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パステルの編集履歴2022/09/23 08:05:53 版
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概要

画材の一種で、粉末状の顔料を棒状に固めたもの。

やわらかく温かい絵柄になるのが特徴で、パステル調という言葉もある。

描いた後、紙面に触れると非常に汚れやすいため、完成したらフィキサチーフなどで定着させる必要がある。

硬さや組成の違いでいくつかに分けられる。

ソフトパステル

最も古くからあるパステルであり、単にパステルと言えばこれを指す。顔料粉末をアラビアゴムなどを含む水性のメディウムと混ぜて練り、棒状に成型して乾燥させたもの。

描いた後に擦筆などでこすることでグラデーション表現も可能である。

パステルそのものが割れやすいのが難点。

英国デーラー・ラウニー社のものが有名。

ハードパステル

仏・コンテ社が1795年に現在の鉛筆の芯の製法を発明し、その製法をパステルに応用したものである。アラビアゴムに加え粘土分が含まれるため硬く、割れにくい。そのため持ち運びに便利としてよく屋外でのスケッチに使われる。

ぼかし表現はソフトパステルよりやや劣るが、シャープな輪郭を描くのにはソフトパステルより適している。普通はソフトパステルより低価格である。

オイルパステル

メディウムに加え、ロウなどワックス成分を多く含む。そのためはっきりとした線が描け、定着性が高い。ソフトパステルのような粉っぽい感じにはならないため、ぼかし表現はほとんど出来ない。やわらかく、油彩のように盛り上げるような表現も可能。フィキサチーフは専用のものを使う。もともと教育用として作られたが、現在では画材として世界中で広く使用されている。

サクラクレパス社の「クレパス」が最初の製品で、つまりオイルパステルは日本の発明である。

パステルペンシル

色鉛筆の芯の部分がソフトパステルになっているもの。割れやすいというソフトパステルの欠点を解決した画材。

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