概要
1921年、イタリアの寺院にて発見された書物。
発見者である古本商人、ウィルフリッド・ヴォイニックにちなんで名付けられた。
世界中はおろか歴史上のどこにも存在しない正体不明の言語で書かれた本であり、内容の解読に成功した人間がいない謎めいた本。
作中には図鑑にも載っていない不思議な植物や装置などが挿絵として描かれており、誰が何のために制作した書物なのかを巡って現在でも議論が行われている。
いつまで経っても正体が掴めないことから『適当な文字や絵を書きこんで作られた解読不可能なイタズラではないのか』という意見が出たこともあったが、内容の解読を試みた者によると『文章には一定の法則性が見受けられ、でたらめに考えた文字列ではありえない』として否定されている。
オカルト否定論者からはアウトサイダー・アートの一種ともされている。