概要
『魔法使いの約束』における主人公。
真木晶はデフォルトネームであり名前の変更可能。
性別もいつでも変更可能であり、変更画面にてビジュアルが確認できる。
男主人公は青、女主人公は赤を系統にしており、どちらもベストとスラックス、白いパーカーを身につけている。また、男主人公はリュック、女主人公はショルダーバッグを持っている。
風が強くて、猫が騒ぐ、満月の明るい、いつもと少し違う夜。
エレベーターに乗った主人公は突如、異世界に召喚されてしまう。
そこは年に一度、〈大いなる厄災〉と呼ばれる月が襲来する、魔法使いと人間が共存する世界だった。
主人公は「賢者」として一癖も二癖もある“賢者の魔法使い”達と、〈大いなる厄災〉から壊れかけの世界を救うため、魔法舎で共同生活をすることとなる。
通称「賢者」であり、魔法使いによって「賢者様」「賢者さん」などと呼び分けられている。
賢者とは異世界(言ってしまえば我々の世界)から召喚される“賢者の魔法使い”を導く存在であり、残された賢者の書の数からこれまで何千人もの賢者が呼ばれたと推測される。
歴代の賢者達に関して、思い出は覚えていても、名前や顔を覚えている魔法使いはいない。
姿を消した歴代賢者の行き先は不明。
人物
性格
男主人公の一人称は「俺」で女主人公は「私」。それ以外で性別による区分はなく、年齢に関係なく誰に対しても敬語で接する。
会話やモノローグを見る限り、性格は真面目で優しく、誠実で良心的な人物。かと思えば世界で1,2位の強さを持つオズやミスラに物怖じしない発言をするといった肝の座った部分も見られる。
内心で冷静なツッコミを入れたり、少々ズレた発言をすることもしばしば。
また、無理を通して誰かを困らせるくらいなら自分が傷付けばいいと考えたり、いつか消えてしまうものに愛着を持つことを怯えたりと、自己犠牲的で繊細な面もあるようだ。
侮辱や偏見を向けられた際は悲しみや憤りを覚え、言い返すこともあるが、言葉を交わし相手を理解しようとする姿勢を崩さない。
語彙が豊富であり、主人公視点のモノローグではこの世界で触れたものに対する胸を揺さぶられるような想いが色鮮やかに書かれている。
生まれや育ちは不明だが、初めて魔法使いの世界に訪れた際、最初に「東京はどこですか!?」という発言が出たことから都内に住んでいたことが窺える。
年齢も詳細不明。お酒が飲めないらしく、未成年か下戸かユーザーの好きなように受け取れるが、カジノの年齢制限を気にする描写もあるところから大体二十歳前後と思われる。
無類の猫好き。
元の世界でも近所の猫の世話を手伝っていたらしく、魔法舎に来てからも野良猫に構っている様子が見られる。猫の形をしたものや猫のグッズなどにも目がない。
個性的な魔法使い達を猫のようだと例えたり、何かと猫に繋げることが多い。
元の世界で猫を飼ったことはない模様。ファウストとは猫好き仲間。
身を守る為双子から与えられた猫の形をした使い魔・サクリフィキウムに情を移さないよう距離をとりながらも、心を奪われていた。
魔法生物のムゥムゥやサンリオのキャラクター達にもメロメロになっていた為、可愛いもの全般好きな模様。
また、かなりの美形好きでもあり、初対面では大体容姿に気を取られている。
反応から見るに、ヒースクリフやオーエン、ミスラといった綺麗系が好みのようで、ミスラには「濡れた色気」という表現を度々使うなど、前述の通り語彙の限りを尽くして褒めちぎることが多い。
しかし、前提として登場する魔法使い達が総じて顔が良い事と考えると、彼/彼女の反応が普通なのかもしれない。「イケメンありがとう…。」
賢者の書を持ち歩いて、魔法使いや世界のことについて書き記している。
主に魔法使いたちのプロフィールや好きなことや苦手なこと、エピソードが書かれており、親愛ストーリーでは賢者の書に記すためにインタビュー形式で魔法使い一人一人と交流する話が見れる。
能力
前回の〈大いなる厄災〉から生き延びた11人の魔法使い達はもれなく奇妙な傷を負っている。
その中で、夜に魔法が使えないオズと眠れないミスラの傷は、賢者が触れることで無効化できる。しかし、常時成功するわけでもなく、今のところ他の魔法使い達の奇妙な傷に効いた試しもない。
この世界に訪れた際、死にかけのファウストを救うために賢者の力が不可欠だったようだが、以降その出来事については触れられていない。
関連人物
前賢者 (cv野島裕史)
主人公の前任の賢者。主人公と同じ日本人で、要領が良くおしゃべり好きな黒髪の青年(らしい)。ブラック企業に勤めていた社畜だった模様。魔法使いたちに捻じ曲がった異界の知識・文化を教えており、主人公が誤解を解くことが多い。大雑把でふざけた人だが、魔法使いへの親愛の情は深かったようだ。
以前の〈大いなる厄災〉の最中、忽然と姿を消しており、歴代賢者同様、行き先は分からず姿を覚えている者もいない。
猫ばあさん
主人公が元の世界で仲良くしていた猫をたくさん飼ってる近所のおばあさん。たまに猫のお世話をさせてもらっていたらしい。
「風が強くて、猫が騒ぐ、明るい満月の夜には、何か不思議なことが起こる」
と言っていた。
ムル
〈大いなる厄災〉に焦がれ、近づきすぎたが故に魂が砕け散った魔法使いであり、
この世界に訪れる途中のエレベーターに現れた、主人公が初めて出会う人物。
賢者の知るムルと様子が違うようだが…?
「お会いできて光栄です。愛しい賢者様」
「あなたはきっと、私に失望なさるでしょう。それでも、あなたと友人になれたなら、私はとても嬉しい」
「聡明な、賢者様。あなたにお会いできる時を、長い間、待ち焦がれておりました。」
「この世界の真実を、あなたに見つけて欲しい。」
などと不可思議な言葉を主人公に残す。
また、賢者の夢の中にムル(本物かどうかは不明)が「きみの猫だよ」と名乗り、賢者の自己犠牲的な面を指摘するなど、物語にとっても主人公にとっても大きなキーキャラクターと言える。
余談
長らくデフォルトネームの読み方が明かされていなかったため、多くのユーザーが「まぎあきら」と呼んでおり、一部の考察では
まぎあきら
↓
magiakira
↓
magia killer
magiaはラテン語で魔法、killerは殺す者。
という意味合いから「魔法使い殺す者」という意味合いがあるのではないかと囁かれていた。
しかし、舞台化に伴って公式から「まさきあきら」という読み方が公開され、真相は不明。
また、真木晶という漢字表記は線対称になっても違和感なく読める。