竜の姫君
りゅうのひめぎみ
概要
原初の世界「星界」にたどり着いた始まりの竜の眷属「トゥルードラゴン」達が、同じく星界にたどり着いた、ディンギル達による「竜域」滅亡のシミュレーションの過程で幾度となく死に続けた事で生じた「各務原あづみのものを核とした『生きたい』という思念の集合体」に縋りついた事で形を成した概念体。
誕生経緯故に竜の因子をその身に宿している。
その精神には、同様に死に続けた上柚木八千代、黒崎春日の思念も構成要素として含まれている他、自身と融合したバルビエルの影響で服を着ていると落ち着かない。
作中での行動
誕生当初は自身のルーツを探っており、その末に自身の元となったのがあづみである事を知る。
その肉体を依り代として乗っ取ろうとするが、過去にディンギル「マルドゥク」とあづみが契約関係にあった為にあづみへの憑依は失敗、その後は「5色の世界のあづみ」の中で唯一生存していた天蠍宮バルビエルと融合する形で現在の世界に姿を現し、「5色の世界の争いを止める」事を目的に、自身の使い魔「アストラルドラコ」を従えて行動を開始する。
だが、彼女の「平和」に対する考え方は他者と大きくずれており、5つの世界を巡った後「全ての世界を1つにすればいい」という考えに至り、戦いを早期決着させるべく安倍晴明とユグドラシルに「融和」の力を与えるが、安倍晴明はブラックポイントを起点とした現代世界の荒廃、ユグドラシルはブラックポイント越しの現代世界の知性体との融合を企て、彼女としてはうまくいったと考えてはいるものの現代世界側の事態は悪化。
その後は黒の世界の「墓城」に客人として滞在していたが、平和に対する考え方の違いで墓城七姫との交渉が決裂、彼女は「話が通じない=平和が嫌い」と勝手に判断し、墓城を丸ごと地上から消す(世界のゴミ箱としての役割を持つ虚数領域である星界に送る)という暴挙を行った。
その後、「幻夢郷」からの転移の際のイレギュラーによって本来想定されていた地点とは別の場所に飛ばされた三神器のパイロット達と天王寺大和に邂逅、彼らとの交流を通じて今までの自身の行動が間違ったものであったことを悟る。
だが、彼女が次の目的地としている青の世界では青の竜の巫女ユイが「ソルの代わりの新たな野心家」を探すという不穏な行動をとっており…。
関連人物
各務原あづみ、上柚木八千代、黒崎春日
自身の構成要素となった存在達。
安倍晴明、ユグドラシル
「赤の世界」と「緑の世界」における最大級の災厄。
彼女が与えた「融和」の力により戦いが激化するという結果を生んでいる。
「リバース・アルター」達
「トゥルードラゴン」の内「五神竜」及び「五帝竜」のオリジナルとなった存在達。
バルビエルに憑依した際に発生した時空のねじれを通じてそれぞれの世界に出現した。
プレイヤーとしての竜の姫君
ゲーム開始時にデュナミスに表向きで置く「ゲートカード」という種別のイベントカード『来たれ、星界の遥か』によって、デッキに20枚入れられるトークン生成効果を持つイベントカード『蒼穹の彼方より』を使いまわしアドバンテージを獲得するスタイルが特徴。
「蒼穹の彼方より」は使用の度に効果が強力になってゆき、5枚目以降の使用時は手札を減らさず強力なトークンを呼び出すことが可能となり、物量戦で相手を圧倒できる。