概要
パステルの一種。日本のサクラクレパスが1921年に学校教育用として開発した、世界初のオイルパステルである。
ソフトパステルは発色は良いが、もろくて割れやすく子供たちの手に余る画材であり、逆にクレヨンは扱いやすいが発色が劣り本格的な絵画に向いていない。
そこで、この二つの画材の良い所をとって開発されたのがクレパスであり、その名もクレヨンとパステルからとられた。
したがって画風もクレヨンとパステルの中間的なものとなる。
他社のオイルパステルでも日本ではクレパスと呼ばれることが多いが、クレパスは登録商標であるので他社は商品名として使えない。
もともと教材であるが、現在では画材として世界中で使用されており、かのパブロ・ピカソもクレパスで作品を制作したことがある。