ユニコーンステークス
ゆにこーんすてーくす
JRA東京競馬場で開催される、ダート重賞レース(GⅢ)。
概要
1996年に、JRA初の4歳(現・3歳)限定のダートの重賞競走として創設。
以降の3年間は、秋の中山競馬場ダート1,800mの競走として行われ(1997年のみ東京競馬場ダート1,600mで開催)、負担重量は定量(牡馬56kg、牝馬54kg)。
格付けはGⅢとなり、2000年まで9月末または10月初旬に開催された。
また創設時には芝のクラシック三冠競走に倣い、地方競馬である大井競馬場のスーパーダートダービー(10月~11月開催、2001年廃止)と盛岡競馬場のダービーグランプリ(当時11月~12月開催、現在は地方限定重賞)と併せて4歳ダート三冠シリーズを形成。
三冠を達成した場合にはジャパンブリーダーズカップ協会から2,000万円のボーナスが出ることになっていたが、達成馬は現れなかった。
1999年7月に大井競馬場のジャパンダートダービーが創設されて、2年後にスーパーダートダービーが廃止。
また11月下旬に行われていたダービーグランプリも9月後半開催に前倒しとなり、2007年にダートグレード競走としての資格が返上された。
ユニコーンステークスは2001年より6月に移動し、7月のジャパンダートダービーの前哨戦としての位置付けとなったため、開催・距離を東京競馬場ダート1,600mに変更。
2002年からは負担重量が別定重量となり、現在はフェブラリーステークスと同様に芝部分でスタートするマイルコースを使用する。
歴代勝ち馬でもダートのGⅠホースを多く輩出しており、シンコウウインディ(ただし、1位入線のバトルラインの降着で繰り上がり優勝)、カネヒキリ、ゴールドドリーム、カフェファラオが挙げられる。
他にもタイキシャトルの初重賞制覇が、実はこのユニコーンステークスであった。