概要
「エースコンバット7」ストーリーモードに登場するパイロット。所属はゲーム開始時点でIUN-PKF(国際停戦監視軍)だが、後にオーシア国防空軍(OADF)に移籍する。パーソナルマークはリボルバーを咥えた狼。
ゲーム中で2度コールサインが変わり、その他にも多くの通り名や通称を持つなど、他のエスコンシリーズのキャラとはまた異なった設定がなされている。
ちなみにゲーム中で無口であることが明言されている。また、「彼」と呼ばれていることから、男性であると推測されている。
来歴
※ここから先は「エースコンバット7」ストーリーモードのネタバレを含みます。閲覧の際は注意してください。
IUN-PKF時代
第二次大陸戦争(灯台戦争)開戦時、トリガーはIUN-PKFの「メイジ隊」に配属された(ゲーム最初のミッションで『新人であること』『最近メイジ隊に配属されたこと』が明言されている)。
その後、メイジ隊2番機(メイジ2)としてエルジア軍相手に着実に戦果を挙げ、ときにはアーセナルバードや敵のエース機とも遭遇しつつ、エースへと上り詰めていく…
はずだった
転機となったのは開戦後に突然軌道エレベータに向かったハーリング前オーシア大統領を救出する任務の途中、突如護衛対象であったハーリングの搭乗するV-22オスプレイが墜落した事件であった。
この際、「近くにたまたまトリガーがいた」「ハーリングの乗っていた機体が墜落した直後にミサイルを発射した」ことなどから、軍法会議にかけられる。
後に判明することだが、ハーリングの撃墜はIFF(敵味方識別装置)を偽装したエルジア軍機によって行われていた。つまりトリガーは無実であったのだ。
ただし、作中の「IFFは最高機密」という発言からわかるように、IFFに対して絶対の信頼をおいていた現場では、IFFの偽装という可能性には至らなかった。
ちなみに、IFFを偽装する技術はベルカ連邦からもたらされたとエルジア軍将校が語っている。またベルカか
スペア隊時代
軍法会議の後、トリガーはオーシア軍第444航空基地飛行隊、通称「スペア隊」に左遷となる。
この舞台はいわゆる懲罰部隊であり、軍内部でもかなりの問題児たちが集められており、ここでのちまでともに戦うこととなるカウントや、影の助っ人とも言うべきエイブリル・ミードとも出会う。
また、この部隊に配属されている機体は、テールコード(垂直尾翼に書かれる所属を示す文字)を線で塗りつぶすという規定があり、トリガーは同部隊で最も多い三本の線をつけられる。ちなみに、コールサインは「スペア15」
その後は、懲罰部隊として、隊員の命をまるで考えない危険な任務に投入され、戦っていくが、その中で命を顧みない行動を多々起こすことから、味方から「大馬鹿野郎」と呼ばれるようになる。
また、ミハイと本格的な空戦を繰り広げ、無人機の群れをかいくぐりつつ砂塵舞う中地上目標を攻撃するなど、このときからエースとして抜きん出た実力を発揮し始め、スペア隊の同僚であるタブロイドは、「トリガーについていけば生き残れる」と評している。
後に配属される「長距離戦略打撃群」のメンバーともこのときに面識を持っている。
そして、そうした活躍の甲斐あってか、スペア隊は正規部隊へと復帰し、エイブリルの計らいもあり、トリガー(とカウント)は基地司令であるマッキンゼイの護衛という目的でスペア隊とは別の基地へと配属される。
その護衛任務の途中、謎のUAVと遭遇、これを撃墜する。このUAVは長距離戦略打撃群が追跡していたが、「撃墜可能だとは思っていなかった」という発言からわかるように、撃墜は不可能と判断し、追跡だけを行っていたようだが、トリガーが撃墜したことにより、長距離戦略打撃群隊長であるワイズマンは彼に興味を持つ。
長距離戦略打撃群配属後
マッキンゼイ司令の護衛任務の後、トリガーとカウントは長距離戦略打撃群に正式に配属が決定した。
カウントはサイクロプス隊二番機(サイクロプス2)として、トリガーはストライダー隊一番機(ストライダー1)として着任し、栄転を遂げた。
また、懲罰部隊所属ではなくなったことにより、尾翼の線は不要になったのだが、カウントが完全に線を消したのに対してトリガーは三本の爪痕にアレンジし、残している。
この三本の線は垂直尾翼に大きく描かれており、これによって、敵味方から「三本線」の異名を取ることとなる。
転属後の初任務である敵主力艦隊の撃滅、並びにそこから始まる一連の戦闘の全てに参加し、大きな戦果を挙げた。
また、アーセナルバード破壊作戦の後、サイクロプス隊隊長のワイズマンとともに「オーシアの二つ頭」と称されるようになる。
その後はIRBMサイロの破壊、敵基地への奇襲攻撃、そして巨大潜水空母「アリコーン」の撃沈など多大な戦果を挙げ、ついにオーシア軍はエルジア首都、ファーバンティへ迫った。
ファーバンティ攻略作戦は順調に進み、このまま攻略できると判断された矢先、過去二度に渡って対峙してきたミハイ(オーシア側には『ミスターX』と呼ばれていた)が僚機を引き連れて突如参戦してきた。
この時、囮となるべくミハイをひきつけていたワイズマンが戦死(ここではゲームシステム的にミハイの撃墜は不可能なので絶対に死亡する)。
その後、サイクロプス隊の指揮はカウントが引き継ぎ、ミハイの相手はトリガーが行った。
ミハイの実力は高く、ストライダー隊三番機のイェーガーは「誰も勝てない、トリガー以外は」と評した。
そして、ミハイを追い詰め、とどめを刺そうとしたその瞬間、
突如HUDに異常が現れたのだ。
これ以上の戦闘は無意味として離脱するミハイと、混乱する友軍。
それでも「まだ仇討ちが終わってない」と言うカウントであったが、AWACS「ロングキャスター」に諭され、長距離戦略打撃群は撤退した。
通信衛星の破壊後は、当初予定されていたオーシアと内通していたエルジア軍将校の護衛作戦以降の作戦司令を受け取っていなかったため、長距離戦略打撃群は自分の身を守るための独自の作戦を展開した。
その一環で、タイラー島(開戦劈頭にエルジアが占拠した島で、その後にオーシアによって奪還作戦が展開されていた)に向かった際、かつてのスペア隊のメンバーであったタブロイドとスクラップ・クイーンと(無線での会話だけだが)再会。
その次に行った作戦は、自衛のためとは言えエルジアからの独立を目指す分離主義勢力の基地を襲撃し、物資と食糧を強奪するというエスコン史上前代未聞の作戦であった。
その任務の途中、かつて三度相対したエース、ミハイと遭遇。
EASA(エルジア航空宇宙局)から持ち出したX-02Sを駆るミハイと壮絶なドッグファイトの末、見事ミハイを撃墜することに成功したトリガー
が、その後に聞こえてきたのは、敵であるはずのミハイからの「無人機の生産を断て」というメッセージであった。
その後、スクラップ・クイーンから発信され、受け取った情報をもとに、軌道エレベーターに向かい、残っていたもう一方のアーセナルバードを撃墜することに成功した。
が、その直後に突如2機のUAVに襲撃され、2番機であるカウントが被弾。一時的に戦線を離脱した。
後にスクラップ・クイーンも合流し、彼女からこの新型UAVに関する情報と、UAVが軌道エレベーターを利用して自分自身を増産させようとしているという事実を知ることとなる。
そのため、長距離戦略打撃群を含むオーシア、エルジア有志連合はこのUAVの撃墜作戦を敢行。
多大な犠牲を出しながらも撃墜に成功した。
最終的にはUAVが軌道エレベーター直下に逃げ込み、トリガーとともに追跡していたカウントが被弾して脱出不能になるなどのアクシデントに見舞われつつも、トリガーは軌道エレベーターを垂直に上昇して風防のなくなった部分から脱出し、カウントも胴体着陸を成功させ、生還した。
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