ウィンターはまるで何度もアストレアを殺しているような発言を気にする。

そして魔女?はアストレアの無力さを噛みしめさせるために、全てを絶望に染め上げるためにスパイラルをけしかけ、その魔女?は一行の前からいなくなる。


ガジェル、ウィンターはスパイラルと交戦し、何とか倒す。そして意味深なことを話していたゼロを疑う。

その時、紅き月からスパイラルが降りて来たのを見て、行先はリリスベル領であることを知る。

一行は急いでリリスベル領に戻ることになった。



リリスベル領 国境の町 ベングルトン


襲撃

スパイラルの大群の襲撃により蹂躙されるベングルトン、ピリオド達は魔道具で応戦するがどうにもならず、被害は悪化する。

リリスベル家では対策を始めていた。街の住人を避難させるためにエヴァとラビュリントスが屋敷から出る。

そして屋敷の防衛にムゥが、ダイヤはスパイラル殲滅のために禁書発動をすることを決める。

エヴァ、ラビュリントスのおかげで住人の避難が進む。絶望の中、諦める人々を放っておけないエヴァは人々を励ますが、ラビュリントスは放っておけばいいのにという。

自分で死にたいなら勝手に死ねばいいというラビュリントスにダメだと言い、エヴァはここで見捨てたら自分自身も見捨てることになってしまうという。

かつて自分が諦めていた頃、アストレアたちが励まして支えてくれたから立ち上がれたことがあったからこそエヴァは立ち上がれない人たちを励ましたいという。

ラビュリントスはよくわからないというが、エヴァはみんなを見捨てられないという。

そしてみんなを励まし、生きてほしいとお願いする。

ラビュリントスは人間がなんですぐ立ち直れるのかわからないというが、エヴァのお願いでみんなの護衛にあたる。

エヴァのおかげで避難が進み、アリシア達も避難してくる人たちがどれくらいいるのか確認する。

しかし避難できていない人たちもおり、エヴァがここに戻ったら作戦を決行すると切り捨てる覚悟もする。

その時、スパイラルがアリシア達のもとに襲来する。アリシア達は魔道具でダイヤの準備が完了するまでの間、耐久戦をすることになった。


禁書

場所は変わり、ムゥはジンの姿をした魔女?と対峙する。

ムゥはジンの姿をした魔女?を偽物と言い、氷の古代魔法を用いて攻撃する。

ムゥは「旧き月の魔力」に頼らず、自分自身の魔力を使用して古代魔法を行使したのだ。

古代魔法は失伝『させた』魔法であり、使えるのはジンとムゥだけであるという。

古代魔法の使用は自殺行為であり、行使し続けると死んでしまうことでもあった。

しかし、ムゥは生きることに執着しておらず、親友の姿を騙ったことに怒り心頭だった。

古代魔法を用いて魔女?をダイヤの目の前に誘導し逃げ道を塞ぐ。

ダイヤはムゥに悪態を付きながらも感謝し、数多の禁書を発動させ極大魔法を使用する。


禁書の威力はすさまじく、街の外に着いたアストレアたちにも影響を及ぼした。

アストレアはエヴァやダイヤが心配で街に入る。


反動で吹き飛ばされたリーザはエヴァとラビュリントスと合流する。

ダイヤの禁書によりスパイラルは全部消しとんでしまっていた。

そして近くでアリシアの声が聞こえた。しかし、ダイヤの名前を呼びあせっているようだった。

リーザたちは急いで合流に向かう。

アリシアはダイヤに呼びかけるがダイヤから返事は返ってこない。

膨大な数の禁書を一度に使用した反動でダイヤは亡くなってしまった。

魔女協会総帥として覚悟を示し、命を懸けて戦ったダイヤにムゥは敬意を示し、ジンと同じだけの覚悟を示したダイヤを称賛し、語り継ぐと約束した。

そこにリーザたちが合流し、ダイヤの死を聞く。ダイヤの禁書のおかげで戦いは終わったかに見えた。


しかし、スパイラルは生きており攻撃を仕掛ける。

アリシアは攻撃対象であるリーザとエヴァに声かけ、リーザだけは庇うことができ何とか救うことができた。

しかし直撃を受けたエヴァ、そしてアリシアは死んでしまった。

そしてスパイラルは全員絶望させてから殺すというのだった。


崩壊したベングルトン

街に入ったアストレアたち。ボロボロになったベングルトンを見てアストレアはエヴァとダイヤを探すために一人で行動を始めてしまう。

一人で行くのは危ないというガジェルをゼロはスパイラルの心配はないという。

街にスパイラルがどこにもいないことを踏まえてダイヤたちがうまく処理したかもという。

そしてリーザを見つけるウィンター達。

現状を確認するためにリーザに質問をするガジェル。

アリシア、ダイヤ、エヴァの死を告げられ、さらに禁書を持ったとしてもスパイラルを倒しきれず、今はムゥだけが戦っていることも告げられる。

話を聞いたガジェルは悔しがる。そして絶望し諦めているリーザ。

しかし、ウィンターはあきらめなかった。皆が命をかけて守ったものを守るために、そして自分に絶望しないために戦うと決める。

ガジェルもあきらめず、最後まで戦うことを決意する。

絶望し、悲観するリーザにガジェルは無理をしなくていいといい二人で戦いに行くのだった。

二人がいったあと、リーザも自分に絶望したままなのを嫌がり、そして再び立ち上がる。


エヴァの死

アストレアはエヴァとダイヤを探しているとラビュリントスを見つけた。

そしてラビュリントスの前には判別がつかない程損傷が酷く原形をとどめていない死体であった。

ラビュリントスはそれをエヴァだというが、アストレアは嘘を付くなという。

しかし、ラビュリントスは嘘をつくわけなく、非情な現実を淡々という。

エヴァの死を受け止められないアストレアは現実から目を逸らそうとするが、ラビュリントスはエヴァは死んだと言い、情けないと侮辱する。

なぜそんな酷いことを言えるのか、いいお姉ちゃんであったエヴァの死が辛くないのか、悲しくないのかと問うアストレア。しかしラビュリントスは酷いことを言ったとは思っておらず、いつかは死ぬんだから悲しむ必要なんてあるの?と純粋に問いかける。

アストレアは絶句し、元スパイラルのラビュリントスに人の気持ちなんてわかるはずない、人が絶望して死ぬのを見るのが楽しいんでしょと問う。

しかし、ラビュリントスはエヴァへの侮辱ともとれる会話を続ける。アストレアは侮辱を許せず強く当たるが、ラビュリントスもエヴァが目の前で亡くなったときよくわかんない感情になっていたことを話す。

そしてこの「つまんない」といった感情が悲しい、辛いといったことなのかとアストレアに問う。

アストレアはラビュリントスにそうだと教える。『悲しい』という感情を知ったラビュリントスはアストレアに弱いといったことを謝る。

エヴァと約束していたから・・・・・というが、アストレアにとっては守りたかった大切な人たちが皆自分より先に亡くなってしまったことを意味していた。

しかし、ラビュリントスは謝り続ける。


爆音とともにスパイラルとムゥが、そして皆がやってくる。

戦闘は劣勢であり、全滅も時間の問題であった。そしてスパイラルは絶望しきったアストレアに語り掛ける。

普段なら強く反発するアストレアであるが、戦う意味を見失い殺してほしいと懇願する。

リーザも合流し、魔法が使えなくても最後まで戦うと決意するが、それでもアストレアは立ち直れなかった。

そしてスパイラルはアストレアを侮辱する。その時、何者かがスパイラルに対して攻撃を仕掛け、そして久しぶりとアストレアに言い、「いつまでも甘えてるんじゃないわよ、おバカなわたし。」と活を入れる。


受け継いだ『秩序』

突然のことに驚く一同。アストレアそっくりの白い少女をスパイラルはラストレガリアかなんかかと疑問に持つが、白い少女は否定し悪趣味なものと一緒にするなという。

スパイラルは攻撃を仕掛けるが難なく跳ね返しアストレアと話があるといいウィンター達に時間稼ぎをしてもらうのだった。


いきなり出てきて殴られたアストレアは何なのよという。その少女はずっと一緒にいたのにずいぶんないいようだといい、話したこともあるといった。

その少女はなんとAmaterasuであった。アストレアは今度こそ自分を乗っ取るつもりなのか聞くが、それもいいかもとAmaterasuは言い、アストレアにイライラしているようだった。

自身の無力で何もかも失ってしまった、Amaterasuがあったのに守れなかった・・・・・自身を無力でどうしようもないというアストレア。

Amaterasuは逃げてすべて解決するのか、いじけて受け継いだものをすべて否定していいのかと問う。

しかし、アストレアはもう自分の無力で何もかも無くなってしまったのになんで戦わないといけないのかと言う。

目を背けたいだけなのか、それとも逃げたいだけなのか・・・・・そしてわたしのことは何でも知っており、ワタシが現れた理由もとっくに気付いているはずだとAmaterasuは言う。

しかし一行に立ち上がれないアストレアにAmaterasuは扉を開き、そして入るように促す。

その扉には歴代皇帝たちの魂が入っていた。そして代々受け継がれてきた鏡について話し出す(詳細は同記事の魔装を参照)。

アストレアは入ろうとするも拒まれる。ここまでしたのに気づかないアストレアに呆れつつ、アストレアは『秩序』に身を捧げず、託された責務から逃げ出した者を皇帝として認められていないからだという。

もう何も残っていないから託された責務なんて果たせないと泣きながら反発する。

しかし、アストレアには最初に母から託されていたものを言われていたのだ。


それは『秩序』だった。

アストレアが生きている限り秩序は残る・・・・・母だけでなく、オラトリオもフリージアもエヴァもダイヤも・・・・・みんなが託した『秩序』という架け橋を、ブラッドレルムを、そしてわたし自身を見捨てて守らなくていいのかと問う。


託されたものを思い出したアストレアは現実と向き合う。

辛く悲しくどうしようもなくて逃げる・・・・・ありもしない幻想にすがって母に甘えっぱなしだったこと・・・・・。

そしてそれもワタシは許してくれない・・・・・と言う。

しかしAmaterasuはアストレアに対しこういったのだ。


「ワタシはわたし・・・・・わたしはワタシ、なんだから。」


逃げること、そして目を背けることを誰よりも許していないのはアストレア自身だった。

みんなが守ってくれたわたし・・・・・アストレアが生きている限り『秩序』は残る、そして『秩序』を乱す愚か者には正義の鉄槌を下す。

それこそが『秩序の体現者』であるアストレアの為すべきことであることに気付く。


気付くのに時間がかかりすぎているアストレアをおバカ、アホと罵倒するAmaterasu。流石にイラっときたらしく反発する。そのアストレアはいつもの調子であった。

そして『秩序』を守るために再びAmaterasuとともに立ち上がるのだった。


対インファス戦

時を同じくしてアストレアのために時間を稼ぐウィンター達。

しかし戦況は劣勢。ウィンター、ガジェルは吹っ飛ばされ、ムゥは限界寸前、そしてラビュリントスは幻影に惑わされ眠らされてしまった。

絶望的状況を覆すためにリーザは考える。ムゥは古代魔法を使って戦っていた、なら自分も使えるのではと考える。

そしてリーザスパイラルの隙をつき、古代魔法『ニブルヘイムティアーズ』を発動するのだった。

時を止める氷の古代魔法により動けなくなるスパイラル。なぜ古代魔法を使用できるのか困惑するムゥであったが、古代魔法はあまり使うなとリーザに警告する。

しかし、古代魔法といえど長くは続かず、効果が切れようとしていた。


その時、アストレアがようやく戦線復帰を果たした。

そしてアストレアは啖呵を切りAmaterasuとともに幻を操るスパイラル【インファス】と戦うのだった。


遠距離攻撃と近接攻撃を巧みに使い追い詰めるアストレア。

戦況はアストレア優勢となっていた。そしてAmaterasuは歴代皇帝たちを呼び出し、アストレアは『秩序』を乱すものに裁きを与えんばかりに撃ち放つのだった。


ついに倒れたスパイラル。おもしろいといい、真実を話すのだった。

アストレアたちは夢を見ていたこと、これからがやり直しの聞かない本当の地獄ということ、自分が倒れて牢獄が崩壊したこと。

アストレアたちにせいぜいがんばれよと言い、ブリューゲルを楽しませてやってくれと言いながら消滅した。


犠牲が大きすぎて勝った気がしない一同。心の整理のために時間がほしいとアストレアとリーザは言う。

ウィンターとガジェルは生きている人たちを探しに行こうとするが、その時ゼロが拍手をしながら近づいてくる。

生き残った人たちはどこにいるのか聞くウィンター。しかし・・・・・・


終焉のゼロ

ゼロは生き延びた人たちを戦うこともせず逃げた無用な人間たちという。

ガジェルは冗談にしても言っていいことじゃないといい、ゼロに歩み寄る。

ラビュリントスが近づいちゃダメだというが時すでに遅く、ガジェルはゼロの無属性魔法によって殺されてしまう。

ガジェルに何をしたか問うリーザ。ゼロは魔法が使えるようになったかの確認といい、ウィンターの問いには全員ゼロになったと答える。

ゼロになったという意味をリーザは問う。しかし、リーザもゼロの攻撃によって殺されてしまう。


アストレアは攻撃を仕掛けるが、ゼロには当たらなかった。

ゼロは何もない所に攻撃しても無意味だという。今まで言っていた痛い発言はすべて本当のことだったのだ。


ムゥ、ウィンターラビュリントスの攻撃もすべて当たらないのだった。


そしてアストレアを無属性魔法で攻撃し、殺害する。


崩れ行く牢獄の中、自身の計画を始められることに感謝し、笑いながら告げた。世界の終焉の始まりを。


2部5章 千年修羅の不死蝶


ホープとして4章で活躍したアストレアの活躍が見込まれている。


魔装


一括りでいえばアストレアの持つ魔装『Amaterasu』は魔道具というものである。

魔道具は強い魔女が長年使われたことで道具に魔力が宿ることででき、魔女でないものでも魔法を行使することができる道具である。

勿論、使用回数に上限があるものが多い。

特に強力なものは魔装や呪具と呼ばれており、アストレアの『Amaterasu』もそれである。



かつてブラッドレルムは内戦のせいで多くの血が流れていた。

そんなブラッドレルムを秩序あるものにしようと立ち上がった魔女と人間がいた。

二人は共に平和な世界にしようとしたが、あるとき魔女は大怪我を負ってしまう。

もはや先は長くないとわかり、親友の人間に愛用していた鏡を託した。


魔女の思いを受け継ぎ、人間は『秩序』のために身を捧げた。

鏡は人間に子供ができた時、その子にも、その子孫へと代々託されていった。全ては『秩序』のために・・・・・・。


こうして託されてきた鏡は今、アストレアが持つ魔装『Amaterasu』となって秩序はいまもなお受け継がれ続けている。


この魔装は持ち主に相応しい形へと変容する特性があり、アンセム家の血統以外には扱うことができない。母であるアンセムの時は『Murakumo』と言われていたが、魔女狩り事件の時にアストレアが新たな秩序の体現者として選ばれ、『Amaterasu』となった。


しかし代償もあり、使用者は『秩序』のため生贄として魂を魔装に捧げなければならない。

これが魔装の呪いというものであり、アストレアが何気なく振ってきた力は歴代の皇帝たちが託してきた魂『秩序』そのものであり、生贄としてささげてきた思いの力である。


それはすなわち、いつかはアストレアも生贄として魂を捧げなければならない日が来るということである。


だからこそアストレアに逃げることは許されなかった。

今まで歴代皇帝たちが生贄としての魂を捧げてまで積み上げ、受け継ぎ、託してきた思いを、『秩序』を次の時代へと託す。

それこそが生贄となったアストレアの責務であり、祝福であり、呪いなのだから・・・・・・。


この魔装は真実を映す鏡と呼ばれ、アストレアが望んだ時にしか具現化しない。

アストレアが心の奥底で出したいと思えば容赦なく出てくる。

しかし、使用者の本心をべらべら話すため、アストレアやアンセムからはあまり好かれてはいない模様。


押し隠した本心が出てくるのでアンセムの場合、娘に会えないことを悲しむ気持ちが出てきた。そしてそれを自分で慰めるといったことをしていた。

そのせいで魔装にはおバカと言われている。


アストレアはAmaterasuに髪をとかさせたり、ネクタイを結んだりさせている。仲はいいとは言えないものの、お互い信頼しているようだ。

こちらもおバカと言われている。



また、この魔装は非常に強力ではあるがラストレガリアではない。しかし、大きく特徴が類似している。


Amaterasuの歌

歌詞


世界にはびこる 黒い影


絶望より来る スパイラル


二刀の斬撃 食らえ Amaterasu


スラッシュ! ソード! ピンチパワー!


輪廻の絶望 打ち砕け


オーオー Amaterasu Amaterasu


(間奏)



…といったように内容が壊滅的な歌である。しかしアストレアからはかなり好評だった模様。


ボイスセリフ


アストレア・アンセム

戦闘開始私は秩序の体現者、アストレア・アンセムよ!
通常攻撃やぁぁ!/それっ!
スキルゲージMAXこれがわたしの護りの力・・・・・・
スキル攻撃貴方の力、借りるわよ! Amaterasu!
ガード成功ふっ!
ダメージいたっ!
クエストクリアこれくらい当然よ!わたしは何でもできなくちゃいけないの!
クエストリタイア嫌い・・・・・・こんなの…絶対認めないんだから・・・・・・!

ウルフ・アストレア

戦闘開始ガオー!・・・・・・これで動物こないわよね…?
通常攻撃ガオー!/はあっ!
スキルゲージMAXこれ以上好きにはさせないっ!
スキル攻撃行くわよ!Amaterasu! Scapegoat!
ガード成功甘いわっ!
ダメージキャッ!
クエストクリアこれくらいどうってことないわ!余裕よ、余裕!
クエストリタイアもういやぁ・・・・・・(グスッ)なんでわたしがこんな目にあうのよぉ・・・・・・

天照アストレア

戦闘開始ア「もう逃げたりしない!いくわよ!『Amaterasu』!」A「ええ、いつでもいいわよ、わたし!」
通常攻撃ア:これでどう!/A:どうかしら?
スキルゲージMAXA:託された思い・・・・・・それがわたしの力・・・・・・
スキル攻撃ア:今こそ示す!わたしの秩序を!
ガード成功A:この程度?
ダメージア:んぐっ!?
クエストクリアア「ふんっ!」A「おバカな私にしては及第点かしら。」ア「何様なのよあんた!?」
クエストリタイアA「秩序はここまでみたいね・・・・・・おバカなわたし・・・・・・」ア「まだよ・・・・・・わたしはまだ・・・・・・」

ア・・・アストレア A・・・Amaterasu


余談

  • オラトリオは秩序の後継者にてどうやら朧のザクと接点を持っていたかのような描写がある。
  • アプリの二代目スタート画面にブラッドレルム枠で登場。今後メインストーリーで活躍するのではないかと期待されているが、11章で登場したのは彼女の母親であり、まだ本人は登場していない。
  • 公式からアクキーが発売され、母親に頭を撫でられ満更でもない様子のアストレアをオラトリオが笑ってみていると言う非常に微笑ましいアクキーで多くのユーザーから好評だった。
  • 彼女は1年と6か月+αイベントに出演していなかったが、スイパラ記念コラボでついに出演してファンを喜ばせた。
  • アストレアは人気こそトップではあるものの、何かと不遇な扱いを受けやすく、1年半イベントに出して貰えなかったり、スイパラコラボでは人気投票一位なのに最後の打ち上げの際にいた純星5キャラの中で唯一書下ろしイラスト、着せ替えがないという何とも言えない扱いの悪さ、さらにボイスを生放送内にて先行公開されたキャラの中で何故か1人だけ大規模なボイス追加の第1弾で追加されないといったかなり酷い仕打ちを受け続けている。
  • ついにウルフ・アストレア(ウルトレア、ウルアス)として限定化した。
  • 本当に動物、獣人を苦手としており、子犬の声が聞こえただけでも恐怖し、さらに子犬に噛まれた際、プライドなんか完全に捨てて本気で助けを求めていた。
  • ついにボイスが実装された。声優はアニメと同じで貫井柚佳さんである
  • 人気投票では全て入賞している数少ないキャラの1人で、特にブラッド枠ではスタンプ以外では全て1位と言った快挙を成し遂げている。また、3周年人気投票ではついに1位となった。
  • 4周年人気投票で再び一位となり、殿堂入りを果たした。ラスピリ人気投票において殿堂入りしたキャラはこれで二人目である。また、メインストーリーでの活躍がある事が明言された。
  • 更にドラマCDにも出演することが決定した。
  • 4章にてホープとして限定化した。

関連タグ

ブラッドレルム ラスピリ ラストピリオド


外部サイト

3周年人気投票

4周年人気投票

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