KUSANAGI
くさなぎ
「灯蛾の如く、燃え尽きろォッ!」
プロフィール
人物
KOF2002より登場した草薙京の裏キャラ的存在。『2002』~『2003』に登場。
見た目は、オリジナル京とは肌の色が浅黒い。着ている服は『'94』~『'98』にで京が着ていた金の日輪が描かれている改造学ラン。
瞳の色は作品によって異なり、『2002』は黒目部分の瞳が赤く、『2003』及び『SKY STAGE』は白目の部分が赤く、瞳が黒いままで、『2002UM』では眼球全体が赤く、『NEOWAVE』は普通の黒い目である。
声優の演出のせいでオリジナルの京より乱暴なイメージはあった同時に、「灯蛾のごとく燃え尽きろ!」、「火影姿に見惚れたか?」など、詩的な台詞が多く存在している。
一見かなり変わったキャラに見えるがオリジナルの趣味「詩を書くこと」を考慮するならそこまで離れてなく、「もう一つの可能性の草薙京」に近い。
『2002』の設定上ではネスツが生み出した多数の草薙京のクローン体のうち1体。また、『NEOWAVE』(家庭用版)と『2002UM』でもこちらの設定。
ただし、クローンとして登場したタイトルが尽くストーリーが存在しないお祭り作品であるため、彼がどういう存在なのかは未だに曖昧なままである。
『XV』にてクローネン(一般人の名前を付けたK9999)が20年ぶりに再登場したため、京と戦前の台詞から覗けば「KUSANAGI」という存在が正史にて確認されていて、『2002』の戦前台詞に相違なく険悪な関係をしているが、KUSANAGI本人は『XV』にて登場していない為、誠に同一人物かどうかはまだ確証がない(もちろんDLCを経由して参戦する可能性もゼロではないが)。
完成度は不明だが、荒咬みなどの拳法が使用不可だが無式は使用可能。技構成を見る限りは京-1より優秀だが京-2に劣るような印象がある。
ネオジオバトルコロシアムには登場していないが、同作の公式サイトでは「記憶を操作されており本人は自分がクローン人間であることを知らない。草薙の炎を移植された人間だと思っている。」という設定が紹介されている。
『2002UM』では「クローンチーム」のリーダーとして京-1・京-2を引き連れて登場。彼らがKOFに参戦したのは、一種の実戦テストであるが、実は戦闘によって得られたデータをネスツの元へ送り込まれるように仕組まれており、そのデータを元に究極の兵士を作り出すためだった。
香港の漫画家の永仁・蔡景東氏が描くKOFの二次創作漫画『拳皇』では「完全な京の記憶を持ち、オリジナルの京の代わりにKOFに参加し、自分が本物の京と思い込んでいたが実はクローンだった草薙京0号」という二次創作ならではの設定を付けられている。
幻影としてのKUSANAGI
『2003』では神楽ちづるが八咫の鏡の力で生み出した幻影のような存在で、『2002』のKUSANAGIとは全く別人。シューティングゲーム作品である『SKY STAGE』と『ネオジオヒーローズ』でもこちらの設定。
幻影なのにこちらもオリジナルの京の私服ではなく学生服のままだが、これについて「ちづるの中では京はいつまで経っても高校生」なのではないかというスタッフコメントがある。
また、『SKY STAGE』と『ネオジオヒーローズ』では『2003』と同じく幻影として主人公達に立ち塞がるのだが、敗れても悔しがったりもせず、「自分のやることを果たしただけ」「俺に勝ったんだから負けるな」とクールに返してくる。