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キュアベリアル(オリジナルプリキュア)の編集履歴

2022-09-04 10:49:07 バージョン

キュアベリアル(オリジナルプリキュア)

きゅあべりある

キュアベリアルとはディアブロスプリキュア!に登場するオリジナルプリキュアである。

独善滅ぼす暗黒の力! キュアベリアル!

始めましょう……今宵の祝賀祭(サトゥルナリア)を


イメージ声優:稲村優奈


本作品の主人公である14歳の少女。悪魔界でも五指を連ねる「元72柱」の生き残り、名門ベリアル家の家系で魔王ヴァンデイン・ベリアルの一人娘。使い魔はレイ。

濡烏色のミディアムヘアが特徴。私服は黒を基調とした悪魔を連想させるワンピースを着ている。

一人称は「私」。二人称でははるかを「はるか」、朔夜を「サっ君」、テミスを「テミス」、春人を「春人」(当初は「神林春人」とフルネームで言っていたが、のちに改める)、レイを「レイ」、クラレンスを「クラレンス」、ラプラスを「ラプラスさん」、ピットを「ピット」、ベルーダを「ベルーダ博士」、カタルシスを「カタルシス」と呼ぶ。その他人間の大人には年相応に敬語を使い、同い年のクラスメイトは苗字で呼ぶ。

本名は「ディアブロス・ブラッドリリス・オブ・ザ・ベリアル(Diablos Blood Lilith of the Belial)」であり、後述のデーモンパージが起こった際は疎開先として魔王と親交があったドイツのシュタウフェン・イム・ブライスガウにある貴族の元に身を寄せていた。その後、日本で戸籍を取得するにあたり「悪魔界を統治してきたベリアル家の生き残り」、「悪魔の原種」という着想から、便宜上の名字として「悪原」姓を名乗っている。現在は、黒薔薇町にある平凡な一軒家で使い魔であるレイと、ふたり暮らしをしており、FXや資産運用などで家計を支えており、およそ中学生とは思えない高収入を得ている。

十年前に起こった洗礼教会による悪魔の大粛清「デーモンパージ」の生存者で、父である魔王ヴァンデイン・ベリアルと母・リアスを目の前で殺害され、天涯孤独となった過去を持つ。何もしていないにもかかわらず洗礼教会に家族と仲間を殺されるという理不尽な境遇を恨み、その事から故郷を焦土と化した洗礼教会に対し人一倍強い復讐心を抱いており、一人になってからは「家族と仲間を殺した洗礼教会への復讐」だけを心の糧に生きてきた。やがて、彼らに対抗しうる唯一の方法として、ベルーダに利用されている事を承知で彼が開発したベリアルリングを使い、プリキュアの力を手に入れた。自らが掲げる正義の根底には、洗礼教会への復讐心があり、テミスや朔夜に「世界を憎んでいる」と推察されていた。

非常に合理的で悲観的な思考の持ち主で、あまり感情で動くことがないリアリスト。更に毒舌家でもあり、思った事は歯に衣着せずにズバズバと言う。基本的に冷めており人前で笑顔を見せる事はほとんどない。また、プリキュアである以前に悪魔である為、他人の事よりも自分の欲望に忠実であり、洗礼教会への復讐が彼女の行動原理となっている。合理性に重きを置く姿勢は日常生活にも表れており、特に悪徳商法には滅法強く、逆に相手を脅迫して弱味に付け込んで大損させると言った文字通り悪魔染みた交渉術にも長けている。

普段でこそ冷静だが、はるかや朔夜など身内の事では感情的になりやすい。また、パニックに陥ると自暴自棄になって壁に頭を叩きつけると言ったスプラッターな行動を取ってクラスメイトを驚かせている。作中度々過去の記憶がフラッシュバックし、幻の自分自身によって胸の奥へと押し込めている復讐心を揺さぶられ、やがて本当の自分(デーモンパージ以前の自分)に戻れないと心中語ったりする等トラウマを抱えている。

学業は極めて優秀でスポーツも万能の文武両道。おまけに美少女である事から、校内では密かにファンクラブができるほどの有名人だが、後述の理由から、馴れ合いを好まずはるかやテミス等を除いてクラスメイトとはドライに接している傾向にある。そのため周りからは近寄りがたいと見られることも多く、学校では専ら自席や図書室に籠って一人難解な哲学書や古典文学などを読みふけっているのが殆どで、自らもコミュニケーション能力は高くない事を自覚している。それでも不器用ながらに友人を励ましたり頼みを引き受けたりするなど根は優しい人物でもある。

天城はるかとは小学一年生の頃からの付き合いで幼馴染み。悪魔である事を知る数少ない人物であり、リリスの精神的支柱となっている。自己保身のために彼女を利用する事もあるが、彼女が馬鹿にされると嫌悪感を示したり、彼女がプリキュアの力を手に入れた際、「誰でもヒーローになれるというのは、励ましではなく警告」と自らの持論を持ち出すなど、悪魔である自分と関わりを持つ彼女の身を常に案じている。

一方で婚約者である朔夜の前だと性格が豹変し、愛らしい女子となる。誰よりも彼を熱愛しており、朔夜への愛情を隠そうとする事なく、女子力を高くしてかわいい仕草をしたり見つめ合ったりと積極なアプローチをする。愛情が強すぎる故に朔夜が他の女性に笑顔を振りまいているとプレッシャーを放つ笑顔となり、嫉妬のオーラを漂わせるとともに、理不尽とも言える制裁を加える(いわゆるヤンデレ)。朔夜が修行で一週間黒薔薇町を離れたときは会えない寂しから無気力かつ禁断症状が出るほどに彼に依存している。

テミスとは元々が悪魔と天使という対立関係にある為、基本的にははるかや朔夜ほど仲が良いわけではない。しかし、彼女が洗礼教会から手を切りディアブロスプリキュアのメンバーと加わってからは徐々に友情を深めていき、キュアケルビム・フォールダウンモードとの戦いで追い詰められた彼女の精神世界に現れると、心の闇=寂しさを正直に表さない彼女に対して叱責し、友人として彼女を支え続ける事を約束した。

サバイバーズ・ギルトに悩むゆえに大切な身内や仲間と別れる辛さを味わいたくない為、必要以上に他人と関わりを持たなくなったが、心を開いている者に対しては愛想良くしている。しかし、同時に素の自分を曝け出す事が出来ず、プリキュアの副作用で悪魔の肉体が蝕まれている事をメンバーの誰にも打ち明けられずにいた。また、復讐を目的としていながら無意識のうちに自身の破滅を望むデストルドーの節を抱えている。以上の事から表向きは気丈に振る舞い合理主義である一方で内面は非常に繊細かつ憶病であり、復讐と破滅の二律背反に陥っている事が窺える。第30話にて、ベルーダの口からリリスがアダルトチルドレンであるということが明らかになる。なお、幼少期のリリスは現在とは真逆のとても明るく快活な性格であり、筋の通らないことや曲がったことが嫌いな少女だった。今でも変身時の口上や洗礼教会とイミテーションの確かな理念に基づく野望を「独り善がり」と一蹴し、理解を示さないなどその片影が見受けられる。

プライベート面に関しては、「夜飲まないと眠れない」程の紅茶通であり、行きつけの喫茶店でわざわざ焙煎した紅茶をまとめ買いするなど並々ならぬこだわりを持つ。一方、コーヒーに関しては本人曰く、「カフェインが強すぎて却って脳が覚醒して休めない」からあまり好きでない。大人びた性格であるが、恋愛にはまるっきり面識がなく、少女漫画を読んだだけで赤面している。作中屈指の健啖家であり、大食いチャレンジではたった一人で三コースの料理を一日で制覇した。

プリキュアに変身する為には、体内に「神の欠片」を所有していなければならないが、悪魔であるリリスはその資格を持っていなかった。しかし本編の1年前にベルーダに懇願して疑似的な神の欠片を体内に注入する適合手術を行った。その結果、天然のプリキュア同様に専用の変身ツールを用いてプリキュアになる事が出来るようになった。このことから元来プリキュアの資格を持たないにも関わらずプリキュアとなれた経緯と彼女自身の潜在能力も相まって洗礼教会の刺客や堕天使との戦い、更にはクリーチャーの脅威を幾度なく退けている為、ホセアからは「不確定性が生んだ空集合」と侮辱されるも同時に警戒されている。

プリキュア活動に関しては、彼女の目的は飽くまで洗礼教会への復讐である為、表立って正義を標ぼうしたりする事は無い。戦いの際に破壊した器物を始め周りへの被害を鑑みない傾向が多く、その為に人々から非難の矢面に立たされていた。また、そうした下馬評からプリキュアとしての好感度も低く、物語当初のテミスはその事について厳しく糾弾していた。はるかがキュアウィッチに覚醒し「ディアブロスプリキュア」として活動をし始めてから、彼女やバスターナイトなどの助力を受け、少しずつだがプリキュアとしての自覚を抱き始めるようになった。

しかし、戦いを重ねるごとに悪魔の力を少しずつ失っていき、物語の中盤ではベリアルリングによって抑えられていたプリキュアの聖なる光の副作用が体を蝕み始め魔力の薄れから、酷い睡魔や倦怠感に襲われ、吐血の末にとうとう昏睡状態に陥ってしまう。そして第32話でキメラに捨て身の攻撃を仕掛けるが不発に終わり、仮死状態に陥ってしまう。しかし、生と死の狭間で彷徨っていたところに現れた父ヴァンデインと母リアスに自身への「今の自分が嫌なら、新たな自分に変身すればいい」という伝言を受けて、両親から託されたカイゼルリングを受け取り意識を取り戻す。そして、自らの過去を払拭し「たとえ、誰にも選ばれず、資質らしいものを何ひとつ持っていなくても、私のたった一つの大切なものの為に、私はそれを守る王に、プリキュアに変身する」という確固たる決意の元、「カイゼルゲシュタルト」の力に覚醒。これにより聖なる力の象徴であるプリキュアの能力を純粋な悪魔の力だけで完全に制御し適応させた。カイゼルゲシュタルトの力に目覚めて以降は、前項の症状は治っている。

洗礼教会との最終決戦では仲間達と共に天界へと乗り込む。元・見えざる神の手のメンバーの居城で鉢合わせたアパシーがかつて母の命を奪った下手人であった事を知り、エントロピーの増加に伴う世界崩壊を防ぐ為と言う大義を語りながら悪びれる素振りすらなく、なおかつ父母を侮辱したホセアへの怒りから我を忘れ一時は追い詰められるが、その後応援に駆け付けたベルーダの機転によって事なきを得る。

第49話ではカオス・エンペラー・ドラゴン復活後はベルーダが招聘した神話世界の勇姿たちと「連合軍」を結成し、カオス・エンペラー・ドラゴンの討伐を試みるが、戦いの最中に彼女を庇って深手を負ったレイを目の前で失った。

最終話ではゲヘナ内部でカオス・エンペラー・ドラゴンの意識に取りこまれた際、改竄された過去の凄惨な記憶を辿る中で、滅びの救済を説くカオス・エンペラー・ドラゴンに一度はなびきかけるが、魂となったレイと先代のプリキュア達の激励を受け精神世界から脱出を果たし、地球上の全ての生き物の光と闇を集めた「キュアベリアル・トランスツェンディーレン」へ変身。戦いの最中、死の恐怖が存在し続けることを悪を捉え世界の全てを無に帰そうとするカオス・エンペラー・ドラゴンの思想を真っ向から否定し、恐怖があるからこそ希望と勇気が生まれると持論を説く。最終的に聖と魔を超越した絶対的な力でカオス・エンペラー・ドラゴンを追い詰め、究極戦刃レイバルムンクによる一撃必殺の一刀を以って勝利し、破壊された地球を復元させる事に成功した。

全ての戦いが終わった後は父母とレイの墓参りの席で朔夜に「将来生まれてくる子供には男の子でも女の子でもレイという名前を付ける」という言葉を呟いた。やがて本編から数十年後、復興した悪魔界で女王となったリリスは朔夜との子供を授かり、生まれて来た男の子に〝勇気〟の称号とともに当初の予定通り「レイ」という名前を付けた。

名前の由来は、ユダヤの伝承において男児を害すると信じられていた女性の悪霊「リリス(Lilith)」で、朔夜に接する際の性格のモデルは、「家庭教師ヒットマンREBORN!」に登場するヒロイン「笹川京子」。


概要

ディアブロスプリキュア!』に登場するプリキュア。悪原リリスが変身する。


容姿

濡烏色のミディアムヘアが特徴。私服は黒を基調とした悪魔を連想させるワンピースを着ている


戦闘スタイル



持ち技


その他


関連イラスト

ディアブロスプリキュア! キュアベリアルとキュアウィッチ


関連タグ

オリジナルプリキュア マイプリキュア

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