概要
VF-19SEエクスカリバーは2065年に第43次新マクロス級超長距離移民船団が新星インダストリー社と共同で開発したVF-19の派生型である。
前進翼はもともと配備されていたVF-19Fのデルタ翼のような形状ではなく、寧ろYF-19やVF-19Aのような形状となっている。さらにストレーキもYF-19の様な形になっており、操縦性はピーキーで、この機体の操縦にはもちろん高い技量が必要とされる。尚、2067現在ではこの機体を満足に乗りこなせる者は、以前、YF-19のテストパイロットを務めていたイサム・ダイソン中佐のみである。
改良点
改良点は以下のとおりである。一つはISC及びEX-Geaの搭載。ISC及びEX-Geaは同船団に配備されているVF-44と同じものを使用している。二つ目はマイクロミサイルの増設である。三つ目はエンジン、アビオニクスが強化されたことである。エンジンは従来のものと同系統だが、出力は50%近くもチューニングされている。おかげで大気圏内高度1万ではM5.7、3万以上ではM28.2と従来のVFの中では最速である。レーダーはバジュラの体内から得られたフォールドクォーツを使用したフォールド・レーダーシステムが搭載された。4つ目の改良点はフォールド爆弾の装備を可能にしたという点である。尚、画像の機体はテストパイロット及び実戦飛行隊隊長を務めたイサム・ダイソン中佐の機体である。