概要
冷暖房器具。エアコンディショナーの略。
人と接する本体、人目に付かないところで頑張る室外機がある。また、窓際設置用に本体と室外機を一体化したもの(窓用エアコン)もある。
本体と室外機を配管経由して循環するガスを媒体として熱を移動させる事により冷暖房を行うので室外機が極端な高温下や低温下に晒されされていると所定の温度への空調動作ができないことがある。
ちなみにヒートポンプ式給湯器も使用目的こそ異なるものの、動作原理はエアコンと同じである。
井戸水(クーリングタワー)エアコン(主にビル一斉型)
冷媒を水または間接に水を利用したエアコン。 年中水温がほぼ一定な井戸水を使いそれをラジエターを通し後ろからファンを回す、井水の水温以下にはならないが大規模な冷房には充分だった。しかし井水のくみ上げすぎによる地盤沈下が問題になりクーリングタワーによる水使用の削減、現行の冷媒使用のエアコンになった。(比較的大型であるため冬季はボイラーの蒸気を利用した暖房や電気ヒーターを内包したパッケージエアコンが知られる。最近は河川の水熱を利用したヒートポンプ暖房も出てきている)
北海道では、近年までこたつと並んであまり普及していなかった冷暖房器具である。夏場暑い日が少なく冷房として活躍できる日数が少ないのと、冬場外気温が低過ぎると暖房としては役に立たないからである。
ただし、近年の地球温暖化による真夏日の増加と、屋外が低温でも暖房として機能する寒冷地対応のエアコンの登場により、北海道の家庭でもエアコンが一般化しつつある。
愛称
愛称がつけられたのは昭和後期で冷房を主眼としたつけ方が多い。
東芝:木かげ→大清快 ゼネラル:ミンミン →富士通ゼネラル:Nocria
日立:白くまくん(注) ダイキン:黒潮 タスタス(マルチエアコン) まどっぽ(窓枠設置)
三菱:霧ヶ峰 三菱重工:ビーバー (ダイエー向け:コルティナ)
松下:樹氷→楽園→エオリア 三洋電機:ひぇひぇ→Raydan 健康
シャープ:チロル→ウインダム→プラズマクラスター(平成後期→令和 空気清浄機一体型)
(注)白熊のマークは冷蔵庫にも採用された。(取説では白くまのイラストが息を吐いて冷やしている)