ダンボール戦機に登場する仙道ダイキ×郷田ハンゾウのカップリング略称。
概要
アニメ・ゲームともに犬猿の仲の二人を組み合わせたカップリングのため、必然的にいわゆるケンカップルの様相を多く呈する。
本編中ではLBXバトルの実力が仙道の方が基本的に上のように描かれることが多く、このことがファンの間での二人の上下関係の解釈にも影響していると思われる。
関係性
郷田はミソラ二中の番長で、義理堅く、曖昧なことや曲がったことを嫌う古風な男である。
対するミソラ一中番長の仙道は、自分がトップに立つためなら手段を選ばず仲間をも犠牲にしたり、話の主旨に合わせてタロットカードを手品のように取り出して見せるなど、回りくどく嫌味たらしい言動を好み、郷田の神経を逐一逆なでする存在である。
仙道から見ても郷田は考え方が古臭く言動もがさつで、何かと不愉快に映る。
二人は二中と一中の縄張り争いで長い間対立していた(カズにも知られていた)が、本編アングラビシダス直前まで郷田が仙道の手の内を知らなかったところから、直接対決はこの時が初めてだと思われる。
以後、本編中で接触するたびに衝突を繰り返すが、アキハバラキングダムで共闘を経験して以来、多少は仲が良くなったらしく、終盤までほぼ「ニコイチ」として扱われるようになる。
アニメ本編中のそれらしいシーン
※以下に本編のネタバレが含まれます。
- アングラビシダス直前
11話の仙道初登場シーン。
3話でバンたちを苦しめた郷田のハカイオーが無残に破壊されるという、鮮烈な登場を飾った。
このとき、倒れたハカイオーの顔をジョーカーがハイヒール型の脚部で踏みにじったことから、仙道はかなりのサディストとしての第一印象が一部に定着している。
また、郷田からは「俺は負けた、どんな屈辱でも受ける」という主旨の発言があり、バンたちが割り込んだことへの怨嗟の声は高い。
- アキハバラタワー
29話Bパート。
仙道の前に立ちふさがる郷田に対して、仙道が「お前が負けたら舎弟として一生俺に尽くしてもらう」(※ゲーム版では「一生舎弟として可愛がってやる」)と発言。
バトル自体は郷田の機転で仙道が敗北したが、問題の台詞はこのCPのファンの間で伝説と化している。
- アキハバラキングダム
31話~35話。
特に33話では、仙道の試合放棄行動により窮地に追いやられたハカイオーを唐突に救うなど、いわゆる「デレ」を発揮する。
大会を通して徐々に二人の息が合っていき、優勝時にはハイタッチをしかかるところまで進歩した。
その後の38話などでは、仙道が郷田との共闘(ナイトメアの取説では「信頼できる仲間に背中を預けること」という主旨で記載)の興奮に目覚め、これまでのような単独行動に虚しさを感じる場面が描かれている。
- 終盤
アニメ自体が終盤はかなり巻き気味だったため、二人とも出番がさほど多くないが、共に行動していることが多い。
ゲームでは、イノベイター研究所突入時に扉のロックを解除するため各メンバーがボタンを押すべく散り散りになる場面があるが、一部屋の二隅に二つのボタンがあるところには郷田と仙道を残していくことになる。
このとき、仙道が「どうやって一人で二つのボタンを押すんだい、仕方ない、俺がついていてやるよ」というような内容の発言をする。
正直LBXを使えば一人でも押せたような気がするのだが、仮にそうだとすれば仙道があえてこの非常時に二人きりの時間を作り出したことになり、何をしていたのかとファンの間では憶測が絶えない。
- その他
アニメではないが、ダンボール戦機発売前の初期のPVでは、仙道が右耳にシルバーのリングピアス(イヤリング?)を二つつけているのが視認できる。
反対側にも付けているかどうかは確認できないが、男性が右耳にピアスと言えば比較的よく知られるゲイアピールであり、一部に微妙な憶測を呼ぶ。
傾向
郷田が檜山などの前ではマゾヒストじみた忠犬ぶりを発揮するためか、支配欲が強そうでサディズムを香らせる仙道と組み合わせるといわゆる「ケンカップル」や、発展して「ボコり愛(cf.リョナ)」、R-18系統では陵辱系などに傾く場合がやや多い。
しかし仙道の後半のデレ具合のせいか、仙道が一方的に郷田に惚れ込んでいるようなほのぼのしたものもそれなりに一般的であり、また一部では仙道から感じられる支配欲への願望が高じてかヤンデレに発展することもあるなど、多様である。
仙道が変態化(性的倒錯)されていることがかなり多いのも特徴。
関連タグ
逆CP:郷仙
関連CP:檜郷