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書籍版
概要
正式なタイトルは
「AVアプリ ~異空間転移で気になるあの娘といちゃらぶセックス!~」
主人公がアクシデントで手に入れてしまった怪しげなアプリで望んだ女性とAVのシチュエーションを体験できるという不思議なアプリの作品。
作者は「ハッピーエンドしか書けない」とコメントしており、女性を寝取るとしても悪い男から救う為であり、気に入った女性を次から次に襲っていくという作品ではないとアナウンスしている。
女性陣の名前が植物由来となっている。
5月6日に電子書籍化が発表されており、それに併せて登場人物の設定も軒並み変更された(4月の中頃に大規模の改稿をしたのも、書籍化する際にレギュレーションに抵触しかねない設定を変えている為)。
あらすじ
彼女いない歴=年齢の大学生、中出白はスマホでAV観賞中に誤って広告バナーを押してしまい、【AVアプリ】という見るからに怪しいアプリが強制的にインストールされた。
これはラブホテルに似た異空間や現実で、アダルトビデオのシチュエーション(マッサージやラップ素股、JKリフレ、家族当てゲーム、マジックミラーに時間停止、催眠術など)を体験できるという男の夢が詰まったアプリであった。
賞金獲得ゲームで大学の同じ学部の美女とお互いの初めてを交換した後、中出はアプリを駆使して多くの女性とAV体験セックスをしていく。
登場人物
以下は改稿後の設定を元とする。
主要登場人物(主人公並びに関係を持ったヒロイン)
- 中出白(なかで はく)
本作の主人公。
星飾学園大学情報学部の二年生で彼女いない歴の青年。スマホでAV鑑賞中にふとしたアクシデントで【AVアプリ】をインストールしてしまう。
エロいことに興味を示すが尻込みしてしまうタチであり、何かしらの切っ掛けがないと踏み出せないタイプである。それが災いして物語開始時点では性行為どころか誰とも付き合っておらず、童貞と言われるだけでムキになってしまう。後に芙蓉と関係を結んだことで童貞を卒業したが、その芙蓉が「もし他の男と援助交際をしたら落ち込む」レベルの独占欲を見せている。寝取られモノは嫌いである一方で、寝取りモノは好んでいるようだ。
とはいえ、優しさと礼儀を持ち合わせており、相手側の事情を配慮する事ができる。そういった人物像からか生徒や教師たちからも気に入られている。
陰茎は大きいものの、早漏気味なのが気になっており、これも指摘されると落ち込む。
実母は出産時に他界しており、幼稚園の頃に父の白彦が義母と再婚、義母の連れ子である蓮華と華織は義理の姉妹となった。
- 処女谷芙蓉(おとめたに ふよう)
本作のヒロインその1。
処女谷家の長女で、星飾学園大学情報学部の二年生。長身と長い黒髪、推定Dカップの胸、クールで大人っぽい美人。
実際、性格もクールではあるが、後述の理由でお金に執着しており、恋人プレイで過度の認識改変で性行為を行った時は恥ずかしさに悶えていた。
成績こそ優秀で高嶺の花という立ち位置である一方で、朝早い講義には慌てて入室、隙間時間も勉強に費やし、一日の講義が全部終われば即座に帰宅している。
実はシングルマザー家庭で七人兄弟の長女であり、しかも後述の理由で家が貧乏という事情があった。そういった経緯からか、六人の弟妹を養う為に自らも新聞配達のバイトで生計を立てており、星飾学園大学に入ったのも、成績優秀者に対する学費免除の制度で家計の負担を減らす為であり、弟や妹を進学できるのであれば自らの体を売ろうと考えていた。
そういった事情からか、金銭面が絡むとクールな性格から一転して何が何でも手にする位の執着心を見せており、反対に大学のサークルには未加入で飲み会に参加しておらず、服装も母のお下がりを着ているなど、娯楽や洒落っ気には気を留めていなかった(衣類の買い物も不要なものは買わず、値段が高ければ目当ての商品の購入を断念するなど、主婦のような考えをしていた)。
父に対してはDV浮気癖があった上に母に借金を押し付けて愛人と一緒に蒸発した事から筆舌に尽くし難いレベルで嫌っており、父のような「暴力を振るって人の幸福を壊す」人間を同様に嫌っている。同時にそんな父の姿を見て育ったのか、結婚どころか恋愛願望を持っていなかった。しかしそれは結婚と恋愛の否定ではなく「結婚は必ずしも幸福ではないなら、結婚をしない幸福もある」と言った考えであり、ハーレムも事実婚も皆が納得しているのならば口出しはしないというスタンスを取っている。とは言え、実際は他人のことに口を出す余裕がない上に、認識改変の影響と金銭獲得の増加によるモノも含まれている。
AVアプリによって関係を結んだ中出とは「週に一回、賞金獲得ゲームに参加させてくれること」を条件に専属女優契約を結んでおり、あくまでもAVアプリでの賞金獲得のために性行為をしてる。しかし彼からのデートに誘われた時は鼓動が高まる、ある事情で義理の叔母である華穂と楽しげにデートした時は嫉妬心と悔しさを見せるなど、金銭面とは別に特別な感情を抱いている。
名前の由来はアオイ科フヨウ属の落葉低木『芙蓉』。元々は『葵』にする予定だった。
- 久地レオナ(くち れおな)
本作のヒロインその2。
星飾学園大学情報学部の二年生。銀髪サイドテールの褐色肌をしたギャルでありクォーター(父親はフランス人と日本人のハーフ、母親はアフリカ系イタリア人と日本人のハーフ)。数年前まで外国で生活した関係か、数か国語を話せるマルチリンガルである。
テンションが高い陽気な人物であり、パーソナルスペースが狭い。とりわけ恋バナには興味津々で、中出白と芙蓉が付き合っている噂に関して両者に問い詰めていた。その事もあってか、白が二股をしたと誤解(実際は義理の叔母である華穂とデートしていたが)していた時は怒りを顕にして白に詰め寄った。
人間を必ず後悔する生き物と捉えており、その事から「行動しないで後悔するより行動して後悔しろ」という考えと、「もし人生の道に迷って選択肢が出てきたら、楽しい方を選べばいい」と考えている(後者は祖父母からの受け売り)。
今までに多くの男と交際し、豊富な経験をしていると公言しており、初めて聞いた人達を唖然とさせていた。実際は処女ビッチであり、ボーイフレンドも今まで付き合っておらず、バイブ等の大人のオモチャを「カレピ」と呼んでいる。
名前の由来は人間の女性名『レオナ』で、日本でも海外でも通用しそうな名前として採用している。尚、苗字の由来は女性器を意味する『クーチー』。
その他の登場人物(主人公とヒロインの関係者)
- 中出華(なかで はな)
蓮華と華織の実母で中出白の義母であり白彦と再婚相手。
かなりの美人であり、実子である華織と蓮華もその美貌を受け継いだ。
夫の転勤について行っており、家には不在となっている。
- 中出華織(なかで かおり)
中出白の義妹で19歳の大学一年生。
家族の中ではスレンダーな体型であるが、顔立ちやスタイルは芸能人並に整っている。
一方で、かなりの面倒臭がり屋で、了解も「りょー」呼びする他、中出白を『お兄ちゃん』ではなく『ハク』と呼んでいる。他にも中出白の父がいない時は下着姿で家の中に彷徨いている。
- 中出蓮華(なかで れんげ)
中出白の義姉で星飾学園大学の三年生。21歳。
華織と同じくとても美人であるが、こちらは早熟で20代後半の成熟した妖艶さを醸し出している。美貌とグラビア級のスタイルも相まってかミスコンの常連であるが、年上に見られることを気にしている。
ブラコンであり、キスや入浴は即座に了承している。叔母である果穂が中出白に対するスキンシップを見ても特に止めていない。
名前の由来はマメ科ゲンゲ属の越年草『蓮華草』であり、母親の『華』が付く花をチョイスしている。
- 影蘭華穂(かげらん かほ)
中出白の義理の叔母。
33歳ながらも外見は20歳の女子大生に見間違える程の美貌を持っており、寧ろ可愛らしい系の美人。
元々は近くに住んでいたが、中出白が高校生の時に両親が仕事の都合で遠くに行ってしまった為、代わりに中出白達の様子を見に来ていた。
ノリと勢いで生きているような明るい性格に加えて、姪&甥離れできないと形容する程に中出白と蓮華と華織を可愛がっている。特に義理の甥である中出白にキスをせがむなどスキンシップが物凄い。そんな彼女であるが、実は婚約者を結婚式前日での交通事故により死別してしまった過去がある。
もともと義母の設定だが、電子書籍化した際にレギュレーションに抵触して変更された。
苗字の由来は淫乱→いんらん→陰蘭→影蘭→かげらんとの事である。
- 処女谷百合(おとめたに ゆり)
芙蓉と霞の母親。
元夫に借金を押し付けられた事から、自ら身を削って芙蓉を始めとする6人の子供を養っている。その芙蓉が休まずに6人の実子の面倒を見ていることから、感謝する一方で将来を案じている。
- 処女谷霞(おとめたに かすみ)
処女谷家の次女で、大学1年生。
他にも、高2の娘、中3の息子、小4の息子と娘(双子)、小3の娘が確認されている。
- 百合の元夫
百合の元旦那であり、芙蓉と霞を始めとする七人兄弟の元父。
浪費癖や女癖が悪い上に百合にDV行為を働いていた。作った愛人と蒸発する際に、百合から貯金を奪い、借金を押し付けていた。
その事もあってか、芙蓉から死を願われる程に憎悪されている。
- 薄幸の女性
凛の母親。
何らかの理由で化粧も手入れもままならない上に、顔つきも疲労感と悲壮感を隠しきれていない。
体型も良いとは言い難く、服装も擦り切れた物しか着てない上に、ブラさえもつけていない。
こうした事情や作者のコメントから、何かしらの不穏な部分があるようだが……。
ちなみに彼女はAVでよくあるシチュ『ゴミ出しをする近所のノーブラ人妻』から着想していた。
- 凛
上記の薄幸の女性の娘。幼稚園児である事から恐らくは5歳。
明朗快活で、中出白に元気よく挨拶している。
AVアプリ
何者かによって開発された怪しげなアプリ。使用者を『AV男優』と呼称している。
使用者をラブホテルの一室を模した異空間(通称:プレイルーム)に転送し、パートナー検索でパートナーとなりうる者を選ぶ事でその人物も転送させる。
実はパートナーを呼び出す場所を現在いる自室かプレイルームに選択する事が可能となっており、プレイルームの場合は現実世界の時間を同期するか否かの選択ができる。
このアプリの開発者は自らの正体を明かしていないものの、『人間の繁殖行為が観たい』という娯楽を満たす為の行為であった。その事もあってか、ゲームに参加しないという選択肢は存在しない他、そういった質問をした者には強烈なプレッシャーをかけていた。また、突発クエストを知らせるために使用者の身体を強制的に動かしていた他、使用者がAVでのシチュエーションに不利益をもたらす様な発言対しては声を消す形で干渉させた。
反面完全な絶対者というわけでもなく、「文面通りだが想定外」といったものにちょっと動揺して審議タイムじみた物が発生することもある。また妙なところで律儀なのか、AVシチュエーションの認識改変が訊きすぎた場合などにはお詫びするといったところもある。
ちなみに『レベル』は経験人数らしく、性行為した人数によってレベルアップする方式となっており、ある一定のレベルでランクも変動していく。
レベル0 | 童貞AV男優 |
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レベル1~4 | 素人AV男優 |
レベル5~? | 初心者AV男優 |
当然レベルが上がればAVシチュエーションも増えていく。
尚、使用者を除いて、性行為したパートナーは一週間召喚する事はできない。名前の横に残り時間と日数がきちんと表示されるある種の親切設計。
召喚された人物の記憶は保持している他、何度も性行為をした事に因る疲労感もそのまま残る。
AVシチュエーション
- 賞金稼ぎゲーム
AVアプリのメインであろうシチュエーション。
Lv0.お題クリア | 制限時間以内(3時間)にフリップボードを書いたお題をクリアする事で賞金を獲得できる。なお、童貞や処女の卒業などでボーナスも出るものの、精力剤2本セット等のアイテムによる支出も発生する事もある。レベル5に到達すると『賞金獲得ゲームの賞金額1.5倍券』をプレゼントされる。 |
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Lv1.素人応援企画 | 経験回数が10回以上かつ、経験人数が1人の場合に置いて解放される機能。報酬やボーナスもあるが、種類は二つのみで精力剤を使用すると報酬が10分の1になるデメリットがある。また、使用者の性癖をフリップボードを書き込む体で暴露させたている。 |
- セフレプレイ、専属女優契約プレイ、恋人プレイ
レベル1で解放されるAVシチュエーション。
これらのプレイ中は認識改変によって相手をその様に認識させてしまう。だが、アプリに不具合が起きた場合、過度な認識改変が起きてしまう。
専属女優契約プレイ | WEB版での愛人プレイから指し変わったシチュエーション。使用者と専属契約を結んだ女性に他の男と性行為(所謂浮気や寝取られ)を行わない様にするが、性行為をする度に使用者が相手に金銭や相応の物品を渡す必要がある。また、契約内容は絶対順守かつ他の条件を付け加えることが出来、それに違反した場合は罰を与える事もある。 |
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WEB版では援交プレイ、愛人プレイがあったが、書籍化ではレギュレーションに抵触していた為か前者は削除、後者は専属女優契約プレイに差し変わった。
用語集
- 精力剤
プレイルームにある自販機で販売している栄養ドリンク。
栄養補給、感度上昇、体力回復、体力持続、精液増量、治癒促進、粘膜保護、性交死防止等の効能が有り、副作用は一切なし。実際、これを服用すれば2時間ぶっ通しで性行為をしても死ぬことはない。
ただし、疲労は蓄積したままであり、効果が切れた時は疲労に苛まれてしまう。また2本セットで1万円もする事から値段も高い。とはいえ、賞金獲得ゲームで100万円を入手できるので実はコスト的に優しかったりする。