- エスクリクティウス・アキシマエンシス(昭島市のヒゲクジラ)
大きさ:14メートルくらい
生きていた時代:160万年くらい前(新生代・更新世前期)
概要
昭和36年(1961)年に東京と多摩川の河原で発見された化石種のクジラ。
コククジラにごく禁煙で同属に含まれるが、残念ながらすでに絶滅した種であった。
全身の大部分が残っていたこともあり、発見後の早い段階からヒゲクジラの仲間だろうということは判明していたが、そこから半世紀以上も経った2018年に新種と判明。冒頭の名前がついた。
ちなみにこの化石はたまたま河原に骨が露出していたところがきっかけで発見されたらしいが、あと数年でも遅かったら川の流れや風雨に侵食されて失われた可能性があったとか。新種認定の決め手になったのは「こいつと現生種の頭骨に異なる特徴があった」からなので、危ないところだったのだ。
関連
フタバサウルス(フタバスズキリュウ):こちらも川の近くで発見された首長竜。大部分が残っていたのも共通するが、川の流れで首~頭骨後半の部分が流失してしまっていた