概要
前年度は黄金世代の王城ホワイトナイツに得点を挙げた唯一のチームであったが、帝黒アレキサンダースによって転校を拒否したコータロー以外の主力選手が引き抜かれた事情により弱体化してしまう。加えて東京MVPである赤羽も諸事情で同校に転入するも、この事実を知り出戻りした為に半年間の出場停止で拍車が掛かり、今年度春大会も不本意な成績となってしまう。これにより監督も責任を取って辞任し更に最悪の状況に陥っていく(TVシリーズ参照)。
攻撃型、防御型に次ぐ三番目に特化したキッキングゲーム専門で構成され、秋大会も一回戦から背水の陣と言えるギリギリの状況で勝利するも、完全復活を果たした王城と当たって敗れ、3位決定戦で泥門デビルバッツと対戦する。
本来はリスクの高いプレイであるオンサイドキックを連発するスパイダーズウェブ(蜘蛛の網)と赤羽から教えられたスパイダーポイズンと他校選手の重心分析により泥門を敗北寸前まで追い詰めるも、強風によるトリック戦術と素顔を晒したセナの限界以上の走りで敗れ関東大会出場はならなかった。
アニメ版ではチーム内の不和が酷く、赤羽以外は攻撃チームと防御チームはキックチームを露骨に馬鹿にしており、アメフトが素人の監督も馬鹿にするというある意味で賊学やアニメの夕陽より酷い有様で、しかもキックチームしか残らなかった球場で廃部の危機に瀕するという事態にまで陥っていた。尚、監督は素人ながらもアメフトのチームをバンドに例え、攻撃と防御がベースやボーカルならばキックがベースとふて腐れるコータローを諭したことがあり、チームプレイに理解がある良き指導者であった。尚、赤羽が出戻りを決めたのは帝黒教師陣のやり口もさることながら、あまりに身勝手な盤戸のメンバーに腹を立てたのも理由の一つになって、『人として最低』と明確に非難した。ちなみに裏切り者の一人である棘田キリオは四軍に落ちぶれている有様で、赤羽が食ってかかったコータローを「よしてやれ」と止めた当たり、落ちぶれたのを見抜いていた=既に赤羽の眼中から消えている。実際に経験で劣るセナに惨敗するほどにまでなっている。
名前の由来はグループサウンズのバンド名「ザ・スパイダース」から(ズではない)。また、メンバーの佐々木コータローは『走れコウタロー』のヒットを持つ「ソルティー・シュガー」の山本コウタロー、沢井ジュリはジュリーの愛称を持っていたグループサウンズ「タイガース」の沢田研二をもじっているなど、70年初頭のフォークグループに因んだ名前が多い。