概要
1994年に稼働を開始したバトルトードのアーケード版(北米地域でのみ稼働)。Conker's_Bad_Fur_Day程ではないにしろ、流血などの過激な表現が多い。開発中は『スーパーバトルトード』というタイトルだった。
XboxOneの「レアリプレイ」にも収録されている。
※正式タイトルが初代と同じであることから、紹介記事では混同回避策として『Battletoads Arcade』や前述の開発中タイトルで紹介されることがある。
レア社がマイクロソフトに買収される前の作品としては唯一、3人のバトルトード戦士を同時に使用する事が可能。
ステージ
- Defend the Vulture
バトルトードの本拠地であるバルチャー号にて敵を迎え撃つ。
ボスはジェネラルスローター。初代のようなお手玉攻撃はしてこない。スマッシュヒットを決めると画面手前に吹っ飛ばせるが、その都度パワーアップしてくるので、却って難しくなる。
- Christmas Grotto
極寒の洞窟。上に並んだつららが落ちてくるギミックがある。
地底には謎の巨大な開きみたいなものがある。
ボスはカルナス。過去作ではステージギミックとして登場した大蛇。攻撃は噛みつきのみだが、噛まれると床に三回叩きつけられて大ダメージを受けるがスマッシュで脱出できる。
- Dark Queen's Battleship
戦艦ガルガンチュアの甲板。
敵が手強くなっており、ゲームボーイ版ではボスだったジェネラルヴァーミンも雑魚として登場する。
フロアを進む毎に電光掲示板のデフコン表示の数字がどんどん減っていく凝った演出もある。
ボスはロボラット。攻撃を加えると壊れていき、それに伴い攻撃パターンが変化していく。背景ではダーククイーンがホログラムが観戦している。
- Cave Pit
巨大な縦穴。背景に骨のようなものがあり、どこか生物の体内じみている。
縦スクロールステージで、どんどん下に降りていく。
バトルトードのアイコンゲットすると画面全体に及ぶスマッシュヒットを繰り出せる。
上空から目玉型の弾丸が射出されるギミックがある。
ここに登場するやグロッグやスナップパスという敵の歯の音は後のスーパードンキーコングのクラップトラップに流用される。
ボスはいない。
- Dark Queen's Mansion
ダーククイーンのアジト。背景から巨大な鉄球が転がるギミックがある。
ボスキャラ達の肖像画も飾られている。
ボスはビッグ・ブラッグ。普段は接近戦を仕掛けてくるが、巨大化するとヒップドロップを繰り出してきて、後半になると狂ったようにそれを連発する。
- Final Confrontation
戦艦ガルガンチュアに再び。シューティングステージで敵や迎撃システムを銃で撃ち抜きながら進む。弾薬アイコンを撃つと銃が一定時間パワーアップする。
ボスはロボ・マヌス。ミサイルやレーザーなど様々な攻撃を仕掛けてきて更に背後から迎撃システムが迫り来る。
真のボスであるダーククイーンは戦闘に参加しないため、ラスボスになっている。ゲームボーイ版の時もそうだがダーククイーンに代理を任されたのだろうか。
没要素
- このゲームは未完成のまま世に出されたものであるらしく没要素が結構多く内部データにもいくつかそれがある。元々は8ステージで構成される予定だったが、2つのステージは没になった。
- Tバード教授とアンジェリカ姫も登場する予定だった(後者については公式イラストで描かれてはいる)。
- ステージ3は元々ステージ2になる予定だったらしい。
- ステージ4は開発段階では更に生物の体内に近い色をしているが、当時の雑誌には『belly of beast』と記載されている他、ドラゴンの体内の設定画のようなものを近年スタッフがTwitterに上げたことから実際に生物の体内のステージになる予定だった模様。カルナスもここのボスになる予定だったらしい(背景の開きのようなものはその名残)。ステージ3になる予定だった可能性もある。
- 没になったステージにはBrain Chaseなるステージもある。ステージの様相から恐らくステージ4(開発段階での)の先か後のステージになる予定だったのだろう。
- ステージ2は元々ステージ5になる予定だったらしく、ダーククイーンがサンタをさらうシナリオも用意される予定で、アドミラルオインクなるキャラがボスになる予定だったが、没になり、実際確認できるのはステージ5の肖像画のみ。
- ステージ7は情報が少なく詳細は不明だが、少なくともここでもロボ・マヌスが出てくるらしい。
- ステージ5は元々最終ステージになる予定でビッグ・ブラッグの後にロボ・マヌスとの再戦があり、そして、ダーククイーンとの最終決戦があった。ダーククイーンのデータはよりにもよって未完成だったらしく、現時点ではロムにグラフィックがあるのがどうかすら不明。